乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

Alice: Curiouser and Curiouser アリス -へんてこりん、へんてこりんな世界-  大阪 あべのハルカス美術館

2023年01月25日 | 美術・文様・展示物

 

 

アリス
-へんてこりん、へんてこりんな世界-
Alice: Curiouser and Curiouser

2022年12月10日(土)~ 2023年3月5日(日)

 

 

 動物感が閉館時間だったので、あべのハルカス美術館に行く。

 今回は不思議の国のアリスが展開されていた。

 

 知っている場面、馴染みのない場面。

 見たことのある映画。見たいと感じさせる昔上演された舞台の数々。

 印刷物、皮製の書物。手に入れやすそうだが、随分昔の本。

「観たい、欲しい、、」

の連言に、家族は戸惑っていた。

「貰えば^^」

「ルパン三世じゃあるまいし。」(私)

と云った阿呆な親子の会話に、流石のアリスも首をひねるのではないかと、いらぬ心配をする私。

 

 シュールなアリスが面白かった。

 やたらリアルに描かれたアリスも面白かった。

 3〜5分で描かれたクロッキーも興味をそそる。

 そして何より、ダリが描いた3枚ほどのアリスの世界観に心を打たれた。

 やはりダリはダリであり、ダリだ?と馬鹿なことを言っている場合ではない。

 本髄をついたダリであった。

 

 少しだけ写真を撮らせていただいたので、紹介したい。

 

 

 観てますともの、何度見たことでしょう、、、のティム・バートンの映画など。

 

 

 有名すぎる日本画家のアリス

 

 

 大胴をいくアリスは美しい。

 

 

 『悪夢』1857年

  フレディック・サンディーズ

  ビクトリア・アンド・アルパート博物館

  

 男性二人の顔だけがやたらリアルで、それをあざ笑っているかのような、変なロバ。

 リアルがシュールの世界に飛び込んだ感が半端ない。

 まさしく、悪夢、、、なのである。

 

 

 ライトがモノクロになった状態のテーブルは、壁までもが食卓とかするが、それほどまでにシュールな感覚は感じないのが残念。

 モノクロのライトがカラーに変わると、カラーライトはくるくると回り始め、皿などが移動する錯覚に陥る。

 今では演劇や映画に度々取り上げられている手法ではあるが、当時は斬新であったのかもしれない。

 

 

 目にも鮮やかな、真っ赤の舞台衣装。

 ●●さんの か●ち● は、彼女独自の世界観や身体的特徴によるものであろうし、素晴らしいとは思う。

 しかしすでにその発想に近い衣装が作られていたのかと思うと、芸術も古代史と同じで後先の論文で論議を醸し出すと云った内容に近いものを感じた。

(古代の場合は、学者は少しでも後に論文を出したいということをお聞きしたことがある。

 先に出した論文は、すでに古い説と受け取られるからだと、その古代専門の研究者はおっしゃっていた。

 そんなものなのかしらん?と、鳥はほくそ笑む。 

 こういったことは研究内容によっても大きく違うと感じる。 

 能楽の社会人用の講義で教えていただいた天野文雄先生などは、多くの説を丁寧に紹介された上で、しかしかくかくしかじかなので私はこう思うと申されていた。

 私は天野先生を尊敬する)

 

 敷き詰めの模様を書き込んだとすれば、輪郭は類似点を見出してしまう私がおかしいのかもしれない。

 ただいま東京の超高級ブランドメーカーの店丸ごとに●●さんの世界が展開されているのはすごいことだとは感じる。

 次回あべのハルカス美術館では『絵金』が展開される。

 四国まで行って観てみたかった絵金祭りのあの絵金である。

 我が家も金持ちなら、こう行った絵師に泊まっていただき、酒を交わしたかったし、絵も欲しかった。

 絵金が美術館で見られるのは、私にとっては大変ありがたいことである!

 

 

 

 

 フレデリック・サンディーズ アンソニーフレデリックオーガスタスサンディ

 

(アントニオフレデリックオーガスタスサンズ生まれ; 1829年5月1日-1904年6月25日)

 ラファエル前派に関連する英国の画家、イラストレーター、ドラフトマン。

 フレデリック・サンディーズはノリッジで生まれ。

 彼自身が画家であった父親のアンソニー・サンズから芸術の最初のレッスンを受けました。

 

 彼の初期の研究は、彼が注意深く美しい絵を描くための自然な才能を持っていたことを示しています。

 彼はノリッチスクールで教育を受け、1846年にノリッチスクールオブデザインに通いました。

 

 彼の作品は主に子供や若い女性の肖像画であり、多くの場合、時代物や中世の服を着ていました。  

 サンディは製図技師として優れたスキルを発揮し、ジョン・エヴァレット・ミレーのフォード卿イスンブラスをパロディー化した彼の版画「ナイトメア」(1857年)で認められました。

 

 似顔絵師は、イスンブラス卿の馬を、ジョン・ラスキンへの言及として理解されている「JR、オクソン」というラベルの付いた笑うロバに変えました。ロバが騎士の性格でミレー自身に座り、ロセッティとホルマンハントが2人の子供を前と後ろに置き換えました。

 新しいオートグラフィックリトグラフプロセスを使用して作成された似顔絵は、アーティストが誰であるかについて多くの話題を引き起こし、最終的にロンドンのアートコミュニティにサンディを紹介しました。

   (ウィキペディアより引用)

 

 

 

 拙ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国料理「韓美禅」  辛く... | トップ | 絵金について、友人から電話... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術・文様・展示物」カテゴリの最新記事