
自宅近くの桜の名所といえば、
隣市・岩倉市の五条川堤防の約7kmに植えられた「千本桜」でしょうか。
近いので、行こうと思えばいつでも行けるという思いと、
ただし、見頃の時期は車の規制が厳しく、駐車場所を探すのに苦労するという思いが両方あって、
今年はパスしてもいいかな、なんて実は思っていました。
ところが、です。


拙ブログにたびたび遊びに来ていただいている「S」さんから、
「五条川に夜桜見物と洒落込みました」とコメントをいただいたうえ、
「桜もそろそろフィナーレを迎えます。川面一面に桜の花びらが舞い落ちて、まるで絨毯を敷き詰めたよう…」と教えていただいたからには、
もう黙って座っているわけには参りません。
会社を少し早く出た今日の帰り、
寄ってきました。
そして、
なるほど――。

まだ満開の桜を見上げても楽しめますが、
目を落とせば五条川の川面には、
それこそ何十万――いいえ何百万、何千万もの小さな花びらが次々に流れています。
堤防に座り込み、
流れてゆく花びらを見つめているのは、
家族や、友達や、カップルらしき人々。
にもかかわらず彼らは
その場所ではなぜか話すことをやめ、
花びらが流れすぎてゆく様子を、一人一人がただ黙って見ているのでした。
人々は、
散り行き、流れ行く可憐な桜の花びらに、
いったいどんな、それぞれの思いを重ねながら見ていたのでしょうか。
いえ、
人間だけでなく、

鳥までも……。

時代がどんなに変わろうと、
散り際の潔さを大切にする独得の美学を、
私たち日本人は忘れてはなるまいと、私は思っています。


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日がずいぶん長くなりましたね。
名古屋地方では日没時刻が数日前から午後6時台になり、
会社を定時に退社すれば、自宅近くで、沈み行く夕陽を見られるようになりました。
当地は今日も雲一つない快晴。
……なのに、西の空の雰囲気が、いつもとは少し違う染まり方をしているのに気付きました。
露出をかなりアンダーに抑えて太陽を覗いてみると――、

太陽をうっすらと横切る縞模様は
雲でもなければカスミでもなく、
はるか中国大陸の砂漠から偏西風に乗ってやってきた「黄砂」の層なんでしょうね。
雨、霧、雲、カスミ、モヤ――等々の「水蒸気系モヤモヤ」フェチの私ですが、
いくら見た目には似ていて、それなりに美しく見える天然現象だからといっても、
鉱物性の「黄砂」は、潤いを感じられないから、好きではありません。

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先週から体調がちょっとすぐれないことを言い訳にサボっていたら、
今朝、愛用のキャラクター育成型万歩計「てくてくエンジェル」君から
メッセージが届いていました。

「ずっと歩いていないけど、どうしたの?」
「どうしたの?」なんて可愛い聞き方をしてくれますが、
どっこい、このメッセージが届いてから、たった1日でもそれを無視すると、
翌日にはさっさと家出?してしまうという、実は情け容赦ない「最後通告」であることを、私は経験上知っています。
なので、
寒くも暑くもなかった昼下がり、
ご近所をカメラ散歩してきました。
相も変わらなくて退屈かも知れませんが、
よろしければ、ご一緒していただけませんか?







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今朝、愛用のキャラクター育成型万歩計「てくてくエンジェル」君から
メッセージが届いていました。

「ずっと歩いていないけど、どうしたの?」
「どうしたの?」なんて可愛い聞き方をしてくれますが、
どっこい、このメッセージが届いてから、たった1日でもそれを無視すると、
翌日にはさっさと家出?してしまうという、実は情け容赦ない「最後通告」であることを、私は経験上知っています。
なので、
寒くも暑くもなかった昼下がり、
ご近所をカメラ散歩してきました。
相も変わらなくて退屈かも知れませんが、
よろしければ、ご一緒していただけませんか?







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通勤途上に毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」で今朝、
生垣の椿の葉にしがみついている空蝉を見つけました。
いくら気候が温暖化しているとはいえ、
まさか、
まさか今年誕生し、羽化したわけではありますまい。
だとすれば、
昨年の夏、この葉によじ登ってから多分7カ月以上も、
風雨に晒されながら、
ここにこうして、しがみ続けていたのでしょう。
でも、
その姿は
あくまでも「脱け殻」――。
まるで、
永らくサラリーマン稼業を続けている自分の分身に
出会ったような気がしました。

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名古屋市東区白壁「名古屋市政資料館」に植えられた早咲き種の「オオカンザクラ(大寒桜)」が、
ちょうど見頃の七分咲きになりました。

「ソメイヨシノ」より色が少し濃く、花弁もやや大きいこの桜もまた、
今年の開花は昨年より2週間ほど早いようです。

桜の梢越しに見える後方の、窓という窓が鉄板らしきもので覆われた建物は「名古屋拘置所」です。
この建物の中で暮らす約700人未決囚、死刑確定囚には、
美しい桜の開花を見ることはもちろん、
そのかすかな匂いも、
それにつられて集まってくる野鳥のさえずりも、
届かないんでしょうね。
それでも春は、
確実にやって来ています。

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なぜか、今週は1週間が長かったような気がします。
おそらく、仕事でちょっと、もがき苦しんだせいでしょうかね。
そんな私の1週間の終わりに相応しいかのように、
今日見た夕暮れは、ほとんどモノトーンに近い珍しい光景でした。
でも、
こんな、どこか胸騒ぎがするような空模様や雲の様子を、
私は決して嫌いではありません。

それにしても、
一昨日のほぼ同時刻、ほぼ同じ場所から見た西の空は

こうでした。
「自然」が作り出すバリエーションの幅の広さと美しさはすごいと
ただただ感心するばかりです。

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私にとって今日は、
とても心穏やかに過ごせた一日でした。
なぜなら、
朝、
出勤途上にいつも立ち寄る公園で、
花びらに前夜の雨の名残りを宿す優しい花を見たから。
最近少し疲れ気味の心に、
潤いを与えてくれました。

そして、いま一つ、
夕には、
輝くばかりの黄金色に染まる夕焼けを見たから。

明日もがんばろう――という元気と勇気を
もらったような気がします。

そう、
昨日の話の続きで言えば、
私は今日、3人の「天使」に巡り会えたのです。
えっ? 花と夕陽と、もう一人は誰かって?
それは、
恥ずかしいから、
ヒ・ミ・ツです。


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