乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『儀式』『女優マルキーズ』は、好みの映画10★/10    『影の軍団 服部半蔵』

2013-07-10 | 映画
 (写真は岡山 備前)


『儀式』
監督・脚本:大島渚
脚本:田村孟 佐々木守
出演:河原崎健三 中村敦夫 佐藤慶 賀来敦子 小山明子 音羽信子 殿山泰司
1971年
創造社、ATG
123分
カラー
巨大なうわばみのごとく機能する日本の旧家を通して描かれた戦後史。個人が家に支配されるさまを、独自の大島美学で冠婚葬祭の儀式に象徴させた傑作。 満州で敗戦をむかえた主人公は内務官僚だった祖父が支配する桜田家に帰り、自殺した父の異母兄弟やその子どもたちと生きていく。家長である祖父が手当り次第に手をつけた女たちの子や孫により桜田家には複雑な血縁関係が存在しており、個人の立場は飲み込まれてしまっていた・・・。
  データーは衛星劇場公式HPより
 
 『儀式』は良質の小説を人間の速度で読み味わっているような作品。
  主旨が明確。画面が重厚。
  こういった邦画があるから、日本の映画も好きだ☆


『女優マルキーズ』
監督・脚本:ヴェラ・ベルモン
脚本:ジャン=フランソワ・ジョスラン マルセル・ボーリュー
出演:ソフィー・マルソー ベルナール・ジロドー ランベール・ウィルソン パトリック・ティムシット ティエリー・レルミット
1997年
116分
カラー
17世紀のフランス、場末の踊り子から劇団の女優となり、国王ルイ14世や劇作家ラ・シーヌの心を虜にした実在の女優・マルキーズ・デュ・パルクの波乱万丈の生涯を描く人間ドラマ。主演のソフィー・マルソーが、愛に殉じた悲劇の女優を体当たりで熱演している。当時を再現した豪華絢爛な舞台シーンも必見。
  データーは衛星劇場公式HPより

 『女優マルキーズ』
  かわいいわ!たのしいわ!筋書きもおもしろいわ!
  適度に華やかで、映画の画像や音楽が行かされた作品☆


『影の軍団 服部半蔵』
監督:工藤栄一
脚本:高田宏治、志村正浩、山田隆之

渡瀬恒彦:下の服部半蔵
西郷輝彦:上の服部半蔵
森下愛子:千里(織江)
原田エミ:小萩(下の半蔵の妹)
三浦洋一:青山図書
中島ゆたか:お楽の方
橘麻紀:矢田局
奈三恭子:秋野
本間優二:小六
蟹江敬三:一飛
戸井十月:三々助
李一龍:水口鬼三太
鳥巣哲生:九十九
藤田渓:栃丸
きくち英一:仁平
大矢敬典:四々戸
松林龍蔵:大伍
志茂山高也:流七
酒井努:闇人
細川純一:蛭巻玄十郎
笹木俊志:石川美作
木村夏江:内田局
仁和令子:綾乃
柳川恵美:浦路
前島幹生:堅田五郎九
赤羽根明:草間蔵人
上田孝則:徳川家綱
白井滋郎:中村刑部
峰蘭太郎:高山源之進
藤沢徹夫:戸沢帯刀
丸山俊也:
小峰隆司:大岡源左衛門
タンクロー:商人B
勝野賢三:金井半兵衛
宮城幸生:老武士
島田秀雄:茶坊主
木谷邦臣:目付A
森源太郎:町の役人
村居京之輔:相州屋
大江光子:大奥の老女
道井和仁:
唐沢民賢:黒井左衛門
高並功:兵藤平左衛門
鈴木康弘:奈良屋
国一太郎:商人A
五十嵐義弘:朽木民部正
有川正治:横川左衛門
林彰太郎:紀州頼宣
岩尾正隆:丸橋忠弥
丘路千:井伊掃部頭
田畑猛雄:永井信濃守
河合絃司:堀田加賀守
中村錦司:酒井讃岐守
成田三樹夫:松平伊豆守信綱
金子信雄:水戸光圀
仲谷昇:内藤山城守
藤田まこと:先代上の半蔵
山村聰:保科正之
緒形拳:甲賀四郎兵衛
  データーはウィキペディアより

 『影の軍団 服部半蔵』
  まぁ、
  おもしろかった…ような気がする…。


コメント (3)
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今月、みたい映画は 安部公房先生 が脚本を手がけられた これ!

