夏の終わり

　　　　　　　　　　
８月３１日。８月も今日で終わりです。朝９時の気温は１４．７度。はっきり言って寒いです。お盆付近のにぎわいを懐かしく感じます。ビジターセンターに来てくださったみなさま、ありがとうございました。


八島湿原は今日も霧です。あたりは真っ白。
霧。霧の日の湿原はとっても素敵です。遠くまで見えないのが残念ではあるのですが、遠くまで見えない分近くのものがよく見えます。

自分、とか。

人の少ない夕方に、八島ヶ池の横を通る木道でぼんやり池を眺めるのが最近の癒しです・・・。

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秋が近くなったせいか、なんとなく周りの音に耳を澄ますことが多くなりました。聞こえるのは風の音だったり鳥の声だったり虫だったり・・・

・・・ガサガサ・・・

草原の草を揺らす音。おそらくネズミ。草をかじる音も聞こえました。ネズミ・・・？ウサギ・・・じゃないよな。

・・・ガサガサ・・・

草原の草を揺らす音。ネズミじゃなければ小鳥たちです。ウグイスやアオジやノビタキなどなど。

もっと激しく音を立てるのはシカ。ネズミや小鳥の音は驚くほどのものではないですが、暗闇で聞くシカの音は恐怖すら感じます。


姿は見えなくても、音で彼らの存在が分かることがあります。八島湿原で、普段の生活で、目からの情報だけじゃなくて耳からの情報も大切にしてみてください。

＊＊＊
　　　　　　　　　　
ススキの背が高くなりました。秋ですね。

　　　　　　　　　　


ま
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涼しくなりました。

　　　　　　　　　　
今日（２４日）の最低気温は１０℃をきりました。７．８℃。日中も風がかなり涼しく感じます。日差しも空も秋の雰囲気が強まりました。写真は昨日（２３日）の空の様子です。なんだか秋らしいですよね。ビジターセンターの中は寒かったり、でもガイドウォークで外に出ると日差しが暑かったり。でも風が吹くと涼しかったり・・・。どんな格好をすればいいのか悩む今日この頃です。これから八島に来られる方は、平地よりもちょっと（ずっと）あったかい格好をしていた方がいいでしょう。車で気軽に来られますが、ここは山なのです。


　　　　　　　　　　
広場から右に下りてミズナラの林の手前・・・木道のすぐ近くに大きなシシウドがあります。私の身長（１６６ｃｍ）よりもずっと大きなシシウド。シシウド、大きい大きいといいますが、なかなか背比べできないものです。でもこのシシウドならできちゃいます。シシウドの大きさを実感できてしまう、お勧めポイントでした。

　　　　　　　　　　
タムラソウ。
ピンクと紫の色合いがとても素敵だと思い、気がつくといつも見ています。秋が近くなって、一つ一つの花をゆっくり見る余裕ができた気がします。一つの花をゆっくり見られるようになると、その花にくるチョウやアブ、茎にくるカメムシなども見えてきます。
なんだかまったりしていていいな、と思ったある一日でした。


ま
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虫、シシウドにて

　　　　　　　　　　
シシウドの花にキアゲハの幼虫を見つけました。シシウドにキアゲハがいることはおかしくないのですが、花にいたので「あれ？」と思いました。キアゲハの幼虫は葉っぱを食べるのではないでしょうか？花（もう終わりで実になってましたが）も食べるのでしょうか。なんでこんなところまで登ってきちゃったのかな？と不思議に思いました。
それにしてもかわいい。

シシウドの花にはいろんな虫が集まります。ハナアブやハチやハエ、テントウムシやカミキリムシみたいなコまで、たくさん集まります。ただこの日は小雨が降っていたので、晴れの日のようなにぎわいではありませんでした。

シシウドにいたのはキアゲハの幼虫とハムシの仲間、それにゾウムシ。

ゾウムシのカップル（？）がシシウドの上で交尾をしていました。それを写真に収めようとしてカメラを近づけたら・・・


ぽと・・・


ゾウムシ落下。
二匹の仲を引き裂いたと思い、相当ショックでした・・・。
でも下を見たら偽木の上にゾウムシくん発見！
　　　　　　　　　　
よく見るともう一匹もシシウドの上に引っかかってました。やった！と思い、偽木のゾウムシをシシウドのゾウムシの近くに戻そうとしたら・・・

ぽと・・・・・・・


あまりのショックで、呆然と立ち尽くしてしまいました・・・。
余計なことはしない方がいいですね。


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鎌ヶ池付近、アサマフウロが見頃です。湿原内、イワショウブもたくさん咲いています。



