練習への取り組み方。

2018-04-14 21:00:00 | ジュニア

練習には目的がある。

 

シュートを打ったら、(次の選手に対して)ディフェンスに行くという練習をすると、早くディフェンスに行くために、シュートをいい加減に打つ選手が多い。この練習の目的は、「シュートで終わらないで、次のプレーに移ること」なので、シュートを「しっかり」打ってから、すぐ切り替えてディフェンスに行かないといけない。もっというと「絶対に決めるという気持ちで、狙ったところに蹴る」ことをしないと「しっかり」打ったことにならない。

 

1対1(ゴールあり)の練習をする。一生懸命相手に向かっていってドリブルで抜こうとするが、この練習の目的はゴールを奪うこと。向かうべきはゴールで、シュートコースが空いていればシュート。シュートコースがなければ(DFがコース上にいれば)、かわすか抜いてシュート。守る側もゴールを守る意識に欠けていることが多い。

 

フィジカル練習の場合、「全力」でと言われたら「全力」でやること。「全力」でやり続けて、100出そうとしても80しか「出なくなる」のはOKだけど、100出せるのに80しか「出さない」のでは意味がない。「自分」が努力した分は、「自分」の力になる。「自分」のために努力しよう。

 

練習の目的(狙い)を考え、どうすればいいかを考えて練習に取り組んで欲しい。ルール設定がある場合は、裏を読むことも必要。シンプルな練習の場合は、動作やプレーを「しっかり」と「全力」で行うことが大切。「うまく」やろうとしたり、「いい加減」にならないように気をつけよう。勝ち負けがつく練習の場合などは、「(自分にするように)他人に甘く、(他人にするように)自分に厳しく」しよう。

 

カズ(横浜FC)はフィジカル練習で「残り10秒」や「ラスト5回」で終了の笛が鳴ってから、必ず1回余分にやる。誰に言われたわけではなく、自分で考え、自分のためにやる。高いレベルへいける選手、厳しい争いの中で生き残っていく選手は、そこが違うということを覚えておいて欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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