2013-07-10 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 今月、みたい映画




 『壁あつき部屋』

   放送日 7月23(火) 深03:00

   監督:小林正樹

   脚本:安部公房

   出演:伊藤雄之助 浜田寅彦 小沢栄 信欣三 三井弘次 三島耕 岸惠子 小林トシ子



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46:『方丈記・徒然草』より「方丈記」(一、二)日本古典文学大系・新日本古典文学大系

2013-07-08 | 鴨長明


  46: 『方丈記・徒然草』より「方丈記」(解説・一、二)日本古典文学大系・新日本古典文学大系


 ただ今、日本古典文学大系を中心に全文を書き写し、意味を調べながら「方丈記」を河原の六道(「九相詩絵巻」)みたいなところあたりまで読んでいる途中でございます。
 書き写しに時間がかかり多少気がめげそう。
 なので、『長明方丈記新妙上・下』をコピーさせて頂き、その内、火事くらいまでを読みました。…すかーっとした!)
 読んでおりますコピーは早稲田大学様所蔵で、データーベースの上から二つ目です。
 他にも二つばかり、早稲田大学様所蔵の『方丈記』を併読し始めています。
 今年後半はとりあえず『方丈記』で楽しみたいと考えています。

『方丈記』を読み始めて驚いた事がいくつかあります。

  1)言葉が洗練され、たいへん美しく酔ってしまいそう。
  2)描写がたいへん詳しい。
  3)読み始めてすぐに思ったのですが、絵巻物を読んでいるように、各場面に鮮やかな色彩で浮かび上がってきます。
  4)停止せず空気(時間)が流れているようです。


『方丈記』一 は、火事の描写が見事です。
 おなじみに言葉から始まります。
 ノートに写しているので、ここでは省略。

『方丈記』ニ は途中でございます。
 匂いたち、河原付近で死に行く人の姿の変化、母の死を知らず多いかぶさって乳を吸う幼子の様子が、鮮やかに、ものの見事に記されています。
 時のうつろいが描かれ、仏教用語も用いられ、ここでもやはり、絵巻物を思い浮かばせるのでございます。

 今年のはじめ、京都国立博物館で成立八百記念『方丈記』を見る機会に恵まれ幸運でした。
 カタカナの『方丈記』はまさしく鴨長明
 そして今回 新日本古典文学大系(カタカナ)で読めばいいものの、わたくしイージーな方向に流れ、日本古典文学大系(ひらがな)中心に読んでいるのでございます(汗)


 やりたい事がたんとございます。
 絵巻物も読みたい。重宝記も、内田百聞も読みたい。
 芝居も観たいし、映画も見たい。
 今年前半は薮用が多く無駄な時間を費やしてしまいました。
 今年後半は、できるだけ時間を大切に使いたいと思います。

  掃除洗濯もできたし、夕食の仕込みもできている。
  さあさ!『方丈記』の続きを読もう~☆
  四時からはテレビで舞台^^V
 

 



コメント (4)
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『義経・与一・弁慶・静 合同サミット in 大和高田』2013.7.6(土)さざんかホール

2013-07-07 | 舞台・芝居
   (写真はイランのヤズド。なんて書いてあるのかな?わかんない^^::)

 2013年7月6日(土曜)

 奈良県の大和高田市さざんかホールへ…
 初めてのさざんかホールは美しく、音の反響良し☆



 今回のわたくしの目的は、国学院大学の近藤好和先生の興味深いお話と、「『長唄 橋弁慶』弁慶:花柳寿楽(3代目)牛若丸:花柳楽彩」
 弁慶好きで国芳の浮世絵『勧進帳』(2/3)を見てはうっとりしているわたくしにはたまらない。
 そして、琵琶語りを見てみたかったわたくしにとって、上原まりさんの「『那須与一』 (筑前琵琶)」も魅力的でした。

