乱鳥の書きなぐり

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3月3日の草餅について 蓬よりも母子草(鼠麹草 ははこぐさ)の方が古かった。  『宮田登 日本を語る 4 俗信の世界』 「餅の呪力」より 

2020年03月22日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登

 檜

 

 

 

 

 

 


 『宮田登 日本を語る 4 俗信の世界』 「餅の呪力」より 「草餅」


 3月3日の草餅
  蓬よりも母子草(鼠麹草 ははこぐさ)の方が古かった。
  『文徳実録(もんとく実録)』『古今要覧』

  蓬餅は菱形
  『守貞満腔(もりさだまんこう)』

  草餅に中国の故事を載せる。
  『拾芥抄(しゅうあいしょう)』

  「西土には、漢世より蓬餅を食し、…西京雑記に載せたれば…邪気をはらふといふにもとづきて蓬をもちひしにゃ、殊に蓬は香気よろしければ、鼠麹草(ははこぐさ)にかへ用いしならん」
  『古今要覧』

  蓬も鼠麹草も香りの強さが珍重され、邪気を払うとされたのだろう。
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