八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

インタープリターと歩くガイドウォーク

2005年05月31日 | Weblog
八島ビジターセンターではインタープリター(自然解説員)と歩くガイドウォークを行っています。
午後12:15~1:15 / 1:30~2:30 / 2:45~3:45の3回、八島ケ原湿原を小さく一周しながらその時々の特徴あるポイントを分かりやすく説明することによって目に見えない自然の営みを感じていただけるようにご案内しています。
参加費用 お一人1時間500円(保険料含む)。
学校行事、団体などにつきましては時間や目標などのご希望に沿った内容でご案内いたしますので別途ご相談ください。


側溝から奇妙な声が、、、

2005年05月29日 | Weblog
ビジターセンターから八島ケ原湿原に抜ける歩行者用トンネル手前の側溝から奇妙な声が聞こえるとお客様からお話しがありました。職員が出向くと側溝の水たまりにアズマヒキガエルが2匹、、。普段物静かなアズマヒキガエルですが交尾の時期だけ「クワッ、ググワッ、ワッ」とイヌにも似たような声を出します。
夕方の八島ケ原湿原は昼間とまるで違う顔をしています。誰もいなくなった八島ヶ池でカルガモの夫婦が夕暮れを楽しんでいました。

双眼鏡が大活躍

2005年05月27日 | Weblog
鎌ヶ池や鬼ヶ泉水ではワタスゲの花が終わり種子の付いた白い綿毛がぽつぽつと目に留まるようになってきました。双眼鏡で見るとワタスゲの隣でヒメシャクナゲの赤い蕾がふくらみ始めているのが見えます。
タテヤマリンドウとヒメイチゲは豊作満開です。
湿原の中に咲く植物達はとても小さくてなかなか目にとまりません。この時期の八島ケ原湿原では双眼鏡やプロミナが大活躍します。

インタープリターのお仕事

2005年05月25日 | Weblog
ビジターセンターにはインタープリテーション(interpretation)をする人、インタープリターが常駐していますがインタープリテーションとはどのような意味なのかご存じでしょうか。日本ではまだまだこの言葉の知名度は低くご存じの方は少ないようです。
辞書を引いてみると解釈,理解,通訳,(自己の解釈による)演出,演奏などがあげられています。
自然公園では自然を解説すると言う意味で使われることが多いのですがビジターセンターのインタープリターは動物達や植物、昆虫、鳥達の声なき声を人間社会に伝える通訳としての役割も大切な仕事です。
先日突然英語圏の方から話しかけられました。きっと通訳してくれる人だと思われたのでしょう。ちょっと困りました。





ビーナスライン

2005年05月23日 | Weblog
アスファルトは蓄熱効果が大きいのでしょう、ビーナスライン沿いの植物は湿原の周りの植物よりも発芽や開花が早いようです。三方を法面で囲まれているような駐車余地の地面はすでに青々としています。
湿原ではまだ咲き始めていないカントウタンポポが八分咲きになりました。そういえば今年もまたパンジーらしきものが側溝の中で元気にしています。

写真のスミレから一言「毎年ビーナスライン沿いに咲いていますので排気ガスは少なめにお願いします」

鹿の体毛

2005年05月22日 | Weblog
この時期木道を歩いているとシシウドが倒され皮が食べられている光景によく出会います。今日は特にたくさん倒れていたのできっと昨夜は大勢来ていたのでしょう。木道脇の地面を見ると土が露出して大分食い荒らされたような跡があり、よく見ると何やら体毛らしきものが落ちていました。柵のクレモナロープに引っかかって取れたようです。

ビジターセンターのお仕事

2005年05月18日 | Weblog
ビジターセンターは何でも屋さんです。八島ケ原湿原を中心とした地域の総合インフォメーションセンターとして落とし物や迷子、道路案内や温泉の紹介などなどできることは何でも行います。自然情報の収集発信基地としての役割はもちろん、地域の管理清掃やオリジナル商品の販売またインタープリターによるガイドウォークも好評です。
移動教室や林間学校、体験学習などの下見の節はどうぞお立ち寄りください。最新情報をお知らせします。

巣箱

2005年05月16日 | Weblog
ビジターセンターの裏の木に職員お手製の巣箱と餌台を取り付けました。
この時期から掛けておいて鳥達に知ってもらうことが大切です。認めてもらえれば来年の春には誰かが使ってくれるかもしれません。
春はお花が少なくて寂しいとおっしゃる方が多いので来春はきっと賑やかな春になることでしょう。

トビとアズマヒキガエル

2005年05月15日 | Weblog
この時期、八島ケ原湿原の水が流れ出す辺りにトビが5~6羽群がっていることがあります。先週もビジターセンターの職員が確認していましたがその理由はよく分かりませんでした。
そういえば道の水溜まりにアズマヒキガエルの卵塊があるとも報告されていました。
卵塊は八島ケ原湿原の中の池糖にもあるのでしょう、今日はトビがアズマヒキガエルをくわえ木の下に着地しておいしそうに食べているのを見ることができました。どうもトビのお目当ては産卵に来たヒキガエルのようです。

若葉の頃

2005年05月13日 | Weblog
霧ヶ峰高原というとレンゲツツジ/ニッコウキスゲ/マツムシソウ。大草原のお花畑をイメージすることが多く5月頃に訪れた方の中にはお花の数が少なくがっかりする方もおいでですが草原を良く見るとあちらこちらに若葉がたくさん出てきています。「ザワザワザワザワ」この頃の草原は地面が騒がしく動いているように見えます。ワレモコウ/ハナチダケサシ/ハクサンフウロ/ミツバツチグリ/サクラスミレなどなどなど。良く見るとハルジョンがずいぶんたくさんある...。
これから咲く花たちを想像しながら散策するのも楽しいものです。そういえばビージーズも同じようなことを言っていたような気がします。