乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『遠鏡 一』(東洋文庫)読了。 次は、和本『古今集遠鏡』(六冊)と、岩波古典文学・新古典文学全集とともに読む。

2018-06-07 | 本居宣長 『古今集遠鏡』『玉あられ』
   
      写真はペルセポリスの西に位置する、ペルセポリスの石材の石切場
      最近、TVで日本人未踏の地という番組を興味深く見た。
      イランでは日本人未踏の地や村に何度か訪れる機会があった。
      約一ヶ月間を六回行く機会に恵まれたイラン。
      今となっては、懐かしい思い出が多く、イランは日本の次に親しみ深き地かもしれない。

      写真の男性は、イラン人のドライバー









    『古今集遠鏡 一』(とおかがみ)



『古今集遠鏡 一』(とおかがみ)を読了。

「〜〜じゃ」など特徴のある口語体だが、江戸時代の知識人にとっては、普通の言葉遣いだったように思う。

 本居宣長は興味深いので、数年前に夫と子供の三人で松坂へ肉を食べに行った際、本居宣長館(?)を訪れた。

 本居宣長館(?)と言うように、公開された家の名称はウル覚えにもかかわらず、造りや資料は、今でも割合に覚えている。

 一度読んで見たいと思っていた『古今集遠鏡』だが、とりあえず、二冊のうちの一冊は丁寧に読んだ。



 貫之や業平の好きな私。古今和歌集は歌の中でも特に好きなので、もう一度読みたいと思い、読了後にコピーさせていただいた。

 東洋文庫なので手元に置いておく方が正解だとは思うのだが、七月は家族と昼夜大歌舞伎、八月は家族三人でバレエを楽しむ。

 なので、ここはひとまず節約と思い、今朝の四時からせっせとコピー機と格闘した。


 
 私の江戸時代和綴本の『古今集遠鏡』(六冊)

 カタカナも交えての『古今集遠鏡』はいたって読みやすい。

 本居宣長の考える古今和歌集を知りたいので、今日から、東洋文庫(コピー)と、岩波古典文学・新古典文学全集(赤、緑)の四冊を参考に、古今和歌集を楽しみたいと思う。

 

 貫之や業平との逢瀬とも言える読書は、心がときめく気がいたします。






 『古今集遠鏡 一』(とおかがみ)



 本居宣長 著

 今西 祐一郎 校注

 東洋文庫 770

 2008/01
 270ページ
 2,700円+税

 本居宣長が、その細心かつ精緻な読み取り力を望遠鏡にして、古今集のはるかな古雅を江戸期のいま・ここの言葉へと引き寄せる。
 古典口語訳の白眉。稿本との異同を注記する。



 拙ブログにお付き合いくださいまして、誠にありがとう存じます。

 心より感謝申し上げます。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は、遠鏡は本棚の肥やしとなり (自閑)
2018-06-09 10:43:22
乱鳥様
古今集遠鏡は、購入したと言う満足だけで、いつか読もうと積ん読状態となった為に、引っ越しの際に兄に贈与いたしました。
兄も興味があるが、読めませんので、邪魔くさい、カビ臭い、虫食いだらけの物をと思っていると思います。(笑)
私も伊勢物語が好きなので、春日野や筒井筒、生駒山、高安、渚院などの誰一人いない、痕跡もほとんど無い私だけの観光地を訪れたのが思い出となっております。
拙句
虫干しに業平小町おとづれて
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嬉しいコメントをありがとうございます。 (自閑様 乱鳥です。)
2018-06-12 20:29:53
自閑様
本は購入すると安心し、積ん読飾っとくの悪しき習慣の私でございます。
しかしそんな本群も時々思い出されたように手に取り、眺め、眺めてはまた姉妹といった可愛がり方をしてしまうものも多々あります。
手元に置いておくと、ただそれだけで喜びを味わえます。
しかし、本は怖い。置き場に困ります。
虫干しがてらせ織をするのですが、それでも各部屋に本棚が踏ん反り返り、台所でさえ手にかけた複数冊の書物が片隅に息を潜めて生存しています。
趣味と興味に収拾がつかない私にとっては、書く様の本が顔を覗かせているので、三日にあげず、本棚に片付け、しまってはまた別の本が数冊が姿を出してのさばるといった事態が生じています。
本当に、困ったものです。

古今集遠鏡は、二冊まで読みました。
御兄上様に差し上げられたのですね。
残念。自閑様の様な立派な方と一緒に読んで、ご教授願いたかったです。

自閑様も伊勢物語がお好きなのですね。
高安も行かれたのですか。
私ものこで能楽(高安能)を楽しんだことがあります。
高安も能楽のゆかりの地で、訪れますと、嬉しいですね。

しおんじ山古墳もついでに行きました。
一人でしたので、古墳の内部で少し怖く感じたことを覚えています。

今は京都におられない、存在感の大きな自閑様
なんとなく寂しい思いを感じると、家族にも話しておりました。



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