野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

ブロッコリーをおいしく食べたい

2006-11-20 | 野菜のお料理ー冬
野菜の食卓

冬野菜のおいしい季節になりました。冬といえばレンコン、さといもなどの根菜、小松菜
ほうれん草などの葉野菜、そしてカリフラワー、ブロッコリーなど花菜。花菜は花の小さなつぼみ(花蕾)をいただきます。ブッロッコリーが注目されるようになったのは1980代以降。緑黄色野菜の重要性とともに注目されるようになりました。ビタミン、ミネラルが豊富で緑黄色野菜ではほうれん草に匹敵します。ビタミンCはけたはずれに多く、30g食べるだけで1日の必要量を採る事ができます。



≪ブロッコリーの茹で方≫
上の写真はブロッコリーを小分けにして、固ゆでにしたものです。1、5リットルの水に塩小さじ2杯、一房をニ、三回に分け、20から30秒ゆでる。このとき、水にさらさずにザルにとって水気を良く切ります。この状態はかなり歯答えがあります。茎の部分も固い皮の部分をむいていただきます。これで下処理の完成です。


ブロッコリーとじゃがいもとタコの炒め物

アンチョビと、タコの風味がおいしい、ちょっとおしゃれなイタリアンの炒め物です。



≪作りかた≫
①ブッロッコリーは小房に分け、固めに茹でる。じゃがいもは拍子木切りし、固めに茹でる。タコは厚めにスライスする。にんにくは縦半分に切って芯を取り、包丁で軽くたたき潰す。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒め、にんんくを取り出す。火からはずしてアンチョビを加えて火にかけ、タコを加えてサッと炒め、白ワインを加え、強火で煮詰める。
③じゃがいも、ブッロッコリーを加えて炒め合わせ、パセリを混ぜ、塩、コショウで味を調える。

≪材料≫
ブッロッコリー  1個       白ワイン  大さじ1
タコ      70g       塩、コショウ  少々
じゃがいも    2個       パセリ    少々
にんにく     1片       (ミジン切り)
赤唐辛子     1本
アンチョビフェレ 1枚
オリーブオイル  大さじ2

ボージョレルーボーもまもなく解禁、ワインと一緒にいただきたい一品です。ブロッコリーのコリコリの歯答え、味わってみてください。


和心のぜいたくに浸ってきました

2006-11-17 | 美しいもの
野菜の食卓

先日奥高尾にあるうかい鳥やまに行ってきました。山裾の渓流に沿って点在する離れ家でぜいたくな時間を過ごしました。


季節の野草で飾られたオブジェ


機能美あふれる日本建築にに迎えられました


漆椀に盛られたえび芋の煮物、ほのかにゆずの香りのするやさしい味でした


離れの床の間に飾られていた風流な書と生け花


庭園を眺めながら。いつの間に日はかたむき、かがり火がたかれていました

和心に浸りゆっくりと過ごすことができた一日でした。ときどきはこんなぜいたくもいいですね。お料理だけではなく、美しい自然の空間や、飛石、打ち水におもてなしの心を学ばせていただきました。
美しい日本にこだわった場所をいろいろ教えていただいているFさん。今回も充分に堪能しました。ドイツ人のANNAの心にも残ったようです。Tさん今度は、お母さんを誘って来てください。

ほうれん草を一把食べたい

2006-11-06 | 野菜のお料理ー冬
野菜の食卓

あまり知られていませんがほうれん草は冬の野菜です。おいしい時期は今頃から1月くらいまでです。といっても最近は夏場も売られていますし、アクの少ない水耕栽培のサラダほうれん草が販売されたりしていますのでほうれん草の旬など思い当たることもなくなりました。
冬のほうれん草は寒風に耐えながら甘みを増します。寒さにめっほう強く零下10度にも耐えられるそうです。が暑さには弱く、夏場にはあまり作られていなかったのですが、品種改良た栽培技術の発達で一年中出回るようになりました。



