八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

春一番に

2006年05月29日 | Weblog
キジの雄は他のどの鳥よりも早く、草原に雪がまだ残っている頃にやって来ます。鮮やかな緑色の体が残雪の白を背景にとても目立ち、キツネなどに掴まりはしないかと心配ですが、他の雄達よりも早く縄張りを作るためには仕方がないのかもしれません。
春一番に咲く花の一つキジムシロは、キジの雌がやって来る頃に咲き始めます。キジが鳴く頃に咲き、キジが筵の代わりに使いそうな感じがするのでこの名前が付いているようです。
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夕焼け

2006年05月26日 | Weblog
今年の春は例年よりも黄砂が多いような気がします。これは全くの主観で何の根拠もありませんがそんな気がします。
先日は久しぶりの夕焼け空でしたが心なしか色が濃いような気がするのは私だけでしょうか。
絵の具でも薄い黄土色を混ぜると深みが増しますが大自然の色も同じなのかも知れません。
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エナガの子育て

2006年05月23日 | Weblog
ちょうど昨年の今頃、エナガがミズゴケや動物の毛などを利用してミズナラの木の上に立派な巣を作り子育てをしていました。
ある日気がつくと巣は木道に散乱し、樹皮に引っかかっていたエナガの羽根が風に揺れていました。
オオタカにでも襲われたのでしょうか。しかし、そういえば以前ミズナラ林の中でテンの痕跡を見つけたことがあります。もしかするとエナガの巣を襲ったのは鷲鷹の仲間ではなく動物なのかもしれません。
未だ犯人が分からないまま今年も同じような場所でエナガの夫婦が巣作りを始めました。昨年と同じ個体なのかどうか分かりませんが、自然界における食物連鎖が私たちに教えているものは、生きるためには仕方がないと肯定されている残酷さではなく、与えられた生命を全うするために全力を尽くすことの大切さではないでしょうか。
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アカハラのお食事

2006年05月21日 | Weblog
縄張りを主張している時以外は地面近くに生活圏があるアカハラ。その食生活はミミズ・昆虫・木の実などですが、この時期特に目立つのは陸生貝類をくわえている姿です。自分のためか雛のためか分かりませんが、カルシウムを補っているのではないかとの報告があります。
春、「キョロンキョロン」というさえずりで目覚める高原の朝はとても気持ちが良いものです。
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カモシカのソナタ

2006年05月18日 | Weblog
ニホンカモシカ
世界の中でも日本だけ(北海道を除く)に分布し国の天然記念物に指定されている。
霧ヶ峰高原では、冬は樹皮や木の冬芽や笹の葉を食べて暮らしているので、春先に樹皮が剥がれて木質がむき出しになっている樹木を見ることがある。
春夏秋は、山菜やアザミなどの亜高山性植物をよく食べる。八島ケ原湿原ではニッコウキスゲの蕾もお好みのようだ。
本来は低山にも分布していたのだが現在では1.500-2.500m位の亜高山帯に追いやられてしまっている。
愛のソナタという曲がある。カモシカのソナタという曲があったかどうかは記憶にないがしかしあってもいいような気がする。

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コツバメ

2006年05月15日 | Weblog
早春の高原にいち早く出現するチョウチョの代表選手。
気温の低い日は羽を閉じて横になっている姿を見かけることがある。きっと太陽の光をたくさん浴びるための工夫なのかもしれない。
霧ヶ峰高原ではレンゲツツジによく来る。
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蛙のシーズン

2006年05月13日 | Weblog
蛙達の声が聞こえる季節になりました。
シュレーゲルアオガエルは八島ケ原湿原の八島ヶ池・鎌ヶ池などで鳴いていますが例年のごとくその姿を見ることはなかなかできません。今年こそは卵塊を発見しようと双眼鏡を覗いています。
アズマヒキガエルは道端の側溝近くでよく見かけます。春先は二人乗りが目立ちますが一人寂しく土の中から半分顔を出しているのもいます。そういえば御射山の水の流れの中に卵塊がありました。
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生き物達が動きはじめています

2006年05月10日 | Weblog
最高気温22.4℃、最低気温11.0℃。
先週の最低気温はマイナスでしたが昨日から最低気温が二桁になり、ビジターセンターのガラス窓にはアブなどがたくさん集まって外に出れなくなっています。
「もぁっ」とした空気は梅雨時の晴れ間のような、夏の朝のような、湿度が高く遠くがかすんでいるお天気です。
シュレーゲルアオガエル・イモリ・アズマヒキガエル・キアゲハ・カラマツの芽吹き・ミツバツチグリ・ショウジョウバカマ・ヒメイチゲ、、、。
例年より少しはやめですがカッコウも鳴きはじめました。
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キアゲハの羽化

2006年05月09日 | Weblog
昨年秋にビジターセンターの事務室で幼虫からサナギになったキアゲハが羽化しました。職員が出勤した時はすでに写真のように羽根が少しまだ丸まっているような状態でプラスチックの容器にぶら下がっていたようです。
そろそろ小枝でも用意しようかと思っていたところでしたが掴まる物が何も無いようなところでよくもまあご無事に羽根が開いたものだと感心しています。窓から無事に飛び立ちました。
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今、八島ケ原湿原で見られる鳥達

2006年05月07日 | Weblog
キジ・ウグイス・アオジ・ホオジロ・カルガモ・カイツブリ・モズ・ジョウビタキ(冬鳥)・ツグミ(冬鳥)・ヒガラ・コガラ・ゴジュウカラ・シジュウカラ・ヒバリ・トビ・ノスリ・ミソサザイ・オオジシギ・ホトトギス

お花の季節にはもう少しですが、ザゼンソウとショウジョウバカマが咲いています。
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