なぜ？

街の中では、「なぜ？」と首を傾げる光景に出会うことが、時々あります。

たとえば、これです。



駐車しているただの車、には違いありません。
右前輪がスペアタイヤに替わっていますが、
その程度のことはたまに見かけるので、珍しくありません。

実は問題は、
この車が駐車している「場所」です。


そこは名古屋市の中心地を横断するメーンストリート「広小路通」の、
「栄」のど真ん中、
しかも中区役所の真ん前です。

もちろん、厳しくなった「駐車違反取締重点地域」です。


そこに、
この車は、
１週間ほど前から、
このまま止まっています。


フロンドガラスとウインドウに張り紙がありますから、
当局は当然、違反駐車を知っているはずです。

おまけに、
視線を少し後ろにズラすと、
止まっているのは、



なんと、市バス停留所のわずか５ｍ前なのです。

市バスの運転手さんは、ハンドルを目一杯右に切って発車しなければなりません。
迷惑なこと、この上ありません。


それなのに、
当局はなぜ、この車を、速やかにレッカー撤去しないのでしょうか？

たった５分の駐車違反でさえ、問答無用で容赦なく取り締まり始めたのに、
長時間の駐車違反、と言うより明らかな「放置自動車」を、１週間も「放置」している理由が、
私にはさっぱり分かりません。

こういう「お上」がすることのチグハグさが、
私には腹立たしくてならないのです。



もう１つ、
最近私の目に止まった他愛ない「なぜ？」は、
これです。



勤務先のすぐ近くの裏道の「駐車禁止」標識です。

ご覧の通り、
何かが当たって、凹んでいます。

でもね、
丸い標識の下部が凹んでいるなら納得しますよ。

けれど、上部が凹んでいるというのは、
一体何が、どう当たったというのでしょう？
それとも何かが、上から落ちてきたのでしょうか？

昔流行ったある夫婦漫才のセリフではありませんが、
考えると夜眠れなくなりそうなので、
考えないことにしています。

できれば、代わってどなたか、謎解きを――。


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