霧の八島ヶ原湿原

近頃の八島ヶ原湿原が霧に覆われることが多いので、霧の日の写真をご紹介します。

６月中旬頃の八島ヶ原湿原内のベンチ。
空気はひんやりしていて、視界はぼんやり。
深呼吸すると気持ちがいいです。浄化される感じがします。
カッパを装着して、ベンチで物思いにふけるのもホッとするかもしれません。

視界に入ってくるのはすぐ目の前にあるものばかり。
場所によっては４、５メートルくらい先にあるものは霧に紛れて真っ白。
霧で前が見えにくくなるのって当たり前のように過ごしてきましたが、
この場所にいると、くもりガラスのようなものを介在させずに水粒で見えにくくなるって不思議な感じに思えてきます。

この日は霧＋雨。
ズミの花に紛れて虫が雨宿りしていました。
甘い香りと綺麗な花に囲まれてひと休みなんて羨ましい…。
この子がこの場所を楽しんでいるのかはわかりませんが、小さい体ならではの世界。

樹の枝もしっとり濡れて、艷やかで普段より色っぽく見えるような…。
枝と水滴が装飾品みたいです。美しい…。

霧や雨の日のクモの巣は晴れの日よりも目立つような気がします。
クモの巣も水滴でお化粧。
この水滴、クモ達にとっては迷惑なのでしょうか。

夕方過ぎ頃の湿原。
ゆっくりゆっくり、地面を這うようにして霧があたりを包んでいきます。
２、３０分位経つと、写真を撮ったポイントも霧で包まれました。

あざみ館のスタッフは皆、霧の日の湿原が大好きです。
霧の日に八島湿原近くにおいでの際は、是非ちょっぴり散歩してみて下さい：-）
以上、霧の日紹介でした。



す

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