Sideway

気のおもむくまま。たこやきの日記的雑記。

残念。

2005-10-24 | 日記。
明日を全休にしてやろうと、午後七時まで実験粘ったたこやきです。
結局明日も行く事になりました。無念。
オフラインでのお友達、照羽さまがいらしたようで、作品を読んでくださったようで……もし今日も読んでらしたら、
むぎゃ~! 無理しなくていいからね~!!
と、叫びたい今日この頃。
月の杖とか馬鹿長いからなあ……(今自信喪失中。削りたくて仕方がないの。無駄に長い気がしてさあ)。他のも……うーん……。

家でマツタケとれたそうです。
二本ばかし。年々取れなくなってるよな。
私が小5の時だったか、やたら大漁(?)で、七輪焼きにして食べた思い出があるけど……もうそんな日はこないのかねえ……とか年寄り臭い事を言ってみる。
まあ実際、松枯れ病で赤松林は全滅、台風で立ち枯れの木がボキボキ、鹿も猪も熊も狐も狸も猿も、山が荒れ果てて食うものないから里に下りてくるんだもんな。
(おかげでウチの田畑はゲショゲショだぜ)
ウチの大学の生態学の先生によると、あと2、3年もすれば植生が遷移して山も復活するらしいけど。そのときはもう、赤松林じゃないのかなあ? だったらマツタケとれないなあ。
まあ、山を管理する人間がいないんだから仕方ないけど。
こうして里山は里山じゃなくなってくんですよね、きっと。

でも里山の自然保護とか言っても、畑も田んぼも持て余してるような兼業農家に、山の手入れまでする余裕なんてあるはずないんですよ。
週五日か六日働いてりゃ、土日に農作業なんてできないんだから。
挙句、いまやあっても(マツタケがたまに取れるくらいで)一文にもならないよーな山になんて、かかずらってる余裕なんかあるわけがない。
昔は燃料庫として重要だったし、「山=財産」だったけど、今じゃ金にもナニにもなりませんからね~、新幹線か高速道路でも通らない限り。
里山の保全を~、というなら管理賃くれよ、と言うのが持ち主の正直なとこじゃないのかな、どこも。
環境倫理やら愛郷心やらではどうにもならない、物理的かつ金銭的、大きく見れば社会的な問題が、国産マツタケを超・高額たらしめ、果ては環境を(CO2などとはまた違った側面から)破壊している事もご承知いただけたらな~、と思う。

これから先、自分が何処に出たとしても、最終的には実家のあの山奥へ帰りたい。
そして、愛し、親しんできた自然と土地を守って生きたい。
だけどそれは恐ろしく厳しいことなんです。

環境破壊って、温暖化や酸性雨だけじゃない。
本来そこにあった、人間と自然が共存してた「私たちにとって豊かな」環境の破壊は、そんなところでも起こっている。
それが何かの種を絶滅の危機に追いやり、誰かを苦しめ、何かの価格を高騰させ、どこかで自然災害の悲劇を拡大する。

と、いうことを、ほんの少し、だれか今までそんなこと思いつかなかった方に覚えておいていただければよいな、と思います。

なんだが最後、くそ真面目な話になったな。
いま演習で環境やってるからナーバスなんですよ。
その演習で使ってる本が興味深く、分かりやすく書いてあるからご紹介。
新しい生態学

自分だってこんな事書きながら、ナニができてるかって何もできてないんだけどさ。
ホント、色々知ってるくせに情けないなとも思うんだけど。
知ってるのと知らないのとじゃ、少しでも違わないかな~、と思うので。

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