 わたくしの住まいは大和高田市外ですが、とある方にパンフレットを頂戴した時からわたくしの心を大きくとらえていた。『義経・与一・弁慶・静 合同サミット in 大和高田』は思った以上に満足いたしました。

 近藤好和先生の面白いお話。そして、たいへん感激いたしました花柳寿楽(3代目)さん、花柳楽彩さんと 上原まりさんの「『那須与一』のお舞台は、後日記録いたします。

 今回楽しいお時間を過ごさせて頂きました。
 関係者のみなさまには心より感謝いたします。
 また、会場で長時間お話を聞かせていただきました皆様方にも御礼申し上げます。
 ありがとうございました。



  

2013.7.6(土)奈良県大和高田市さざんかホール 大ホール
2013年06月19日
義経・与一・弁慶・静 合同サミット in 大和高田
[日時]2013.7.6(土)
[会場]さざんかホール 大ホール(奈良県大和高田市)
[時間]12:00開場 13:00開演
13:30~記念講演
14:30~14:50 『白拍子静の舞』 村山左近(舞)野中久美子(能管)川村旭芳(筑前琵琶)
14:50~15:10 『那須与一』 上原まり(筑前琵琶)
15:10~15:30 『長唄 橋弁慶』弁慶:花柳寿楽(3代目)牛若丸:花柳楽彩
15:30~17:00 シンポジウム
[料金]無料
大和高田市企画法制課 観光企画調整係 Tel:0745-22-1101
 データーは全て奈良県大和高田市 公式HPより引用













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取り立てて書くほどの事でもないが…

2013-07-06 | 舞台・音楽 雑感メモ
  (写真は奈良の法隆寺)





 先日送られてきた歌舞伎美人ニュースのこと

 2013年12月南座顔見世の出演者が決まりました。

 後は何も申しますまい…。










 
   夜の部に加えて、  
   やはり
   七月松竹座のお昼の部は見ておくべきかな…☆









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「夏祭浪花鑑 発端より釣船三婦内、長町裏より九郎兵衛内屋根」「五重塔」「団子売」

2013-07-06 | TVで 歌舞伎・能楽
  (写真は 『粋興奇人伝』仮名垣魯文、山々亭有人 合輯  『日本近代思想大系18 芸能』より)  


 七月第一周 お家で歌舞伎



「夏祭浪花鑑(前編) <発端より釣船三婦内>」
「夏祭浪花鑑(後編) <長町裏より九郎兵衛内屋根>」
出演:中村勘九郎(十八世勘三郎) 中村福助 中村扇雀 片岡亀蔵 笹野高史 坂東彌十郎 中村橋之助
2002年
97分
カラー
平成14年秋、大阪扇町公園に突如出現した大阪平成中村座。だんじりに乗せて役者と観客が一体化し、浪花ッ子を魅了した熱い舞台をお届けする。団七に勘九郎(十八世勘三郎)、お辰と磯之丞に福助、義平次に笹野高史、三婦に彌十郎、徳兵衛に橋之助で。 堺の魚売り団七九郎兵衛は、恩人の息子磯之丞とその恋人琴浦を悪人から守るため、女房や友人と協力し骨を折るが、団七の舅・義平次に裏切られ、それ知った団七は…。「中村座」ならではの演出も随所にあり、開演前に場外で喧嘩が始まったり「殺し場」が蝋燭の明かりと効果的なスポットの中で繰広げられるなど見どころ満載。舞台や場外にもカメラを設置し、臨場感溢れる映像作品としても楽しめる。 (2002年/平成14年11月・大阪平成中村座)

