八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

人間の与える影響

2005年06月29日 | Weblog
木道の柵の外側(湿原側)の岩の上で僅かな土を頼りにアレチマツヨイグサが茎を伸ばしています。柵を乗り越えてこの岩の上で写真を取る人を毎年見かけますがアレチマツヨイグサと人間の間に何か関係はあるのでしょうか。

帰化植物

2005年06月27日 | Weblog
八島ケ原湿原周辺には多くの帰化植物が侵入してきていますがその代表的なものはヒメジョオンとアレチマツヨイグサです。7月に入ると咲き始め9月の中頃まで花をつけます。
一度根付いたものを絶やすことは容易ではありません。基本は種子を持ち込まないことです。足拭きマットで靴に付いた種子などを良く落としてからお出掛けください

動物の時間

2005年06月26日 | Weblog
ビーナスラインが通り大勢の観光客が訪れる霧ヶ峰高原、しかしそこには多くの動物達も暮らしています。
動物達は霧ヶ峰高原という場所を人間と共有していますが昼間は人間の時間、夜は動物の時間という時間的な棲み分けをして暮らしています。

キツネ

2005年06月23日 | Weblog
あんな所に岩があったのかなぁーと思って双眼鏡で見てみるとキツネでした。じっとこちらを見つめています。私たちは動物の気配を感じたりする力が弱いのでしょうか、湿原を歩いていて動物に出会うことはあまりありませんが動物から見られていることはきっと数多くあるのでしょう。

今週の八島湿原

2005年06月20日 | Weblog
ムラサキツメクサ/セイヨウタンポポ/シロツメクサ/レンゲツツジ/サラサドウダン/ヤマハタザオ/ミツバツチグリ/ウマノアシガタ/アマドコロ/オランダミミナグサ/アヤメ/スズラン/タカトウダイ/ツボスミレ/グンナイフウロ/オオヤマフスマ/ニガナ/ワタスゲ/ツルコケモモ/ヒメシャクナゲ/カキツバタ/ヒメイズイ/コバイケイソウ/ミヤマニガイチゴ/ハクサンフウロ/オドリコソウ/シロスミレ/マイズルソウ/ハルザキヤマガラシ/エゾボウフウ/サンリンソウ/クリンソウ/ササバギンラン/ハルジョオン/
ヒバリ/ビンズイ/ホオアカ/カッコウ/キジ/ホトトギス/オオジシギ/モズ/ノビタキ/ハシブトカラス/
エゾハルゼミ/サカハチクロナミシャク/バッタ/ヒョウモンチョウ/
シュレーゲルアオガエル

6月の花

2005年06月18日 | Weblog
シュレーゲルアオガエルの声よりもエゾハルゼミの方が大きく聞こえる梅雨時の高原を華やかなムードにさせてくれるレンゲツツジ。晴天の日もさることながら曇り空の下でしっとりと露にぬれた鮮やかな朱色は春が特別な季節であることを感じさせてくれます。

Rhacophorus schlegelii

2005年06月17日 | Weblog
シュレーゲル氏のアオガエル。
アマガエルに似ていますが雌は体も大きく班紋もありません。
鳴き声はコロコロコロとかリリリリリリとか聞こえます。
この声に反応して池の方へ行ってしまう女性は先祖がカエルだったかもしれませんね。
写真のシュレーゲルアオガエルは長野県の一番南、茶臼山にあるカエル館の水槽の中で暮らしています。八島ケ原湿原では声は聞こえてもなかなか見ることができません。


今咲いている花・確認できた鳥、昆虫など

2005年06月14日 | Weblog
ムラサキツメクサ/ミツバツチグリ/レンゲツツジ/ヤマツツジ/ズミ/エゾノコリンゴ/キジムシロ/ウマノアシガタ/アヤメ/ハルジョオン/ヤマドリゼンマイ/アマドコロ/ヤマスズメノヒエ/ムラサキキケマン/タカネザクラ/グンナイフウロ/タカトウダイ/ツボスミレ/サクラスミレ/スズラン/チゴユリ/クリンソウ/タネツケバナ/ミミナグサ/オドリコソウ/ミヤマニガイチゴ/シロツメクサ/ヒメイズイ/シバスゲ/ワタスゲ/オオヤマフスマ/ヒメシャクナゲ/タテヤマリンドウ/ミツバオウレン/サラサドウダン/
ハシブトカラス/ホオアカ/ヒバリ/カッコウ/キジ/ノビタキ/ビンズイ/モズ
ハルゼミ/バッタ/サカハチクロナミシャク/スジグロシロチョウ/ヤマキチョウ/シジミチョウ
シュレーゲルアオガエル

生きていることの偶然

2005年06月13日 | Weblog
6月9日(水)にお知らせしたエナガの巣が木道脇のロープに引っかかっているのを職員が発見しました。木登り上手のテンにでも襲われたのでしょうか成鳥の羽も付いています。子育ての真っ最中でしたから子供達も残念な結果に終わったことでしょう。
エナガは他の鳥の羽を巣の中に敷きつめているようです。羽毛や巣の材料だった苔が枝や樹皮に付着して風に揺れていました。突然の激しい襲撃の跡です。巣の内側の苔はまだ緑色でした。
自浄作用や食物連鎖を肉眼で確認することは難しいのですが鳥や動物の行動をじっと観察することによってその一部を垣間見ることができます。その結末は私たちの心を和ませてくれることもありますが多くの場合自然の中で生きることの厳しさを知らされます。