乱鳥の書きなぐり

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松尾スズキの伝説的な作品『業音』15年ぶりに再演 作・演出:松尾スズキ   5,8★/5★(満点以上) 2017年

2020-02-17 | TVで舞台

 松尾スズキの伝説的な作品『業音』15年ぶりに再演 作・演出:松尾スズキ   5,8★/5★(満点以上) 2017年

 


 録画しておいた松尾スズキ氏の 伝説的な作品『業音』を、家族とともに見る。

 この舞台は面白い。

 いわゆる不適切用語も多用されているが、松尾スズキ氏の手にかかると、人間味が溢れた優しさに変わる。

 安部公房氏が「弱者への愛には、いつも殺意が秘められている(要約)」と書かれていたが、まさしくその真逆であり、本質的には同じ方向性を持つとも言える。

 江戸時代の物書きが日本中国を問わずの引用をされていたが、松尾スズキ氏は昭和から現在に至るまでの歌詞やメロディの引用をされていた。


 1970,80年代の演劇の香りも程よく漂い、また、役者さんたちの力量によって素晴らしい舞台が完成させていた。

 お見事!


 それにしても、松尾スズキ氏っていつもながら、演技といい、脚本や演出といい、気になる方だなぁ!



 以下の写真は、イラン キャンドバーンにて
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




◆作・演出:松尾スズキ
◆出演:松尾スズキ、平岩紙、池津祥子、伊勢志摩、宍戸美和公、宮崎吐夢、皆川猿時、村杉蝉之介、康本雅子+エリザベス・マリー (ダブルキャスト)


◆日程・会場
東京公演:2017年8月10日(木)〜9月3日(日)東京芸術劇場 シアターイースト
名古屋公演:2017年9月13日(水)〜14日(木)青年文化センター アートピアホール
福岡公演:2017年9月16日(土)〜18日(月・祝)西鉄ホール
大阪公演:2017年9月21日(木)〜24日(日)松下 IMP ホール
松本公演:2017年9月29日(金)〜30日(土)まつもと市民芸術館 実験劇場
パリ公演:2017年10月 5日(木)〜7日(土)パリ日本文化会館


 2017年8月10(木)より日本総合悲劇協会 vol.6『業音』が上演される。本作は、“悲劇”をテーマとした作品を描く、松尾スズキ(大人計画主宰)が作・演出をするプロデュース公演、「日本総合悲劇協会」。『業音』は、2002年にその日本総合悲劇協会の三作目として初演された。荻野目慶子を主演女優として迎え、人間の業や執念、情念を描き、現代の日本人の生々しい感情をさらけ出した人物造形が大きな話題となった。観るものに衝撃を与えた本作は、松尾作品の新たな方向性を作った問題作として再演を望む声の多かった作品。その『業音』が15年の時を経て、2017年8月再演される。

 初演時、荻野目慶子の体当たりの演技が話題となった主人公役に、この再演では、初演時は【粥】役として出演した平岩紙が挑む。

 初演舞台写真が公開

 初演時は、ほとんどの登場人物が自らの名をそのまま役名にし、物語も現実の出来事を連想させる内容だったこともあり、大きな話題となった。その15年前の伝説的な初演時の舞台写真が公開された。


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