世代間のギャップを痛感することがますます増えつつある昨今ですが、
その最たる場面が「音楽」ではないでしょうか。
最近の歌や、歌手を
ほとんど知りません。
若い人の感性にはたぶん合っているのでしょうが、
私には、聴いても何も伝わってこない歌ばかりで、
昔はずいぶん視聴していたラジオやテレビの歌番組を
最近まったく聞かなくなってしまいました。
心の、ある部分にポッカリ穴が開いてしまったようで、
本当はとても寂しいんですけどね。
大晦日は紅白歌合戦を聴いて過ごした世代です。
けれどそれさえも聴かなくなってから
もう何年経つでしょうか。
今月初めに発表された紅白歌合戦の出場歌手の顔ぶれを見て、
また深く溜め息をつきました。
知っている歌手が、
ほとんどいません。
今年も、テレビを消した大晦日を迎えることになりそうです。
ところで――。
所用でたびたび訪れる静岡県下の某地方都市で、
通りがかって行き過ぎるたびに気になっていた、国道沿いに建つ1軒の建物を
今週末ようやく写真に収めました。
古びています。
屋根の看板に描かれた絵も風雨に晒されすっかり消えかかっていて、
元はどんなだったかさえ定かではありません。
ただ、
国道脇にあるもかかわらず、
この店がスナックらしいことは、
雰囲気で分かりました。
さらに驚いたことに、
この店は廃屋ではなく、
現在もちゃんと営業していることも、
たった一度ですが夜その前を通った時、明かりがついている様子から分かりました。
そして、
何より私が興味を持ったのは、
この店の名です。
「時の過ぎゆくまゝに」――と、そう書かれています。
「時の過ぎゆくままに」
1975年(昭和50年)、愛称「ジュリー」こと沢田研二が歌った
当時の大ヒット曲です。
♪あなたはすっかり つかれてしまい
生きてることさえ いやだと泣いた
こわれたピアノで 想い出の歌
片手でひいては ためいきついた
時の過ぎゆくままに この身をまかせ
男と女が ただよいながら
堕(お)ちてゆくのも しあわせだよと
二人つめたい からだ合わせる …
(詞・阿久悠、曲・大野克夫)
「You Tube」で探し、
久しぶりに聴いてみました。
この歌です。
(パソコンの音量に注意してください。またリンク切れの場合は、ごめんなさい)
その沢田研二が、
今年の「紅白」に出るのではないかとの予想もありましたが、
結局、出場しないようです。
選に漏れたのか、
それとも彼自身が辞退したのかは知りませんが、
それでますます
久しぶりに「紅白」を観てみようかと思う動機を、
私の場合は失いました。
先ほどの「You Tube」に
どなたかがこんなコメントを寄せていらっしゃいました。
「時は過ぎてしまい、音楽が歌謡曲であった時代は、遥か昔。」
その通りですね。
こんなふうに、
ついつい「昔」を振り返ってしまうのは、
私がトシをとったからなのか、
それとも、
1年が、だんだん終わりに近づいているからなのでしょうか。
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その最たる場面が「音楽」ではないでしょうか。
最近の歌や、歌手を
ほとんど知りません。
若い人の感性にはたぶん合っているのでしょうが、
私には、聴いても何も伝わってこない歌ばかりで、
昔はずいぶん視聴していたラジオやテレビの歌番組を
最近まったく聞かなくなってしまいました。
心の、ある部分にポッカリ穴が開いてしまったようで、
本当はとても寂しいんですけどね。
大晦日は紅白歌合戦を聴いて過ごした世代です。
けれどそれさえも聴かなくなってから
もう何年経つでしょうか。
今月初めに発表された紅白歌合戦の出場歌手の顔ぶれを見て、
また深く溜め息をつきました。
知っている歌手が、
ほとんどいません。
今年も、テレビを消した大晦日を迎えることになりそうです。
ところで――。
所用でたびたび訪れる静岡県下の某地方都市で、
通りがかって行き過ぎるたびに気になっていた、国道沿いに建つ1軒の建物を
今週末ようやく写真に収めました。
古びています。
屋根の看板に描かれた絵も風雨に晒されすっかり消えかかっていて、
元はどんなだったかさえ定かではありません。
ただ、
国道脇にあるもかかわらず、
この店がスナックらしいことは、
雰囲気で分かりました。
さらに驚いたことに、
この店は廃屋ではなく、
現在もちゃんと営業していることも、
たった一度ですが夜その前を通った時、明かりがついている様子から分かりました。
そして、
何より私が興味を持ったのは、
この店の名です。
「時の過ぎゆくまゝに」――と、そう書かれています。
「時の過ぎゆくままに」
1975年(昭和50年)、愛称「ジュリー」こと沢田研二が歌った
当時の大ヒット曲です。
♪あなたはすっかり つかれてしまい
生きてることさえ いやだと泣いた
こわれたピアノで 想い出の歌
片手でひいては ためいきついた
時の過ぎゆくままに この身をまかせ
男と女が ただよいながら
堕(お)ちてゆくのも しあわせだよと
二人つめたい からだ合わせる …
(詞・阿久悠、曲・大野克夫)
「You Tube」で探し、
久しぶりに聴いてみました。
この歌です。
(パソコンの音量に注意してください。またリンク切れの場合は、ごめんなさい)
その沢田研二が、
今年の「紅白」に出るのではないかとの予想もありましたが、
結局、出場しないようです。
選に漏れたのか、
それとも彼自身が辞退したのかは知りませんが、
それでますます
久しぶりに「紅白」を観てみようかと思う動機を、
私の場合は失いました。
先ほどの「You Tube」に
どなたかがこんなコメントを寄せていらっしゃいました。
「時は過ぎてしまい、音楽が歌謡曲であった時代は、遥か昔。」
その通りですね。
こんなふうに、
ついつい「昔」を振り返ってしまうのは、
私がトシをとったからなのか、
それとも、
1年が、だんだん終わりに近づいているからなのでしょうか。
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