ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

半分。

2010-05-15 | Weblog
本日も、で~らさぶさび。
五月も半ばを過ぎて最低気温が一桁ってなにさ。


寒さでもっそりした我が家の中で、一番元気なのはBooじーちゃ。
とはいえ、歩く姿は人類の進化図の途中経過。
顎と重心が前に出っぱなしである。
それが悪くなる一方、かといえばそうでもないらしい。


おかんさまいわく、持薬の中に、脳の機能を亢進させる働きのあるものがあるらしい。
特に、しばらく断薬した後に飲ませると動作もめちゃめちゃよろしくなるのだとか。
確かに、歩く姿はネアンデルタール人まで進化しきったようである。


身体はともかく。頭はあいかわらずなのか。
4時から起きて脱走を図るようになったBooじーちゃ。
脱走防止用に、Booじーちゃ。の、靴は玄関からひきあげてあるのだが。
ワタクシメの靴ばかりでなく、あねうえどのの靴にまで足をつっこみ。
入らないからと、長靴をひっぱりだしてくる始末。


困ったおかんさまが脳の薬を飲ませても。


「参拝に行くんです!」


……それって、認知症状出始めたころの決めぜりふじゃん。
脱走を身を以て防ぐべく。おかんさまが玄関近くに布団を敷いて寝ていた頃の話である。


もっと困ったおかんさまが、試しに薬をやめてみたところ。


「魚獲りに行くんです!」


……ワイルドライフもーどになっちゃったよ。


頭を悩ましていたおかんさまに、おとんさまのたまわく。


「いっそのこと、(薬を)半分だけ飲ましてみれば?」


…………。


それで、朝の4時に脱走するという問題が根本的に解決できるんかいっ。




おとんさまネタ分多め~。
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