「夏祭浪花鑑(前編) <発端より釣船三婦内>」「夏祭浪花鑑(後編) <長町裏より九郎兵衛内屋根>」は見てみたかった。
 テレビでは何度も見ているが、何度見ても満足。
 観客を楽しませる術を心得ていた中村勘九郎(十八世勘三郎)さんに拍手。
 橋之助さんの見得は、浮世絵やわぁ~☆その美しさに、心騒ぐ。
 もちろん、中村福助さん、中村扇雀さん、片岡亀蔵さん、笹野高史さん、坂東彌十郎さん、中村橋之助さんたち
 みなさんに拍手☆
 好きな役者さんばかりで、大満足^^V


「五重塔」
出演:中村勘太郎(現・勘九郎) 市川春猿 上村吉弥 坂東巳之助 片岡市蔵 中村獅童
2009年
80分
カラー
純粋でかたくなな職人の情熱と葛藤を、勘太郎時代の中村勘九郎が好演。対照的なふたりの職人の姿を描いた文豪幸田露伴の名作。 周囲からは「のっそり」と呼ばれ、一途で頑固だが腕の良い大工の十兵衛と、江戸っ子らしい男気があり様々に立ち働こうとする源太。性格も生き方も対照的な二人の大工が五重塔の建立に奔走する物語。勘太郎(現・勘九郎)の十兵衛に、春猿のお浪、市蔵の郎円上人、獅童の源太ほかの出演で。(2009年/平成21年7月・歌舞伎座)

 舞台として、面白かった!^^!


「団子売」
出演:片岡愛之助 市川亀治郎(現・猿之助)
2008年
15分
カラー
片岡愛之助と市川亀治郎(現・猿之助)の夫婦役で、コミカルで明るい舞踏作品を。江戸時代の庶民の風俗を描いた義太夫の人気曲で、杵蔵とお臼という団子売の夫婦が餅をつき、ひょっとことお多福のお面をつけて明るくコミカルに踊ります。愛之助の杵蔵、亀治郎(現・猿之助)のお臼という配役で。(2008年/平成20年2月・博多座)


 データーは全て衛星劇場公式HPより



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45: 『日本近代思想大系18 芸能』より 『粋興奇人伝』  仮名垣魯文、山々亭有人 合輯

2013-07-05 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫


  45: 『日本近代思想大系18 芸能』より 『粋興奇人伝』  仮名垣魯文、山々亭有人 合輯


 

 

 先月書いていたように旅行の移動中、気が向けば鉛筆を片手に『粋興奇人伝』を読んでいた。
 全てを読みけれなかったが、今月初め、無事読了。
 フォトショップが満タンでスキャンさえままならなかったので、記録が今になる。

 これは『日本近代思想大系18 芸能』に載っていたもので、全てでは無いが、印影が載せられている。
 ここっでは拡大しているが、本書では名刺よりも小さく印影部分はずいぶん読みづらい。なので、鉛筆に助っ人をお願いしたという次第。
 解説を見てみる。

 解題 文久三年(1863)春、粋狂連と興笑連に属する二十三人の作った三題噺が、各自の経歴と肖像画を添えて発表された。題答は「粋興奇人伝 完」。裏表紙には「粋興奇人伝」を中央に、右に「仮名垣魯文、山々亭有人 合輯」、左に,「春廼屋幾久校合/一恵斉芳幾画」
とし、下に「宝善堂梓」「竹堂書」と記す。………とあった。

『粋興奇人伝』
 洒落た落ちが絶妙で、見事に粋な計らいの面白さ。
 運の良い方は古本屋で手に入るかも…。

 

 

 
 

 
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44: 『アッラーの使者ムハマンド (イーマーンの諸基幹)』

2013-07-05 | 読書全般(古典など以外の一般書)
(写真はカイロ 車窓から)



  44:『アッラーの使者ムハマンド(イーマーンの諸基幹』




『イスラームの正しい教義のために 正しい宗教』アブー・アミーナ・ビラール・フィリップと同じように、ピラミッドチケット売り場でいただいた三冊の鬱の一冊。

『アッラーの使者ムハマンド(イーマーンの諸基幹』は読み物としては割合面白かったが、イスラム教に暗いわたくしにとってはピンとこない部分が多い。

 今回のガイドはイスラム教がいかに素晴らしいか、正しいかを話すことが好きで、遺跡の解説でも何度も何度も,次のような言葉を発しておられた。
「これを信じていたのは古代の人だけね。今の人は信じてない。アッラー!ただそれだけ」

