自宅近くの桜の名所といえば、
隣市・岩倉市の五条川堤防の約7kmに植えられた「千本桜」でしょうか。
近いので、行こうと思えばいつでも行けるという思いと、
ただし、見頃の時期は車の規制が厳しく、駐車場所を探すのに苦労するという思いが両方あって、
今年はパスしてもいいかな、なんて実は思っていました。
ところが、です。
拙ブログにたびたび遊びに来ていただいている「S」さんから、
「五条川に夜桜見物と洒落込みました」とコメントをいただいたうえ、
「桜もそろそろフィナーレを迎えます。川面一面に桜の花びらが舞い落ちて、まるで絨毯を敷き詰めたよう…」と教えていただいたからには、
もう黙って座っているわけには参りません。
会社を少し早く出た今日の帰り、
寄ってきました。
そして、
なるほど――。
まだ満開の桜を見上げても楽しめますが、
目を落とせば五条川の川面には、
それこそ何十万――いいえ何百万、何千万もの小さな花びらが次々に流れています。
堤防に座り込み、
流れてゆく花びらを見つめているのは、
家族や、友達や、カップルらしき人々。
にもかかわらず彼らは
その場所ではなぜか話すことをやめ、
花びらが流れすぎてゆく様子を、一人一人がただ黙って見ているのでした。
人々は、
散り行き、流れ行く可憐な桜の花びらに、
いったいどんな、それぞれの思いを重ねながら見ていたのでしょうか。
いえ、
人間だけでなく、
鳥までも……。
時代がどんなに変わろうと、
散り際の潔さを大切にする独得の美学を、
私たち日本人は忘れてはなるまいと、私は思っています。
----------------------------------------------------------------------------
先日の私のリクエストで、五条川に桜吹雪を
撮りに行っていただいたのですね。
ありがとうございます。
まだ 散り始めで 絨毯とまではいかない
ようですが、花びらが流れいくのをじっと
眺めるというのも良いものです。
先年、訪れた時にこの川で鯉のぼりを洗う
催し物を見物しました。歴史ある行事の
ようです。
鯉のぼりの洗い・・・鯉のあらい、よし
今宵はこれで一杯呑もう!
ちょっと違うかあ!(笑)
散り行く桜、水面に浮かぶ花びら、これも、別の桜の楽しみ方ですね。
美しい散り際を見させていただきました。ありがとうございます。
鯉の洗い――なるほどね。そうやって人生を人一倍楽しめるのですから、酒を飲める人が羨ましい限りです。
今年は咲き始めてからの見頃期間が、例年よりずいぶん長いようですよね。
それだけ長く花見を楽しめるのは嬉しいのですが、半面、パッと咲いてパッと散る潔さを、今年は感じられない点が、残念といえば残念です。