マイカー通勤している私の通勤コース上に「国立病院機構名古屋医療センター」があります。
その脇を通る歩道上で時々見かけては苦笑いしてしまう光景を、
今朝も見てしまいました。
なぜ苦笑いするのか、
お分かりになりますよね。
だって、
こうですから。
そう、
たとえ病気で入院していても、
点滴治療を受けていても、
タバコって、
なかなか止められないものなんですよね。
高校時代に遊び半分で吸い始めて以来ン十年、
一日40本以上のヘビー・スモーカー……と言うよりニコチン中毒患者だった私は、
彼の気持ちがよーく分かります。
……ん?
さりげなくプチ報告したのをお分かりいただけたでしょうか?
「ニコチン中毒患者だった私は」と書きました、「だった」という過去形で。
そう、
紛れもなく重症のニコチン中毒患者だった私は、
しかし去る4月1日から、
タバコを1本も吸っていません。
「禁煙した」とは言っていません。
まだ自信がないから。
でも、
4月1日からこれで丸4カ月、タバコを1本も吸っていないのは事実です。
吸わなくなった理由や動機がないわけではありませんが、
ここでは内緒にしておきましょう。
ただ、
本当はタバコを止めたいと思っていらっしゃる愛煙家の諸兄に
ぜひ申し上げたいと思っていることが1つだけあります。
それは、
タバコを止めるというのは、思ったほど辛い作業ではありませんよ、ということです。
タバコなんて、
吸いたいという衝動に駆られた最初の数十秒間を、ただグッとこらえるだけ。
それを何度か繰り返していれば、
吸わずにいられるものなんですね。
タバコを止めたからといって、
禁煙成功者とやらが自慢げに言うように、
ご飯が格別美味しくなるわけでも、
体調が良くなるわけでも、
頭がすっきりするわけでもありません、
少なくとも私の場合は。
まして、
人生が急にバラ色に変わるわけでも、もちろんありません。
ただ、
愛煙家にとっては近頃ずいぶん肩身が狭くなった嫌煙社会の中で、
多額の税金を払っている割には不当に虐げられていることへの不満=精神的ストレスから解放されるのは事実です。
世の中の動きに迎合する必要などサラサラありません。
ただ、その気にさえなれば、
いつまででも吸わずいることぐらいできるんだぞというところを
時にはチラッと見せておくこともよくはありません?
愛煙家諸兄。
冒頭の写真がご自身の後姿に見えたなら、
そして、
苦笑いのつもりが、いつの間にか空しい思いに変わっていることに気付いたなら、
タバコを、
しばらく吸わずにいてみてはいかがですか?
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