 但しガイドは半袖。(イランでは、長袖ノーネクタイが多い)
 五日間でお祈りを見たのは初日、バザール近くのモスクでお昼のお祈りをされたのみ。

   「これを信じていたのは古代の人だけね。今の人は信じてない。アッラー!ただそれだけ」
   「イスラム教は正しい宗教」
   「スカラベや仏像はものであり、神では無い。神はアッラー!ただひとり!」
   「キリストは預言者。アッラーは神。神はただ一人」

 毎日毎日イスラム教について長時間話を聞いたが、それでも洗脳されないわたくし…
 帰国二日目 たまたま見たかったミュージアムに近かったので、西本願寺に行く。
 本殿ではお坊さまたちが笙の笛や鐘をならされ、美しい調べ
 お坊さまたちのお経や種妙も素晴らしく、聞き込んでしまいました☆
 お線香の香は立ちこめ、ご焼香し手をあわせられる信者の方々を見て、脇でわたくしも手を合わせておりました。

 日本っていいなぁ~(*^_^*)


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43:『イスラームの正しい教義のために 正しい宗教』アブー・アミーナ・ビラール・フィリップ

2013-07-05 | 読書全般(古典など以外の一般書)
      (写真はカイロ 車窓から)



43:『イスラームの正しい教義のために 正しい宗教』アブー・アミーナ・ビラール・フィリップ



 ピラミッドには合計三回行った。
 一度目、イスラム教の熱心な方が、小冊子を三冊下さった。

 帰国後なにげに開いてみる。
 掌サイズの『イスラームの正しい教義のために 正しい宗教』は アラー一途
 
 イスラム教を知る上で、少しは役に立ったような気がする。
 読んですぐに、絵巻物が恋しくなり、また、講座予習の『方丈記』を写しながら、意味を調べて読み進める。

 わたしって、お箸の国の人だなぁと、しみじみ思った。
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この夏、揺れ動くエジプトを見た ☆ (2013年6月21日からの六日間)

2013-07-03 | トルコ・エジプト



 みなさまへ


 2013年6月21日から26日の六日間、エジプトで過ごしました。

 初日、21日
 エジプトでまず驚いたのは、 デモ、集会、けんか、ガソリン不足

 デモや集会は 21日のエジプトTVでは始終流れておりましたし、エジプト人はみな、
「30日、大きなデモが起り、今回はまた、革命が起る」
「今回は半端じゃない」
「夜は出歩くな」
と言いながら、リアルタイム特集ニュースに見入っています。
 また、一方、
「シー アーラー」(神のみぞ知る シー アラー)
と言った感じで、水タバコを吹かしながらバックギャモンなどに没頭している人たちも…。(カイロ ピラミッド近くの喫茶店)
 
 わたくしたちは今回の旅行は 安全第一と決め込みました。
 親子二人単位の行動は26日のピラミッド区域内とそのあとのホテル近くのお買い物だけ。
 おかげさまで、無事帰国する事ができました☆
 ご心配をして下さいましたみなさま、コメントを頂戴しましたみなさま、誠にありがとうございました。遅ればせながら、御礼申し上げます。

 デモや集会は各地で起っていました。
 また、ガソリン不足は深刻で、前日から並ぶ車もあるとか…。
 三、四時間並ぶ事は珍しい事ではなく、それでも買えない車が多くあります。
 ガソリン買いたさに列を割り込む車が三車路を塞ぎ渋滞し、前に進めません。
 ガソリンスタンドの前は長蛇の列が二列三列と数珠をつなぎ、いらだつ民衆はあちこちで大声のけんかをはじめます。
 わたくしたちが泊まったカイロのホテル二夜は、ガソリン待ちのクラクションが明け方まで続き、高層階のわたくしたちでさえ、うつろうつろしか 眠る事ができませんでした。
 このホテルには取材のカメラを持った日本人も宿泊されていました。

