ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

のぞき魔。

2010-11-15 | Weblog
「おかわりは?」と聞いても「いらん」としか言わなくなったBooじーちゃ。
それが本音かというとそうでもない。
しつこく念押しするように何度も聞いてその都度拒否った後で。


なぜに無言のまま、にゅ~っと手が伸びてきますやらBooじーちゃ。


すでに手元も相当あやしいBooじーちゃ。
おかわりの希望を聞くのは、盛りこぼしをするくらいならきちんと盛ったげようという心遣いであるのだが、それも通じちゃいない。
謙譲の美徳を発揮してるように見えて貪欲。というか底なし。
食べたことどどころかおかわりしたことすら忘れて三杯目もぐっと出す。
……いやいいんだけどね。


妊婦と間違われそうなスイカっ腹になっても。


いやほら、食べても動かないどころか白目向いて寝ちゃうから。


しょーがないので、食卓の上をちょっと整理。
ごはんもおかずも盛り切りにすることに。
自分の嫌いなものは例外として。
目の前から食べ物がなくなるまで箸を下に置くことはないという、困った癖を回避するためである。


これで一安心と思っていたら。
スゴイ勢いでたいらげたBooじーちゃ。


空の茶碗をガン見。


また底を覗きこむ。


さらに覗く。


…………。


おかんさま「えーかげんにせんかい!こののぞき魔!」


我が家ならおかんさまのイイつっこみが入るだけですむんだが。
デイでも同じことをしでかしているかと思われるふしぶしがあるんだよなぁ……。





頭痛が痛ひ。
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