ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

電線。

2009-05-09 | Weblog
空ばかり見て歩いているわけではないが、鳥の姿が目につくようになった。

庭に出れば人の気配に驚いたのか、雀たちが石でもばらまいたようにばっと飛び散る。
屋根の上、とりわけアンテナは鴉のお気に入りの場所らしい。
駅のホームに立てば、鳩のぱさぱさという羽音や、くぐもった鳴き声が聞こえてくる。

鳥の活動が活発になってきたのは、植物が生長して、餌が豊富になったせいか。
それとも、気温が上がったせいだろうか。



電線の下は白く汚れることが多い。
鳥の糞で。


通勤に使う駅の真ん前に、デザイナーズアパートメントがある。
半分、隣接している建築事務所の広告のようなもので、白黒モノトーンに統一された外見はなかなかに人目を引く。
風見鶏までご丁寧についている屋根は、通常のアパートよりも傾斜が急なせいか、駅舎に向かってお辞儀しているように見えなくもない。

そして、その屋根の上を電線が通っている。


結果。
黒い屋根は白い鳥の糞で前衛抽象画のキャンバスと成り果てていたりするんである。
偶発性に左右されるデザインを施され、いっそう芸術的になったと見ようと思えば見えなくもなくもなく?






ただの汚れだってば。
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