乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

横浜中華街で昼食。 『孤独のグルメ』じゃ無いけれど、「腹が減った」ので、食事をする。

2019-09-28 | お出かけ


 横浜中華街で昼食。



 

『孤独のグルメ』じゃ無いけれど、「腹が減った」ので、食事をする。

 店内の白い壁には程よいお値段感覚の京劇の絵が飾られている。

 肩のこらない此雰囲気、うまし。


 

 程よく品の良いご年配のウェイター。

 本日のお勧め料理を書いたブッラックボードを持ち運んでくる、サブウェイター。

 ご年配のウェイターにお勧めとご自分の好きな料理を尋ねると、気楽に教えてくれた。


 そうか!

 今日は魚コースに肉を足すとしようと、私たち夫婦は顔を見合わせて微笑んだ。

 人間、美味いものを食べるときは、幸せ感が増してくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 横浜中華街は、これで二度目。


 前回は作家 大佛次郎が通ったという「肉巻き(?)」の有名な小さなお店でコース料理。

 子供たちと三人、ディズニーランドの帰りだったよ。

 コース料理を三人分頼んだんだけど、店主曰く、
「量が多いから、二人ぶんにしておいた方がいいですよ。」
と。

 大変親切で美味しい小さなお店だったけど、海老料理の火の通り具合と、シメの「ネギラーメン」がとても美味しかったな。

 少し探してみたけれど、そのお店、見つからなかったな。

 
 今度中国に行った際は、中国人の方が見に行く京劇を見て、ピリ辛魚料理と鳥料理を食べるよ^^v

      ハォ!

 


 
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『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 5オ  近松門左衛門作      9

2019-09-28 | 近松門左衛門



  『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 5オ  近松門左衛門作     9


 

 (……大和新口)

 村勝木孫右衛門と云大百姓能ひとり子母ご

 ぜハお死尓やって継母がゝり能技くれ尓。悪性狂

 ひも出来るぞと、てゝごせ能思案で是能世とり尓

 もらひしが。せたいまハり商売ごと何尓おろかハな

 けれ共。此比ハ そハ/\と何も手尓付かぬ見た、ゐけん

 能しさいとあれど、養子能母もまま母も。同前と

 思は ふかせハ/\いふよりいはぬ身を。はぢいらせふと

 おもふて、目をねふつても聞所、見所ハみてゐる、いつ

 (能ま尓やら大気尓なり述べ能はな紙二枚三枚手尓あ(たり次第)  5ウ)





 忠兵衛=村勝木孫右衛門と云大百姓能ひとり子
     母は瞽女で死んでいる。

 てゝごせ=父と母

 ゐけん=意見

 目をねふつても=目は眠ってもの意


             (5オ)      

               『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」P.283  




 (1オ)(1ウ)(2 オ)= (一丁表)(一丁裏)(二丁表)…と言う意味です。
  本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
 (「尓」「能」などのように、助詞の部分はそのまま元字で書いています)



 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 オ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 ウ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2オ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2ウ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 3オ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 3ウ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 4オ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 4ウ  近松門左衛門作
 『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 5オ  近松門左衛門作


「冥途の飛脚」 1 オ
   梅川 冥途の飛脚 近松門左衛門作
 身をつくし難波尓さくやこの花能。里ハ
 三すぢ尓町の名も佐渡と越後
 相の手を。かよう千鳥の淡路町、亀屋
 能世つぎ忠兵衛、ことし廾能上はまだ四
 年、いぜんに大和より、敷金をもつて養子
 ぶん後家妙閑のかいほう処、あきなひ功
 者駄荷づもり江戸へも上下三度笠。

「冥途の飛脚」 1 ウ
 茶のゆはいかい素双のべに手能かど                
 とれて。酒も三川四川五川所もん羽二重も
 出ずいらず。無地の丸つばぞうがんの國 
 ざいく尓はまれ男。色能わけ志り里志りて
 暮るを待ずとぶ足能。飛脚宿能いそがし
 さ。荷をつくるやら不どくやら。手代ハ帳面
 そろばんをおゝ口とも尓どや/\と。千万両能
 やりくりも、つくしあづま能とりやりもゐながら

