乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

この夏、揺れ動くエジプトを見た ☆ (2013年6月21日からの六日間)

2013-07-03 | トルコ・エジプト



 みなさまへ


 2013年6月21日から26日の六日間、エジプトで過ごしました。

 初日、21日
 エジプトでまず驚いたのは、 デモ、集会、けんか、ガソリン不足

 デモや集会は 21日のエジプトTVでは始終流れておりましたし、エジプト人はみな、
「30日、大きなデモが起り、今回はまた、革命が起る」
「今回は半端じゃない」
「夜は出歩くな」
と言いながら、リアルタイム特集ニュースに見入っています。
 また、一方、
「シー アーラー」(神のみぞ知る シー アラー)
と言った感じで、水タバコを吹かしながらバックギャモンなどに没頭している人たちも…。(カイロ ピラミッド近くの喫茶店)
 
 わたくしたちは今回の旅行は 安全第一と決め込みました。
 親子二人単位の行動は26日のピラミッド区域内とそのあとのホテル近くのお買い物だけ。
 おかげさまで、無事帰国する事ができました☆
 ご心配をして下さいましたみなさま、コメントを頂戴しましたみなさま、誠にありがとうございました。遅ればせながら、御礼申し上げます。

 デモや集会は各地で起っていました。
 また、ガソリン不足は深刻で、前日から並ぶ車もあるとか…。
 三、四時間並ぶ事は珍しい事ではなく、それでも買えない車が多くあります。
 ガソリン買いたさに列を割り込む車が三車路を塞ぎ渋滞し、前に進めません。
 ガソリンスタンドの前は長蛇の列が二列三列と数珠をつなぎ、いらだつ民衆はあちこちで大声のけんかをはじめます。
 わたくしたちが泊まったカイロのホテル二夜は、ガソリン待ちのクラクションが明け方まで続き、高層階のわたくしたちでさえ、うつろうつろしか 眠る事ができませんでした。
 このホテルには取材のカメラを持った日本人も宿泊されていました。

 ガイドに問うと、エジプトではガソリンはイランのように配給制度はないそうです。
 配給券を持っていても一時間待ちはざらにイランでしたが、エジプトはさらに深刻です。
 今後考えなければならない問題点は二つ、ガソリンとゴミだそうですが、これってあくまでもツーリスト向けの優等生の答えですね^^
 
 基本娘とわたくしとガイドと運転手、
 たまに、機関銃を持った警察官と半日同行(国境近く:スーダン)

 ナイル川のほとりで早朝よりリゾートを楽しみましたが、その時にはわたしたち二人の他、長いイランの兵隊と同じ形の銃を持った多くの兵隊か警察官に囲まれ、監視或は守られておりました。
 けたたましく勢いの良い大型戦が二艘とおりましたので 慌てて起き上がりカメラを構えると、銃を持った男が飛んできました。おそらく、軍船だったのでしょう。撮影はあきらめました。

 楽しい事も多くありました。
 しかし、エジプトの格差問題を目の当たりにしました。
 身なりの良い富裕層が歩く一方、すぐ横にはスラム化した道
 ガイド付き女二人の日本人と見ると、お金をたかる輩が非常に多く、エジプトでは大半はチップに消えてしまいました。
 それもウン○円やウン○円単位です。こんな国は初めてです。
 あまりにひどいので、途中から「チィニーズ?」と聞かれると「バレ(はい)」と答えておきました。
 しかしガイドなしなら、女ふたりでも相場のチップやバクシーをねだってきます。

 イランではやたら「ユー&ミー フレンズ」という言葉が多く、また「友だちだからお金は受け取れない」といった社交辞令が展開されてからお金を受け取られる事が多かったのですが、エジプトはストレートでした。
 古くの民族性を考え、或は今回のエジプト国内における大混乱を考えると、当然のような気がして、帰国後も憎めないのです。

 上にも書いたようにイランでは「友だち」という言葉を度々耳にしました。
 そして、エジプトで多く聞いたのが「シークレット」

「シークレット」
 これは、
【君には特別な事をしてあげたのだよ。他では言ってはいけないよ。】
【君には特別な事をしてあげたのだよ。だから、チップを下さい。】
みたいな軽いノリです。
 この軽いノリは高額に結びついたものの、確かに今回の短期旅行をずいぶんと重厚に掘り下げ、また、広げてくれたように思います。

 今回は遺跡中心の旅でした。
 素晴らしい遺跡に、色々な思いを巡らしました。
 ピラミッドへは合計三回訪れる事ができました。
 待望の「王家の谷」では三時間以上歩き、墓穴も本来四ヶ所見る予定を六ケ所見ることができました。
 そして 待ってましたの「カイロ博物館」は約 四時間(普通は二時間くらい)
 見たい展示物を目の辺りにして、満足いたしました。「カイロ博物館」も素晴らしいものが多く、半日では見ることは不可能です。
 長期の旅ならば、複数回訪れたことでしょう…。
 たままたは研究者グループがおられ、その中に日本人の先生や学生の姿も認められました。おそらく、早稲田大学ではないかとかってに決めてかかっておりますが、確かめた訳ではなく、いい加減なものです。

 今回もイスラム国
 しかしエジプトは「スンニ派」です(イランは、「シーア派」)
 エジプト人はアラー一筋の方が多く、イスラム教について多くを語ります。
 なので、古代エジプト人とは違うと言う事まで強調いたします。(例えば「太陽崇拝」「スカラベ」など)
 イスラム今日について多くを聞きましたので、今回はかなり勉強になりました。

 帰国翌日、「歴史講座(日本)」に出席し、さらに次の日(日曜日)には「龍谷ミュージアム」(最終日)、「西本願寺」、「料理」を楽しんでまいりました。
 写真を整理していて思うのですが、やはり我が国は美しいです。
 
 



 お詫び
 ただ今、写真の整理中でございます。
 エジプト旅行の写真はもう暫くお持ちいただければと思います。
 
 拙ブログ、これからもよろしくお願い申しあげます。

コメント (6)
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