朝夕は半袖では涼し過ぎ、この一週間で街を歩く人の半袖姿が消えたようです。もう9月も後半です。この夏津軽で弘前の清水森ナンバのしょうゆ漬けをいただき青唐辛子のおいしさに開眼、煮物に入れたり、焼いたりと夏から唐辛子を食べ続けています。写真はここのところのお気に入り京都伏見甘長唐辛子です。伏見甘長とも呼ばれています。他の甘長唐辛子に比べて柔らかく、唐辛子の香ばしさがあり青臭さがありません。
直径1.5センチ、長さ10㎝前後、しし唐より細く、長く、美しい緑色をしています。
グリルで中火で2分程焼き、返して1分焼きました。焼くことで甘さが引き出されます。焼いた伏見甘長唐辛子の調理法ご紹介します。
≪焼き浸し≫
これを種を取らずずにそのまま2等分に切り、白だしに漬け、冷蔵庫で30分。“焼き浸し”でいただきます。ピーマンのような青臭さがなく、しし唐のような皮の固さもなく、しっとりと柔らかく、甘く、香りも品の良い総菜です。
≪イタリアン風ポテトサラダ≫
焼いたものを1㎝にざく切りし粉吹きいも状にしたじゃがいもをオリーブオイルで和えておしゃれな洋風のサラダ風に。伏見唐辛子の甘い香りとオリーブオイルな香りが良く合います。
≪材料≫
伏見甘長唐辛子 10本
じゃがいも 2個(150g)a
a
エキストラバージンのオリーブオイル 大さじ1・1/2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
ちりめんじゃこ 小さじ2
≪作り方≫
①伏見甘長唐辛子はグリルで焼き、種を取らず1㎝にざく切りする。じゃがいもをゆで水をすて火にかけて粉吹きいも状にしてにしつぶす。
②ボウルにaを合わせて①を加えて和え、皿にに盛る。
≪青唐辛子ときのこのナンバ漬け≫
津軽でいただいたナンバ漬けを応用してみました。伏見甘長唐辛子を焼き、えのきだけ、黄菊を加え、だし汁とオクラをミキサーにかけたとろみで和えました。焼いた唐辛子の甘さが際立つ、お酒にも合う一品です。
唐辛子というと辛みのイメージが強く、野菜として食べることと結びつかないのですが、美しい緑色で柔らかくほのかな辛みの中の甘さや香りがあり大人の味を楽しむことができます。カロテンやビタミンCが豊富、血行を促進し、免疫力をアップする効能があります。