乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

まる

2006-07-15 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 



 まる、○、マル

 そして  

 ///変形///






          難波ウォークにて
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TOUJYUROU襲名披露口上

2006-07-15 | 舞台・音楽 雑感メモ
 七月しょうちく座
      とうじゅうろう襲名披露


            口上





 みなみざの時の厳粛な口上に比べて、和やかで楽しいものでした。

 祇園の舞妓はんや芸者はんが両脇に座っておられ、役者さんたちも心なしか嬉しそうでした。

 特にこの日のひでたろうさんは少しはしゃいでおられましたように感じますのは、私だけでしょうか。





 きくごろうさんはとうじゅうろうさんに対して、
「お互いに恐妻家を持った身の上…」
などといった冗談で会場中を笑わせてくださいました。



 好きな役者さんがたくさんおられましたので、幸せ感がいっぱい…

 ときぞうさんは女形で出ておられましたが、男前はわかるものですね…




 大好きなにざえもんさんは舞台向かって一番端。

 すんなりとした言葉を述べて次にまわされました。

 かっこよかったのでニコニコしておりましたら、両脇から家族に覗き込まれてしまいました。

(いとはずかし…)




 今回の公演の昼の部も満足のいく舞台で帰りに食べた家族全員でのお食事にハナが咲いたことは言うまでもありません。






 近々夜の部。

 三演目ともにとての期待いたしておりますが、特ににざえもんさんの『いっちじょうおおくらものがたり』は今から心はずませております。

 きくごろうさんの『さかなやそうごろう』も面白そうでカッコよさそうだし、おなじみの『きょうかのこむすめどうじょうじ』も面白そうだし…

 夜の部もかなり期待している私です。






 全く話は飛んでしまいますが、朝商店街で偶然にもたけさぶろうさんに出くわしてしまいました。

 たけさぶろうさんは素顔もとても男前で、髪のやつしておられ、さすがにかぶき役者さんだなあと感心してしまいました。

 顔も小さく、目鼻立ちの整った本当に美しい方でした。

 そんなこともあって『てるとら…』と『なつまつり…』が余計に楽しむことができました。

 やはり素敵な役者さんって普通に歩いておられても、華やかですぐにわかってしまうものですね。

 





 舞台禅演目が終わってしょうちく座を出ようとしましたところ、今度は出入り口付近に扇さん(とうじゅうろうさんの奥様)がご贔屓さんとご挨拶をされていました。

 美しく物腰の柔らかい方でしたが、客観敵に見ていると、目は笑っておられなかったのが印象的でした。

 小柄で聡明そうでとても目を引く美しい方でした。

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なつまつりなにわかがみ

2006-07-15 | 歌舞伎
   四、なつまつりなにわかがみ




     
     七月おおかぶき

     〈四代目さかたとうじゅうろう襲名披露興行〉



         【昼の部】








         序幕  すみよし鳥居前の場
         二幕目 つりぶね三婦内の場
         大詰  長町うらのば






        だんしちくろべえ  とうじゅうろう
        一寸とくえもん   にざえもん
        だんしち女房おかじ ときぞう
        傾城ことうら      たかたろう
        三婦女房おつぎ   たけさぶろう
        三河屋ぎへいじ   だんしろう
        釣船三婦       がとう
        とくべい女房お辰  きくごろう






 説明を読むと、大坂・堺の長屋裏で実際に起こった殺人事件をもとにした作品だそうです。




 なつまつりといっても、舞台は張るから始まります。

 桜の咲く中、だんしちくろべえは女将から解放されます。

 とくべえ(にざえもんさん)も出てきて心は沸き立つのですが、少し今回は省かれた場面が多かったように思います。

 ようはにざえもんさんをもっと見てみたかった…

 単なる客のわがままですね…





 本物の泥と水を使っておられ、迫力もありましたと書いておきましょうか…(笑)

 今回ぎへいじ役はだんしろうさん。

 以前に観た笹野たかしさんがあまりにもはまり役で、脳裏に焼きつくような地獄絵を作ってしまわれただけに、今回だんしろうさんはかなりやり辛い点があられたのではないかとお察しいたしております。

 だんしろうさんのぎへいじも品があって上品でよかったです…

 



 私の悪い癖で、このぎへいじ役をにざえもんさんかさだんじさんがやられても、それはそれでまた素晴らしい舞台になったのでしょうかなんてふと感じてしまいます。




「悪い奴でも舅は親」
の台詞は好きで、心の中でいっしょに言っておりました。




 凄惨な殺人を見得や立ち回りを使って様式美で表現する最後の場面もカブキを観たという満足感を感じます。





 今回もとうじゅうろうさんの襲名披露ということもあり、とうじゅうろうさんの演技の細やかさが好きでした。

 節々にとうじゅうろうさんの品のある艶やかな表情が見え、また手も動きも細やかで、素敵な演技をなさっておられ、私たちを楽しませてくださいました。

 あの感情移入した彼の技は大好きです。

 最後の花道を去るシーンも、彼の細やかさが出ていて入ってしまわれた後も名残惜しく、ずっと観ておりました。




 かんざぶろうさんの『なつまつりなにわかがみ』も好きですが、やはりとうじゅうろうさんもうまい。

 お二人の『なつまつりなにわかがみ』はまた別のもので、比較することはできないように思われます。

 ただかぶきらしさを求めるのであれば、とうじゅうろうさんの方がかぶきらしいといえるかもしれませんが、お二人ともに舞台としてとても満足のいくものでした。





 今回の『なつまつりなにわかがみ』はかなり省かれている場面が多かったので残念でした。

 続きを見たいと感じ、後に残された下駄が痛々しげで悲しく感じられたのは私だけでしょうか…


 続きが気になるほど楽しませていただいた演目に感謝いたしております。

 ああ、楽しかった…





 最後になりましたが、今回の釣船三婦役のがとうさんの河内弁(?)が素晴らしい。

 自然で迫力があり、きれときっぷもよく、見事でした。

 さぁすが、がとう兄ちゃん!



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れんじし

2006-07-15 | 歌舞伎
 れんじし



  七月おおかぶき

     〈四代目さかたとうじゅうろう襲名披露興行〉




            【昼の部】




 
       きょうげん師うこん 後に親獅子の精  カンジャク
       きょうげん師さこん 後に仔獅子の精  イチタロウ
        修験  アイノスケ





 れんじしも馴染み深いですね。

 結構興奮してきます。




 私はカンジャクさんもアイノスケさんも好きですので、楽しく拝見いたしました。

 イチタロウさんも頑張っておられて、気持ちが良かったです…





 修験役のアイノスケさんのメークが楽しくて、ついついほくそ笑んでしまいました。

 大好きなニザエモンさんのメークならこうなるかな…なんて一人で楽しんでおりました。

 最近アイノスケさんのもかなり素敵で実力のある役者さんになられたようで、お芝居を観るのが楽しみです。

 
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てるとらのはいぜん

2006-07-15 | 歌舞伎
  七月おおかぶき

     〈四代目さかたとうじゅうろう襲名披露興行〉




      (私が見た日の個人的な感想)

       満足度 ★★★★★

       感動度 ★★★★★

       役者  ★★★★★



      (今回の昼の部で一番印象に残った演目)





  【昼の部】



     (一)  しんしゅうかわなかじま

            てるとらのはいぜん

          



            ちかまつもんざえもん作





     キャスト   長尾てるとら    がとう
            直江山城守    しんのすけ
            勘助母越路    たけさぶろう
            お唐       たかたろう
            勘助妻お勝   ひでたろう   他







 先日家族四人で四代目さかたとうじゅうろう襲名披露を観てきました。

 演目はみなみ座に比べて心もち華やかに感じました。

 みなみ座の演目もとうじゅうろうのイメージにぴったりで昼夜ともに良かったのですが、しょうちく座も私の観たい演目が多く、良かったナ…



 この『てるとらのはいぜん』は最近観たくてたまらない演目の一つでした。

 特に配膳を刀で蹴散らかす場面と、琴を弾く場面。

 このに場面はまばたきもしたくないといった勢いで、芝居と格闘しておりました。

 とにかく素晴らしかった。

 



 特に琴の場面は今も心のひだに深く刻まれています。

 お勝役のひでたろうさんの演技は心が打たれ、身震いいたしました。

 琴の音といい、表情といい、身のこなしといい心に打たれてしまいましたが、あまりにも感動しすぎて、ひでたろうさんの表情が全く思い出せないのです。

 顔を覚えていない…こういった経験は初めてです。

 ただ、その場面の一コマが流れに乗って思い浮かんでくるのです。




 ここの場面は他の役者さんでもTVなどを通してみたことがありますが、どの役者さんもそれぞれにいい表情で演じておられました。

 ときぞうさん(この役者さんも好き)でも見たことがあるのですが、彼のお勝もまた違った持ち味で好きでした。

 このときの勘助母越路役はひでたろうさんさんでした。

 この演目もひでたろうさんがとっても気持ちよく演じておられるご様子で、お勝にせよ勘助母越路役にせよ、とてもぴったりな気がいたします。

 …っていうかひでたろうさんもおしばいが見事なので、どの演目でも素晴らしいですね…

 ただお芝居の途中に勘助母越路がたけさぶろうさんとひでたろうさんの顔がかぶってちらついてしまって、少し困りました。




 私たちが観に行った日はちょうど京都の祇園の舞妓はんや芸子はんが両脇に据わっておられました。

 こういった光景はよく目にしますが、華やかでよいですね。

 客席にまるで華が咲いたようです。

 真正面を見ればお芝居、左右には美しい着物姿…

 私たち四人はあこがれのため息をつくばかりです。




 この日は他の役者さんたち同様かそれ以上にひでたろうさんはにこやかで、気持ちのよい演じ方をして下さったことはいうまでもありません。

 口上のご挨拶でもいつもよりもはしゃいでおられたように感じたのは私だけなのでしょうか…


 

 この日も大向こうさんも何人かいらっしゃって、会場は活気づいておりました。

 そうそう、この日は一階に女性の大向こうさんもおられました…

 ちょっぴりあこがれちゃいます。





『てるとらのはいぜん』はとても良かったのでもう一度みたいのですが、家族にはいい出しにくいですね…

 三階か幕見でもう一度いってみたい、そんな心に残るお芝居でした。

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