goo blog サービス終了のお知らせ 

軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

鐘鋳神社(福島県東白川郡棚倉町一色カナイ 神181) K134

2017-08-16 09:46:22 | 狛犬小屋
ネットで調べるとこの神社は中々見つかりにくく道路も極狭のようなので、最初は行く予定がなかったのですが「もう一社行こうかな」と何故か思ったわけですが。

神社への入り口には狛犬こちらの看板が1枚、車一台がやっとと言う感じで民家に挟まれた私道のような物。そこを抜けると田圃のあぜ道が二股になり、右側の鬱蒼とした林へと続く道・・・・普通車では入り込みません。狛犬巡りをしている私は何処でもズンズン車を進めるタイプで、Uターンに難儀したことも度々。

暗く怪しい林に突入すると突然目的の神社、狛犬が鎮座していました。



社殿の上の空間からかろうじて差し込む光で、写真では明るく見えていますが実際はもっと暗く、湿度と霊気が体にまとわりつくような異様な雰囲気です。正直車を降りたとたん背中がゾワゾワとしましたが、これは私にとっての歓喜の表れであり、久々の感動で写真を撮りまくりましたが、雨がひどくなりコンデジのレンズもびしょ濡れ。この日はリコーの「GX200」を持参しましたが「GR」も持ってくるべきでした。GRならばこの空間の霊的な雰囲気と質感を再現できるのではなかったかと。















木立から滴る雨粒の中、自分の中に流れ込んでくる何かを感じ取りながら、しばらく狛犬を眺めていましたが、左の方に構造物を発見。鬼太郎の家のような高床式です。





この地域独特の「お枡明神枡送り」という行事に使用する建物のようですが、リアルに鬼太郎の家ですね。













鬱蒼とした林の中、周りから完全に隔絶された狭い異空間に、参道も無く木々に寄り添うように一対の狛犬が鎮座している。晴れていればまた別の感慨を覚えたことでしょうが、再び訪れてこの日と同じ気持ちが味わえる事はないでしょう。

昭和の狛犬なのに、まるで悠久の昔からこの地を守り、周りから忘れ去られた様にこの地に鎮座している。圧倒的な存在感なのに周りからは確認することは出来ず、幻の様な存在の神社と狛犬。大感動でした。

和平の作品は以前大田原の西郷(違うな・・・東郷だ)神社で石造りの社殿に出会ったことがありましたが、狛犬は居なかったため気にもとめませんでした。ただしその神社の結界内の異様な雰囲気は今でも覚えています。今回和平の代表的な3社の狛犬を味わい、棚倉・白川あたりの狛犬に興味を覚えましたので、また機会を見て訪れることにいたします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石都々古和気神社(福島県石... | トップ | 十日町名産 へぎそば »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

狛犬小屋」カテゴリの最新記事