映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【映画】バベル
2006年 メキシコ 2h23
監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 ブラッド・ピット 菊池凜子 役所広司
鑑賞@OS名画座
2006年度の賞に数多ノミネートされ、制作費100億円。出演者・脚色者・監督も大物ぞろい。等々の周辺事情を見ると、言うのにすこし勇気がいるが・・・
せめて自分のブログでは率直に言いたい。 (鑑賞 6月20日@OS名画座)
この映画、退屈の一語だった。
タイトルが出る前、そして途中でも何回か、こみあげるアクビを抑えるのに苦労した。
まず、「バベル」という大げさなタイトル。偉そうにそう言う貴方はどこにいるの?人類の間の意思疎通の不足とか異文化理解の欠如を憂えるというのなら、まず自分の胸に手を当てて考えて欲しい。
脚本・監督はメキシコ人だとのこと。なるほど、メキシコ篇にはうなづけるものがある。USAもまあまあ。だがモロッコと日本は、「違うだろう?!」といいたい。どの位、知っているのか、この両国の事情を・・・?モロッコの銃の売買と子供に預けるあたりのリアリティの欠如。この瞬間に白けてしまって、以後、扉が閉ざされた状態に。わざわざ巨額を投じて映画化する前に、第三者が脚本を検討する時間があったのか?(ひょっとして、日本とモロッコは異教徒の国であり、どんな事が起きても不思議ではないという、無知というか、カトリック国メキシコの一般人ー知識層ではなくーの常識に基づいた物語なのか?そして、その二つの国にも映画観客がいて、彼らがこれを見ればどういう反応をするかさえ、想定外だったのか?)
しかし、東京の女子高生(菊池凜子)も、父親(役所広司)への反抗からとはいえ、あんな短いスカートで盛り場を徘徊していたら、ああいう想像をされてもふしぎではない。別の国や文化では売春婦以外の何物でもない服装なんだから。(決して八つ当たりではありません)
→「神の子どもたちはみな踊る」 11-8-23
監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 ブラッド・ピット 菊池凜子 役所広司
鑑賞@OS名画座
2006年度の賞に数多ノミネートされ、制作費100億円。出演者・脚色者・監督も大物ぞろい。等々の周辺事情を見ると、言うのにすこし勇気がいるが・・・
せめて自分のブログでは率直に言いたい。 (鑑賞 6月20日@OS名画座)
この映画、退屈の一語だった。
タイトルが出る前、そして途中でも何回か、こみあげるアクビを抑えるのに苦労した。
まず、「バベル」という大げさなタイトル。偉そうにそう言う貴方はどこにいるの?人類の間の意思疎通の不足とか異文化理解の欠如を憂えるというのなら、まず自分の胸に手を当てて考えて欲しい。
脚本・監督はメキシコ人だとのこと。なるほど、メキシコ篇にはうなづけるものがある。USAもまあまあ。だがモロッコと日本は、「違うだろう?!」といいたい。どの位、知っているのか、この両国の事情を・・・?モロッコの銃の売買と子供に預けるあたりのリアリティの欠如。この瞬間に白けてしまって、以後、扉が閉ざされた状態に。わざわざ巨額を投じて映画化する前に、第三者が脚本を検討する時間があったのか?(ひょっとして、日本とモロッコは異教徒の国であり、どんな事が起きても不思議ではないという、無知というか、カトリック国メキシコの一般人ー知識層ではなくーの常識に基づいた物語なのか?そして、その二つの国にも映画観客がいて、彼らがこれを見ればどういう反応をするかさえ、想定外だったのか?)
しかし、東京の女子高生(菊池凜子)も、父親(役所広司)への反抗からとはいえ、あんな短いスカートで盛り場を徘徊していたら、ああいう想像をされてもふしぎではない。別の国や文化では売春婦以外の何物でもない服装なんだから。(決して八つ当たりではありません)
→「神の子どもたちはみな踊る」 11-8-23
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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観終わったとたんに「何だコレ?」っと首を捻ることしきりで・・・私的にはあれこれ考えるうちに評価が少し変わってきた作品ではありましたが・・・もうかなり記憶の彼方であります。(^^;
おっしゃるようにモロッコと日本の描き方は、合点がいかぬものでしたね~。
どうやら、観ていて不愉快な気持ちになるのも、この監督の狙うところなんでしょうけど・・・
映画が観ている観客に壁を作っているとしたら、そこんとこから何とかしろよイニャリトゥ監督と言いたくなりますよね・・・(笑;)
4月末に鑑賞されたんですね。
2ヶ月近くたった今頃見て憤慨している姿も滑稽かもしれませんが・・・
何ですって、観客を不快にさせるのが狙い、というと・・・目指したのは「芸術」ですね。
じゃあ、黄金週間に一斉公開なんかすべきじゃなかったなぁ。
よっぽど、これより相応しい映画があるのに!
「パラダイス・ナウ」とか。
やはり同じようなテーマだった「クラッシュ」に比べると、設定の”無理”感ばかり印象に残ってしまった作品ですよねぇ・・。 ちょっと気張りすぎてタイトルも舞台もワールドワイドにし過ぎちゃったんでしょうか(笑)
役者さん達の熱演が光るだけに惜しいですよね。
「パラダイス・ナウ」も観たかったんですが、行けませんでした~ 明日は「それでも生きる子どもたちへ」を頑張って観に行って参ります。
確かに、悪くは無いけど、どうにも口に合わない料理見たいな映画でしたわ。例えば羊肉とオリーブ油の料理は、日本でごくたまに食べるにはいいですが、豚肉も牛肉も、刺身も目刺もなくて、年がら年中マトンとオリーブ油しかなくて、匂いが町中に染み付いているようなところで出されると、「やめてぇ~」と叫びたくなるようなものでしょうか。一方、提供者側は自信満々なんで、一層たまりません。
いやぁ辛口コメントで恐れ入りましたでございます。
かれこれ2ヶ月前に観た映画なので、記憶は彼方へ...
出演者は素晴らしかったと感じましたが...
>モロッコと日本は、「違うだろう?!」にはちょっと賛同したりして...
日本の高校生マズいかもですね??
さて我がExciteですが、ブログ全体がかなりなダメージを受けているようで、TBは出来ないし、なんかコメントも消滅したりしているようなのです。
上海に行っていて、しばらくPC開けてなかったので、その際にBiancaさんよりコメント頂いていて、飛んでしまってたりしたらお許しくださいまし!
Exciteなんとかして!状態でございます。
上の方が書かれてるように、現在エキブロは他からのトラバができないようで、せっかくトラバもらったんですが、反映されてないようで申し訳ないです。
全体的に無理のある映画でしたが、特に日本は無くても良かったんじゃないかって出来だと思いました。
でも、それ以上に誰も救われないテーマ自体が辛かったかな。
「誰も救われないテーマ」そうですね、なんだか、この脚本を書いた人は、世の中に恨みがあるのでしょうかね。アメリカという超大国の傍らで生きている小さな国の国民が抱える悩みや苦しみ、劣等感があるのでしょうか。だからといって、遠いアフリカでアメリカ市民を殺傷するのはどうかと思いますが。しかも、遠い日本から渡った銃で。