Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

しょっきんぐ。

2005-05-18 | 日記。
昨日、面白い小説のサイト様を見つけました。連載中でした。
今日、「更新されてないかな~♪」と行ったら、その小説の更新停止が告知されていました。
…………が~んっ!!!
一瞬凍りつくたこやき。(本当は小説アサリなんてしている場合ではない)
なじぇ~?(涙) と理由を読むと、読者様からのメール苦情で、大変つらい思いをされたご様子。
昨日の時点、その小説ページでは、一言感想フォームからやってくるコメントについて但し書きがついておりました。
同じ文面のメッセージばかり、そのフォームから届くので、「何か違うこと書いてくれ」というもの。
(ご縁のある作家様ではないですし、この日記を見かけられることは万が一にもないとは思いますが、決してその作家様に悪意あって書いてるわけではありません(><)以下の文面を読んでいただければ分かるとは思いますが……)
「およ?」とは思いましたが、その気持ち、分かる気もしたので「それ以上の何かを語りたくなったら送ろ~」
と思って通り過ぎました。
しかしどうやら、通り過ぎることのできなかった方々がいらしたようです。
長々い抗議文や、多数のお叱りメールが届いたとのことでした。

ここを読まれる皆様はどう思われますか?

うちは弱小サイトで、小説・日記とも読んでくださる方自体が少ないと思いますが。
たくさんの人が訪れると、それだけ喜ぶ回数と同じ確率、傷つく回数も増えるんですよね。
私は、その作家様が悪いとは思いませんでした。
あえて苦情を申し立て、正すべきだと拳を上げるようなことだったのかなあ、と思います。
無論、あなたにとってはそうではなかったとしても、そのことであなたを責め立てたいと思っているわけではありません。
こんな風に思ってるやつもいるんだよ~、と知っていただければ結構です。

本当は、その作者さまのところにメールなり何なり、送ればよいのかな、とも思います(汗
メルアドは発見してきました。書く勇気がないだけ;
他人から、今急にまた、長々いメール送られても困惑されないかしら……。
ネット上なんて、どうせドコもかしこも顔すらしらねえ他人同士。だからこそのコミュニケーションがウリだとは頭じゃ分かってるんですがねえ……。
だからこそ、嬉しい「感想」でもあるし、
だからこそ、言えてしまう「キツイ言葉」でもある。
そうしみじみ思いました。

今までそんな、コミュニケート広場とかのアンケートで出てくるような、「事故」
をナマで見たことなかったので、割りあいショック受けて帰って来ましたよ。

感想、拍手、足跡の数、カウンターの数。
隣の芝生は青いんです。そらもう、どうしょうもなく。
感じてるのは本当なので、白状してしまいますが。
なのに、自分のところのは周りからなんと言われようと、「チョッと不満」が残る。
「○○は書き込みがたくさんあっていいな、というけど、実際には……」
といった感じでね。
それが正しいとは言いません。でも、正しくなくても感じることはある。
人間、感情の生物ですから。
しかも、「話を書き、公開する」ことは、通りすがりの他人に「自分」自身を問うているも同じ。
ドコまで、ナニが、どうなれば完全に満足しうる、と言うものでもないと思います。

だからガンガン愚痴ってナニがワリィ、とは絶対言いませんよ。
周囲のサイト様(芝生が青く見える相手)に嫉妬しまくり、何にも言わない読者に怒り、
誤字脱字指摘で怒髪天を突いて怒る……(ぱっと思いついた一例です。他意はございません!)
そんなことをやって、寂しくなるのは自分自身。しかも、他人を傷つけて。
だから、レイアウトを変えたり、書き出しを悩んだり、配色を考えたり、フォームを置いたり、掲示板のタイプを再検討したり、色々するのです。
周りにあたりちらすより、自分の家の芝生を育てようとするのです。
かの作家様が、フォームのところに書かれた一文も、そのうちの一つだったんじゃないでしょうか?
そんなことを思うのは、同じサイト運営者だからで、読み専の人には思いも至らないことかもしれません。
思い至らないことを責めるべきとも言いません。

ただ、感情に任せて(かどうかは知りませんが、理性的で穏やかな文章で、作家様があんなにへこまれるとは思わないのです)思いのたけを文章にぶつけて相手に投げつける前に、
その向こう側にいるのも人間だ、とちょっとその抗議文を書いた方が思ってくだされば、作者様も、他の読者(私だ。)も悲しい思いをしなくて済んだかもしれないのにな~、と思います。
こんなネットのスミッコで言っててもしょうがないんですがね。

ちなみに、どうしても許せないことがあって、文章にしなくては気がすまない場合。
ワードとか、メモ帳とかに書いといて、保存しておくのも良いと思います。
運がよければ、のちのち自分の創作のネタになるとか、ならないとか。


同じようにサイト同士で、
「そっちはいいね~、○○で。うちなんか……」
「そんなことないよ! うちは○○だから……!」
とやるとき、両方正しくないことも念頭においておかねば、と思います。
どちらも主観以外の立場を取りようがない状態で、どっちかが正しいはずはないんです。
自分ちの芝生は必要以上に黄色く、隣の家の芝生は必要以上に青く見える色眼鏡を、私たちはかけている。

え、自分はそんなことない? ご立派です。見習いたいです。
私は未熟者だからそうなんです。理性で取り繕い、自分に言い聞かせて納得することはできますが。

虹の足元には宝物が埋まっている。
私から見える虹は、誰かの上にかかっていて、その人の足元に、自分の宝物があるように見えるかもしれない。
だけど、他の誰かの見る虹は、私の上にかかっているかもしれない。
私は知らない誰かの宝物を踏んで、その上に立っているかもしれない。
それを、忘れないようにしなければ、と思います。
謙虚さを維持するのは非常に難しい。言葉にすれば簡単でもね。

さてさて、英語とレポートやんなきゃ。
その合間に、もしかしたら勇気を振り絞って、メールを書くかもしれません。
もしよろしければ、この日記に賛意など示していただければ勇気百倍のたこやきが、
あなたのぶんまでその作者様にメールを書くでしょう(笑)

物申す! 方は名前と返信先が分かるよう名乗った上で、物申してみてください。
不肖タコヤキ、三日後くらいに(それまで時間的余裕がない;)お相手つかまつります。
そのときはお互い、「論者」以外の「聴き手としての自分」を忘れないように話し合いましょう。

ではでは。

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