ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

覚悟。

2009-05-11 | Weblog
おばが、亡くなった。


一度は持ち直したものの、徐々に坂を下るように様態が悪化していき。
胃からの出血が止まらなくなったのだという。
よほどに自分の状態がストレスになっていたのかもしれない。

聞こえてくる病状のはしばしから、もうこれはいけないかな、と思うことがあった。
だからこそ、覚悟もそれなりについていると思っていた。
ついているものだと思っていた。

それでも。

人の死というのは何度体験してもやりきれぬものである。
ワタクシメですらそうなのだから、もっと近縁の身内たちは、まだ涙すら出ないのだろう。

おばの冥福を祈りたい。今は。





合掌。
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2 コメント

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Unknown (sae)
2009-05-11 01:03:42

或る有名な本からの抜粋です。


『今日は死ぬのにもってこいの日だ。

生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。

すべての声が、わたしの中で合唱している。

すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。

あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。

今日は死ぬのにもってこいの日だ。

わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。

わたしの畑は、もう耕されることはない。

わたしの家は、笑い声に満ちている。

子どもたちは、うちに帰ってきた。

そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。』


この言葉を胸に、私は見送り、存え、そして瞑りたいと思っています。

おば様の御冥福を御祈り申し上げます。
 
 

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Unknown (urya.)
2009-05-11 21:30:20
>sae様

引用の原典を寡聞にして存じ上げませんが、いい言葉ですね。


今はまだ、何をどう書いてよいのかわかりません。
ただ、sae様のコメントを拝見した時。
sae様にとっては見も知らぬ人間ですが、冥福を祈っていただけたワタクシメのおばは、幸せ者だなと自然に思うことができました。
ありがとうございました。
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