稲束。

タイトルは「いなづか」とお読みください。


刈り入れが始まった田んぼというのは独特の香りがする。
稲の花の甘く清々しい香りとも違う。
刈り取られた稲がゆっくりと秋の日に乾燥していく、豊かな収穫の香りであろう。
五感で秋を味わいながら、てくてく歩くには30分の通勤路も悪くないものである。





本日も歩道は真ん中歩きですが。

にょろにょろ。

バスが捕まらず、てっくてくと職場へ歩いていくことに。
ただ歩くだけだと、30分というのは意外に時間をもてあます。
ぽへえ～と何も考えずに歩いていたところ。


なにやらにょろにょろとナナメってく物体発見。


最初は色のせいもあってミミズに見えた。
ミミズにしては極太である。
ミミズにしては足が速い（足ないけど）。
ミミズにしては頭が三角形。


…………。


蛇ぢゃん。


小学生も通学路にしているような道、しかも歩道で。
ちびっちゃいとはいえ蛇を見ると、ワタクシメもさすがに驚いた。





その後、歩道のど真ん中を歩いて職場に向かったのは言うまでもない。

中秋。

今宵は満月。
というわけなのか、某所で団子を頂戴することに（もぐもぐ）。


後は某ファストフードの月見でも（ぇ）。





腰痛気味なので短めに。

帰還。

車椅子でもご到着ですBooじーちゃ。


早速お風呂へ直行。
ついでに散髪。
おまけに褥瘡の処置。


ひといき入れようと、しぼりたての蜂蜜青柚子ジュースをおとんさまが出してみる。
酸っぱいものは蜜柑でも嫌いなBooじーちゃ。
なぜか、柚子のように香りが良いものは好きという好みの根拠が理解不能。
もともと、この青柚子の木も、我が家に置いていったもの。


ですが。


即行ジュースを口に運んだBooじーちゃ。
ごっくん、と飲み込んだとたん。


（一服盛られた～っ！）


てな、形相になったそうな。


外出時間が過ぎて、施設におかんさまが送っていったところ。


「次の外出には、何が食べたい？」という問いかけに。


「しゅーくりぃむ！」


と答えたんだそうな。





饅頭偏愛者がどうしたことか。

黒白。

タイトルは「こくびゃく」とお読みください。なんとなく。


休日の朝というに、はやばやと顔を見てまいりましたBooじーちゃ。


居室のベッド確認。……もむけのから。
食堂。……おりましたよ。


きっちりＴＶのどまんまえ。


新聞を傍らに置いて。


船を漕いでおります。こっくりこっくり。


よほどに居心地がいいのか。
次第に髪の毛も黒ぐろとしてきたBooじーちゃ。
いいぐあいに杢グレーになってきたおかんさまとは正反対である。





明日は久しぶりに我が家に戻ってまいりますBooじーちゃ。何事もなくすみますように。