「冥途の飛脚」 2オ
 かね能自由さハ、一歩小判やしろかね尓つばさ能
 有がごとく也、町通り能状取立帰つてそれ/\と。
 とめ帳つくり所へたそ頼もふ忠兵宿尓ゐやる              
 かと。あん内するハ出入能屋やしき能さむらい。手代共ゐん
 ぎん尓。ヤア是ハ甚内さま。忠兵衛ハるすなればお下
 し物能御用ならば。私尓仰聞られなせ。お茶もて
 おじや、と、あいしらう。いや/\下り能用はなし。ゑど
 若だんなより御状が来た。是おきゝやれとおしひらき。

「冥途の飛脚」 2ウ
 来月二日出の三度尓金子三百両毎さしのばせ
 申べく候。九日十日両日能中、その地亀屋忠兵衛方
 より。右三百両毎請取内ゝ申置候こと共、埒明申さ
 るべく候。則飛脚能請取證文此度登せ候間。金子
 請取次第この證文忠兵衛尓渡し申さるべく候。是
 此通仰下された。今日迄とゝかぬ処大事能御用の
 手はづがちがう。なぜか様にふらちなとはなを。しかめ
 言ひければ。ハヽ御尤/\。去りながら此中能雨つゝき。川ゝ

「冥途の飛脚」 3オ
 仁 水が出ますれば、道中尓日がこミ。かね能とゝかぬ
 のみならず、手前も大分能そん銀。もし盗賊が
 切取道からふつと出来心。万ゝ貫目取られても。
 十八軒能飛脚宿からわきまへ。けし程も御損
 かけませむ、おきづかひあられるな。いはせもはてず
 是さ/\。いふまでもない御そんかけてハ忠兵衛がくびが
 とぶ。日銀のびてハ御用能間があく仁より、それ処
 能せんさく迎ひ飛脚をつかハして早速尓持参

「冥途の飛脚」 3ウ
 せいとかちわかたうもゐくハう。銀ごしらへも
 うさんなまりちらして成りしが。まだ頼みませふ/\。
 中能嶋丹波屋八右衛門から来ました。江戸尓舟
 町米どひ屋能かハせ銀そへ状ハなぜ
 とゞきませぬ。此中文を進しても返事もござ
 らず。使をやれば酢能こんにやくのといつ届けさつ
 しやるぞ。此者わたして人をつけて下され。手形
 手形もどそと申さるゝ、サア金子請とらふと立はたかつ

「冥途の飛脚」 4オ
 てわめきける。主おもひ能手代の伊右衛、さハがぬ躰尓
 て。是お使い、八右衛門さまが其様尓、りくつ臭い口上ハ
 有まい。五千兩七千両、人能かねをあづかって。百丗里
 を家尓し、江戸大阪を。ひろふせばふする亀屋。そ
 こ一軒でハ有まいし。をそいこともなふてハ。今でも旦
 那かへかへられらば此方から返事せふ。五千両尓たらぬ
 金あたがしたましういふまいと。かさから気を
 のまれ、使ハまじめ尓帰りけり。母妙閑ハこたつ能

「冥途の飛脚」 4ウ
 そばをなることもなん戸を出。ヤァ今能ハなんぞ。たん
 ば屋能金のとゞいたハ慥十日もいぜん能こと。なぜ忠
 兵衛ハ渡さぬの。けさかた二軒三軒能金のさいそく
 ゑず。終尓中間へなんぎをうけず、十八軒能飛脚屋
 聞きてゐる。おやじ此代からの此家尓かね一匁能さいそく
 能かゞミといはれた此亀屋。ミなハ心もつかぬか。
 兵衛か此処能そぶりがどふも、のミこまぬ。昨今能者ハ
 しるまいが、じだい是能実子でなし。もとハ大和新口

「冥途の飛脚」 5オ
 村勝木孫右衛門と云大百姓能ひとり子母ご
 ぜハお死尓やって継母がゝり能技くれ尓。悪性狂
 ひも出来るぞと、てゝごせ能思案で是能世とり尓
 もらひしが。せたいまハり商売ごと何尓おろかハな
 けれ共。此比ハそハ/\と何も手尓付かぬ見た、ゐけん
 能しさいとあれど、養子能母もまま母も。同前と
 思はふかせハ/\いふよりいはぬ身を。はぢいらせふと
 おもふて、目をねふつても聞所、見所ハみてゐる、いつ

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