いつものように飼主の見える場所で昼寝してくれるクルシャ君です。

猫には基本的な行動がある程度、生き物として設定されているわけですが
どんな行動に個性化が反映されていくか、要するに「きみは猫としていろんな行動の選択が
許されているけれども、どの行動をどんな表現につなげるかはきみ次第なんだよ」と猫の神様
に言われてこの世にやってきているわけなのです。

クルシャ君のしっぽ。
つまり、クルシャ君が子猫時代からどんな行動を選択していくかは、飼主にとっても彼の
本質を理解する上でとても重要なことなのです。

それもちょうど三ヶ月を過ぎた、これくらいの頃に生涯変わらない行動が固定して癖に
なったり、習慣として定着したり、飼主によって極力矯められるイタズラになったり
します。

今困っているのが、食事への参加。
猫は犬よりは個食の傾向が少ないので、フードの容物に人が触れたりずらしたりしても
あまり気にしません。唸ったり吠えたり牙を剥いてきたりする犬には訓練が必要です。
とにかく、しつけていなくてもひとつの容物から何匹もの猫が食事をしていることがある。
それは子猫時代にきょうだい猫たちや、母猫やまたその姉妹たちと分け合って獲物を
食べながら教育されたり交流したりする生き物だからです。

子猫時代に母親が持ってきた獲物をみんなで食べていたりする猫の生活にとって、食事を
共有することは自然な事なのだと思います。ただし、空腹のとき。
先代のウルタ君も先々代のサオシュも、人の食事に参加しようとはしませんでした。
自分のフードで満足していたからです。

でもクルシャ君は、自分のフードで満ち足りていても、人の食事に顏を突込んで参加しようと
してきます。自分が食べられないものでも、とにかく皿や茶碗やボウルから中身を引っぱって
ぐるぐる鳴きながら、参加していること自体で満足しようとします。

おかずを引っぱった挙句、食べなかったりするのです。
それを食事中に制止するのもちょっとした苦労です。
コーンフレーク、とかね。

へんなものを食べ物だと子猫のうちに認識させたくないし、食事の間分離しておいて
悲しませたくないしで、困っているところです。

本棚の狭い場所に乗って過ごすようになったのも、クルシャ君の選んだひとつの行動。

ただでさえ不安定で、いろいろいと積んである場所なんで、あんまり乗って欲しく
ないんですけどね。

そして、どんな猫にでも見られる行動がクルシャ君にもあります。
物陰から子猫
アンブッシュ。潜んで忍び寄って奇襲。何百万年も猫の一族が守ってきた狩の
ための大事な行動です。

あと、陽にあたってうらうらするのもすき。

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