乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

皇太子様がパリで「色彩間苅豆」と「鳴神」を楽しまれたとのこと。皇太子様のご心境と、演じ手は恥じらいありか?といった心境をのぞいてみたい。

2018年09月14日 | 舞台・音楽 雑感メモ
   写真は昔我が家で同居していたペット
   かわいいかわいい猫のピグちゃん



 ニュースに写真が載っていた。
 綺麗な役者だと思いきや七之助さんであった。

 時事通信社によれば、  
  皇太子さま、パリで歌舞伎鑑賞=エッフェル塔の点灯式に
  9月14日(金) 8:42提供:時事通信
  皇太子さま、パリで歌舞伎鑑賞=エッフェル塔の点灯式に
  シャイヨー劇場で歌舞伎公演の関係者に声を掛けられる皇太子さま。
  中村七之助さん、中村獅童さん出演

 【パリ時事】フランス公式訪問中の皇太子さまは現地時間の13日夕、パリの国立シャイヨー劇場を訪れ、同国で開催中の日本文化の祭典「ジャポニスム2018」の関連イベントである松竹大歌舞伎パリ公演を鑑賞された。
 皇太子さまはまず、パリ市立プティ・パレ美術館で、江戸期の画家伊藤若冲の美術展を鑑賞。同行記者団の取材にも応じ、公式訪問の感想について「フランスの方々が日本に大変高い関心を寄せていただいていること、日本について知ろうとしていることを実感いたしました」と述べた。
 続いてシャイヨー劇場で、中村獅童さん、中村七之助さんらが出演する歌舞伎公演「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」と「鳴神」の両演目を鑑賞。公演の合間には、劇場内で行われたエッフェル塔のライトアップイベントにも出席した。
 カウントダウンとともに皇太子さまがボタンを押すと、劇場正面のエッフェル塔が日の丸のイメージにライトアップ。国宝「燕子花(かきつばた)図屏風」や浮世絵など、日本文化をモチーフにした映像が音楽とともに次々に映し出され、パリ中心部は日仏友好ムードに包まれた。
 
とのこと。


 演目的には「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」と「鳴神」とともに面白い内容なので、皇太子さまも楽しまれたのではないかと察する。

 しかしながら皇太子さまの前での「鳴神」は、見る側も演者も恥じらいがあったのではないでしょうかとほくそ笑む。


 亡くなられた團十郎さんの鳴上上人は、台詞の抑揚が面白く今も耳に残っている。


    ここがちぃちぃ〜〜〜         (ここが、乳)
    てぃてぃのぉ〜、しぃたぁ〜〜〜    (乳の、下)

 といって姫の胸元(襟のかき合わせ部分)から女に触れたことがない鳴上上人(お坊さん)が無骨に手を突っ込む。
 手は雲絶間姫の胸、そして腹を通り越し、まさに下!を弄る場面がある。
 決して卑猥ではなく、おかしすぎるので、罪はない。

 いろいろな役者で「鳴神」を楽しんだが、本軸から外れることなく、個性的な演出をなさっておられた。


 しかし、七之助さんは雲絶間姫には見事にイメージが当てはまる。
 七之助さんは美しい役者さんの上に、古典歌舞伎をなされ、また、筋が良い。
 もっと評価されて然るべき役者さんだ。
 彼は立派な歌舞伎役者である!!!!





 見ていただき、ありがとうございます。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする