だから、走るのだ。

春の長野マラソンに向けて、祐一郎にウツツツを抜かしながらも、もくもくトレーニング中。

「あの日、欲望の大地で」観ました。

2009-11-29 | 映画、読書

あの日、欲望の大地で
監督 ギジェルモ・アリアガ
2008年 アメリカ
★★★☆

愛しても憎んでも娘は母親と似た道を辿ってしまうものなのか。
それが血のせいなのか、「そうなるまい」と意識しすぎることによって、かえって深く脳に刻まれることとなり、トラウマとなって自然に同じ行動をとってしまうのかはわかりませんが。
それが10代の多感な時期の体験であればなおさら。

愛を求めるというより、まるで自分を罰するために男と肌を合わせているかのような、乾いた目をしたシルヴィア(シャーリーズ・セロン)。
その印を自分の足に傷として刻みつけたり、冷たい北風が頬を刺し、荒波が打ちつける岸壁に立ち「ここから飛び降りたら楽になれる」というように下を覗き込む姿がそれをさらに印象づけていました。

同時に、彼女の母親であるジーナ(キム・ベイシンガー)の物語も時空を超えて進行していきますが、自分が想像していた人物が違う人物だったりと、ミステリーの要素も含んでいて、バラバラだったピースが最後にピタリとはまる様は見ていて気分がいいですし、観る側の想像に委ねつつ、一筋の希望の光が差すようなラストも良かったと思います。

ただ、もう少し邦題がなんとかならなかったのでしょうか?これじゃあ、せっかくのシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの研ぎ澄まされた演技が台無し。タイトルだけ見たらエロ映画のようだわ。

 

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