 ガイドに問うと、エジプトではガソリンはイランのように配給制度はないそうです。
 配給券を持っていても一時間待ちはざらにイランでしたが、エジプトはさらに深刻です。
 今後考えなければならない問題点は二つ、ガソリンとゴミだそうですが、これってあくまでもツーリスト向けの優等生の答えですね^^
 
 基本娘とわたくしとガイドと運転手、
 たまに、機関銃を持った警察官と半日同行(国境近く:スーダン)

 ナイル川のほとりで早朝よりリゾートを楽しみましたが、その時にはわたしたち二人の他、長いイランの兵隊と同じ形の銃を持った多くの兵隊か警察官に囲まれ、監視或は守られておりました。
 けたたましく勢いの良い大型戦が二艘とおりましたので 慌てて起き上がりカメラを構えると、銃を持った男が飛んできました。おそらく、軍船だったのでしょう。撮影はあきらめました。

 楽しい事も多くありました。
 しかし、エジプトの格差問題を目の当たりにしました。
 身なりの良い富裕層が歩く一方、すぐ横にはスラム化した道
 ガイド付き女二人の日本人と見ると、お金をたかる輩が非常に多く、エジプトでは大半はチップに消えてしまいました。
 それもウン○円やウン○円単位です。こんな国は初めてです。
 あまりにひどいので、途中から「チィニーズ?」と聞かれると「バレ(はい)」と答えておきました。
 しかしガイドなしなら、女ふたりでも相場のチップやバクシーをねだってきます。

 イランではやたら「ユー&ミー フレンズ」という言葉が多く、また「友だちだからお金は受け取れない」といった社交辞令が展開されてからお金を受け取られる事が多かったのですが、エジプトはストレートでした。
 古くの民族性を考え、或は今回のエジプト国内における大混乱を考えると、当然のような気がして、帰国後も憎めないのです。

 上にも書いたようにイランでは「友だち」という言葉を度々耳にしました。
 そして、エジプトで多く聞いたのが「シークレット」

「シークレット」
 これは、
【君には特別な事をしてあげたのだよ。他では言ってはいけないよ。】
【君には特別な事をしてあげたのだよ。だから、チップを下さい。】
みたいな軽いノリです。
 この軽いノリは高額に結びついたものの、確かに今回の短期旅行をずいぶんと重厚に掘り下げ、また、広げてくれたように思います。

 今回は遺跡中心の旅でした。
 素晴らしい遺跡に、色々な思いを巡らしました。
 ピラミッドへは合計三回訪れる事ができました。
 待望の「王家の谷」では三時間以上歩き、墓穴も本来四ヶ所見る予定を六ケ所見ることができました。
 そして 待ってましたの「カイロ博物館」は約 四時間(普通は二時間くらい)
 見たい展示物を目の辺りにして、満足いたしました。「カイロ博物館」も素晴らしいものが多く、半日では見ることは不可能です。
 長期の旅ならば、複数回訪れたことでしょう…。
 たままたは研究者グループがおられ、その中に日本人の先生や学生の姿も認められました。おそらく、早稲田大学ではないかとかってに決めてかかっておりますが、確かめた訳ではなく、いい加減なものです。

 今回もイスラム国
 しかしエジプトは「スンニ派」です(イランは、「シーア派」)
 エジプト人はアラー一筋の方が多く、イスラム教について多くを語ります。
 なので、古代エジプト人とは違うと言う事まで強調いたします。(例えば「太陽崇拝」「スカラベ」など)
 イスラム今日について多くを聞きましたので、今回はかなり勉強になりました。

 帰国翌日、「歴史講座(日本)」に出席し、さらに次の日(日曜日)には「龍谷ミュージアム」(最終日)、「西本願寺」、「料理」を楽しんでまいりました。
 写真を整理していて思うのですが、やはり我が国は美しいです。
 
 



 お詫び
 ただ今、写真の整理中でございます。
 エジプト旅行の写真はもう暫くお持ちいただければと思います。
 
 拙ブログ、これからもよろしくお願い申しあげます。

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