加賀女あっちゃんの晴れときどき着物

石川県加賀市で呉服店を営むあっちゃんのブログ。
きもの、お茶、お筝、そして犬も登場。

少し、早めの就寝

2008年09月12日 | 日々つれづれ
 日々、『今日は暑いね』『今日は秋風って感じの風やった』などと、お客様と会話を交わしながら、秋がちょっとずつ深まっていくのを実感しています
 あんなに鳴いていたツクツクボウシもいなくなり、いつの間にかコオロギなどの虫の声が聞かれるようになりました。空気も澄んできた感じがします。早くキンモクセイが咲かないかなあ


 
 秋は好きな季節なのですが、『えっ、もうあと3ヶ月あまりでお正月!?』と思うと、一年の速さを痛感します。あれもこれも、課題はたくさんあったのに、あまり進んでないわ! 頑張らなきゃ・・・


 今日は朝お客様が立て込み、その後午後から金沢へ仕事の用事をすませに行きました


 先週からの疲れがとれたつもりでいたのですが、帰りの高速ではまた頭が痛くなり、運転しながら鎮痛剤を飲むことに・・・(ひどくなると吐き気がして全身の力が抜けるんです)。
 夜、久しぶりにお願いしたカイロプラクティックの先生にも、『どうしたん? 首すっごい硬いわ、珍しい』といわれました。なので、少し早めに休みたいと思います



 お客様からいただいた雷門の人形焼。オールカラーの包装紙がすごい。


 
 こちらは、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる氏の体験によるマンガ、『総員玉砕せよ!』



 なんかこんなマンガをご紹介するとものすごく右翼っぽく思われるかもしれませんが、私そんな人間ではありませんのでご安心を
 終戦間際、南太平洋・ニューブリテン島での、アメリカ兵との決戦の様子を、自らの戦争体験と重ね合わせたフィクションです。(でも9割は事実)

 ほんの数十年前、こんな無意味な戦争(ともいえるし、国防のための真摯な戦いともいえる)をしていたのかと思っても、実感できない私たちの世代
 実際その現地にいてバンザイ突撃や玉砕の様子を見てきた水木氏だからこそ描きえた、人間の恐ろしさ、滑稽さ、理不尽さが、独特のタッチを通して生々しく訴えかけてきます。
 もし、ご興味のある方はご一読を


 カイロプラクティックの先生のお宅で、バッグの中で待ち中のぺこ。

 では、今夜は頭痛がぶり返さないうちに休みます、おやすみなさい・・・
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歯医者さんは数あれど・・・

2008年09月12日 | 日々つれづれ
 今日は朝からお着物やおようふくや学生服など、全ジャンルのお客様がお越しになり、本当に忙しい一日でした
 そして、忙しいときは学校からの電話(制服関係)や問屋との折衝の電話など、普段はあまりかからない電話もかかるもの・・・ 
 
 結局、お昼ごはんは向かいのコンビニで買ったおにぎりを、着付けの用意をしてからむさぼり食う、という状態でした。



 午後はお筝教室と着付け教室
 お筝教室は『人を恋うる歌』のいよいよ合奏。歌が思い浮かぶ曲は、ついつい調子よく節をつけて、弾きたいように弾いてしまいがちなので、左手できちんと拍子をとることが大事です
 着付け教室は久々のボディへの着付け。生徒さんの希望で、半幅帯の文庫結びのバリエーションを行いました。手持ちの簪や飾り紐などで表情をつけるとまた可愛くなります



 最近、困っているのがうちの犬の奥歯
 人間でいうとほぼ私と同い年くらいなので、まだそんなに年寄りではないので歯が抜けたりしてはいけないのですが、小さい頃アトピー気味だったため取り寄せて食べているごはんが柔らかいことと、もともと犬用ガムなどの固い食べ物が嫌いなこともあって、すでに片方の奥歯が抜けてしまっています(見かねた獣医さんにペンチで引っこ抜かれた)。



 そして、残った歯だけでも元気にと、せっせと毎日ガーゼで歯磨きをしていたのですが、とうとうもう片方の奥歯もグラグラするようになってしまいました



 時々、こんな道具で歯石も掃除しているのですが、なかなか小さい口の奥歯を磨くのは困難で、毎回、酢ダコのようなくちびるを引っ掛けそうになります。しまいに道具をみるだけでぶるぶる震えるようになってしまい、はかどりません。



 ああ、こんなとき犬専門の歯医者さんがあればいいのにと、勝手に新しい業種を創造する私



 でも、実は全国探すと、いくつかあるみたいなのですね、犬の歯医者さん。なんと、矯正歯科もあるとか・・・東京の歯科治療のある獣医さんのHPはコチラと広島の獣医さんのHPはコチラ
 治療費はどれだけかかるのか、ちょっと恐ろしくもありますが・・・


 さて、昨日に引き続き、きもの文化検定2級の予想問題です。

Q.次の文章の空欄に漢字またはひらがなを記入し、文章を完成させなさい。

 (ア)時代以来、(イ)階級の装束などの服飾に用いられた、優美な文様を有職文様といいます。特に、織物で表現されていた模様を指す場合が一般的です。
 幾何学風に繰り返す図案や、典雅で整った趣の文様が多く、現代の(ウ)のきものや帯によく使われます。
 室町から桃山時代にかけて、中国やインド、中近東の国から渡来した染織品の文様を(エ)文様をいいます。
 主に(オ)の世界で珍重され、道具や掛け軸などに裂の形で用いられました。
 代表的なものに有栖川文様や、波間に踊る鯉を表した(カ)文様などがあります。

A.ア-平安 イ-公家(貴族) ウ-礼装  エ-名物裂  オ-茶道(茶の湯、茶など) カ-荒磯


   (アシェット婦人画報社 美しいキモノ 2008秋号より)



 いかがでしたでしょうか
 歴史などは教本を見たほうがいいように思いますが、あとの文様に関しては、呉服業界ではよく知られている言葉です
 2級はこのように記述式で、来年に設けられる1級は論述式らしいです。さて、今年受けるのか受けないのか、まだ迷い中ですが(仕事とのからみで)、前向きに勉強はしておこうと思っています

 
歯石取りを終えた後のぺこ。信頼していたのに裏切られた、という感じの不機嫌な顔。ちょっとつり目になります。
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