ほうれん草は「緑黄色野菜の王様」といわれています。カロテン、ビタミンC、ビタミンB類、タンパク質、鉄、葉酸、カルシウム、ヨードなどいろいろな栄養素をバランスよく含みます。
さて市販されている一把のほうれん草は約250gです。茹でることでかさが減って二握りほどになり、これでかなりの栄養を取ることができます。
ここでほうれん草をたくさん食べられるレシピを紹介します。

ほうれん草としらすのマリネサラダ



≪作り方≫
①ほうれん草は固めに茹でる。
②ハムは粗ミジンにきり、しらすには酢をかけます。
③調味料でドレッシングを作り、①、②を和えます。
≪材料≫
ほうれん草 1把
ロースハム 2枚
しらす 大さじ2
酢 小さじ2
ドレッシングの調味料
酢、サラダ油 各大さじ1
薄口しょう油 小さじ1
粗引きコショウ 少々

サラダ油をオリーブオイルに、酢をワインビネガーに代えてもイタリアンサラダ風のおいしさを味わえます。簡単ながら、飽きがきません。是非作ってみてください。




青森県を応援する人たち

2006-11-03 | 野菜的な旅
野菜の食卓

11月1日、新橋の ボワ ヴェールで青森県を応援する人たちの打ち上げの会がありました。このお店も、青森県のおいしい食材を使ったお料理を出します。

9月始めころ川野さんという元気な女性からお電話をいただきました。彼女は起業家のネットワーク作りを進める、キープラネットの代表として起業家向けのセミナーやイベントの旗振り役をしている人です。ちょっと津軽訛りの電話の声はとても声が明るく、親しみがあり、同じ津軽出身ということですぐにうちとけました。少し前に川野さんから青森関係の情報のメルマガをいただき、彼女の活動に共鳴をしていました。そしてお誘いを受け、 10月10日、品川の夢さんばしというイベントで青森県のおいしいものを販売するお手伝いをしました。


新鮮な5種類の新種のりんご、リンゴジュース、オコッペ芋、サメ、そして私の生まれた町鰺ヶ沢の焼きイカなどです。初日は苦戦したものの、2日目は大きく挽回、すべての商品を売り切ることができたということで打ち上げをすることになったのです。



大きなイカを炭火で焼いています。忙しく、イカを焼いては、ひと口大に切リ目を入れます。一枚400円。一日400枚も売れました。



おいしそうなにおいにつられ、イカ焼きの前には長蛇の列が。ちょっと干したイカ、肉厚で適度な歯答え、甘みがあります。子供のころから食べてなれている新鮮なおいしさに、懐かしさで胸が一杯になりました。

私の故郷にはこんなにおいしいものがありますとちょっと自慢したくなります。あらためて子供のころの食の記憶をたどった一日でした。そして青森を応援する熱い心を持った人たちがたくさんいることに気づき、勇気をいただきました。

私もいつか青森に恩返しがしたいと思っていましたが、少し近づけたような気がします。川野さん有難うございました。


霜月です。

2006-11-02 | 野菜のお料理ー秋
野菜の食卓

お久しぶりです。ブログの更新が滞ってしまい、ご心配をおかけしました。小春日よりの暖かい日が続いたことで、夏物の衣類もそのままに11月を迎えてしまいました、書店に並ぶ07年のカレンダーやダイヤリーが目に留まリます。通りの並木も少し色づき、季節は秋から冬へとゆっくりと移っています。


今ごろは冬の野菜でカラダを温めたくなります。

お椀の真中は里芋。小松菜と里芋の味噌汁。しょうが汁などを入れても体があたたまります。小松菜はシャキシャキ、充分に下煮してから入れる里芋はやさしい柔らかさです。


ベランダの白菜や、ミズナもそろそろ味噌汁の具としての出番を迎えようとしています。


秋の夜長、ときどきはこんなデザート。白玉の中にゴマあんが入っています。茹でたてのアツアツは格別においしいです。