ま
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上を向いて行こう

　　　　　　　　　　
木道を歩いていたら、杯のように上を向いた草を見つけました。これ、実はあるお花の終わったあとの実なのです。なんのお花かわかりますか？

これはキバナノヤマオダマキなんです。下を向いてかわいらしいお花をつけるオダマキ・・・。
　　　　　　　　　　
花が終わると実は上を向くんですね。一番上の写真、よく見ると杯（実）の中に黒い種があるのがわかります。
なんで上を向いているのでしょうか。このままだと種は勝手には落ちそうにありません。雨粒の力でも利用して種を地面に落とすのでしょうか。継続的な観察が必要かもしれませんね。
それにしても、最初うつむいていたのに、最後にはしっかり上を向いて次世代につなぐ・・・なんて前向きな植物なのでしょうか。

　　　　　　　　　　
前向きなヒメシロコブゾウムシ。目、あいました？


ま
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快晴↑↑

　　　　　　　　　　
本日午前９時前の八島湿原。今日は８月に入って初めての快晴でした（たしか）。ひろいひろい青い空がずーっと広がっていました。

おとといと今日・・・ようやく天気がよくなってきたなと思ったら、もう８月も半分すぎてしまいました。気持ちの変化でしょうか。なんとなく秋の気配を感じます。ススキの穂も出てきました。


夏はどこに行ったのでしょうか・・・笑



夏が私の中で早く行ってしまった分、秋は長く楽しめそうです・・・。


　　　　　　　　　　

ハンゴンソウが咲き始めました。
毎日毎日、八島はめまぐるしく変化します。ちょっと目を離した間に咲いているお花が変わってしまったり、風が雰囲気を変えて吹いてきたり・・・。

４月の終わりから八島にいる私ですが、八島の四季に触れて、ほんのちょっとだけ八島の時間の流れが見えてきた気がします。ちょっとだけちょっとだけ・・・。ちょっとだけチラっと見えちゃったから、八島がなんかかわいいんです。



ま
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動物たち

　　　　　　　　　　
今日もなんとなくすっきりしない一日でした。むしろ、霧の一日でした。昨日はとてもキレイに晴れていて、「夏らしいな」と思ったのですが、今日は肌寒かったです。

そんななかでもやっぱり動物たちは生きているんです。今回は最近私が出会った動物をちょろっと紹介します。

写真は木道の脇にいた動物・・・カナヘビくん？じーっとしていました。かなり近づいても動かないのです。トカゲって、近づくとすぐに逃げてしまうイメージがあったので驚きました。あったかい木道とお日様で体温を上げているところとか。

　　　　　　　　　　
お次はこのコ。だれかのお子さん。一心不乱にお食事をしていました。かわいいなって思ったのは目。写真がわかりづらくて申し訳ないのですが、ポチっとしたかわいらしい目をしています。八島の草原にはだれかのお子さん（いもむし）・・・たくさんいます。出会うことがあるかもしれません。出会ったらびっくりしないでよく観察してみてください。案外かわいい顔をしているかもしれません。

湿原の周りを歩いていると、チョウやアブが手にとまってきます。そうなると「うるさいな～」とか「目障りだな」とかマイナスの考えが出てきてしまいますが、「人なつっこいんだね♪」って思えばあら不思議。マイナスの感情がプラスになります。一度おためしください。

　　　　　　　　　　
最後にこれ。これはどなたの足跡でしょう。ヒントは大きな草食動物・・・。

ま
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８月に入って

　　　　　　　　　　

８月に入って６日経ちます。８月初めての更新です。滞ってしまって申し訳ありません。

お花の種類が大分多くなりました。アカバナシモツケやシモツケソウがとても綺麗です。前回のブログにも書きましたが、湿原のまわりでは赤系のお花が群れて咲いているのが見られます。様々なお花が咲いては消え、咲いては消えて季節は進んでいくのですね。

上の写真はツリガネニンジン、ニッコウキスゲ、コオニユリ、イブキボウフウです。ちょっとわかりにくくてすみません。４色がかたまって咲いていてちょっとかわいかったのです。


　　　　　　　　　　
昨日は鷲ヶ峰に上りました。急に湿原を上から見たくなったので。あいにく雲がかかっていたので眺めはよくありませんでしたが、時折低い雲の切れ間から青空が見えました。低くて黒い雲のすぐ上にはとても青い空が広がっていました。今見ている世界がすべてではなく、その向こうにはもっと違う（明るい）世界があるのかもしれないですね・・・。


ま
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