乱鳥の書きなぐり

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四天王寺 元三大師堂    大阪市天王寺区    (14景)

2011年06月12日 | お出かけ






    四天王寺 元三大師堂    (大阪市天王寺区)






 夕日丘から四天王寺に向かって歩く。 



 商店街の脇道に、立派な門。




 四天王寺 元三大師堂の、乾門。




 乾門をくぐると、墓地。




 古く立派な墓が多く、◯◯◯翁や、他にも有名そうに思えるが実は知らない名の墓が多くありました。


 

 元三大師堂御廟前と掘られた灯籠が左右にあります。




 手水舎(ちょうずや・てみずや 水盤舎すいばんしゃともいう)には、次のように掘られています。

     江戸堀 三丁目 俗名 芳屋長蔵 






 墓地には、魚藍観音(ぎょらんかんのん)がいらっしゃいました。


    魚藍観音とは

       魚籃観音(ぎょらんかんのん)は、三十三観音に数えられる観音菩薩の一つ。

       中国で生れた観音の一つで、同じ三十三観音のひとつである馬郎婦観音(めろうふかんのん)と同体ともされる。



    概要

       中国唐の時代、魚を扱う美女がおり、観音経・金剛経・法華経を暗誦する者を探し、めでたくこの3つの経典を暗誦する者と結婚したがまもなく没してしまった。

       この女性は、法華経を広めるために現れた観音とされ、以後、馬郎婦観音(魚籃観音)として信仰されるようになったという。

       この観音を念ずれば、羅刹・毒龍・悪鬼の害を除くことを得るとされる。



    形象

       形象は、1面2臂で魚籃(魚を入れる籠)を持つものや、大きな魚の上に立つものなどがある。

       日本ではあまり単独で信仰されることはないが、

          東京都港区の魚籃寺、
          三重県津市の初馬寺、
          千葉県松戸市の万満寺、
          滋賀県長浜市木之本町古橋(旧鶏足寺)、
          長崎県平戸市生月町(生月観音)              などにある。






 向かって 左




 向かって 中




 向かって 右   

 三つとも、美しいですね。




 元三大師堂を正面から見てみます。





 元三大師堂の中を拝見。

(四天王寺もお堂内などは撮影禁止が多いのですが、元三大師堂ではカメラ禁止表示はありませんでした)





 元三大師

 元三大師は古くより「角大師(つのだいし)」としての魔除厄除と、学業成就・合格祈願のご利益により信仰される。

 第十八代天台座主

    名       良源(りょうげん)、
    諡号(しごう) 慈恵大師(じえだいし)

 寛和(かんな) 元年(985)1月3日が命日であることから、 元三大師と尊称されている。





 おみくじの創始者。





 元三大師に祈れば智恵を授かる。

  角大師(つのだいし)と変化して、 魔をしりぞけてくださる。

 身体健全・家内安全・心願成就等、 至心に祈りを捧げる参詣者に、無限の守護と霊験を与えてくださる。






 祈れば智恵を授かると言われる元三大師堂の前には、知恵の輪くぐりがある。



 

 茅の輪

 大祓(おおはらえ)は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事。


 夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われる。

 これは、氏子が茅草で作られた輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うものである。



 元三大師堂の前のものは、「知恵の輪くぐり」とされる。

 祈れば智恵を授かると言われる元三大師堂(祈れば智恵を授かる…は、これで三度目記入)には、「知恵の輪くぐり」と特定してくくってしまう方が似つかわしい。

「知恵の輪くぐり」は何かにつけ言い伝えが多い 蟻通神社(ありとおしじんじゃ)をはじめ、全国に見られる。




   


  おつきあい下さいまして、ありがとうございます。


   







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