urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

GRAPEVINE『deracine』

2005年08月27日 | listening
なんかバイン聴いたのすごい久しぶりな気がするなあ。
前作『イデアの水槽』があまり好きじゃなくて(つか多分、前々作『another sky』が好き過ぎるんだな)、なんかその後のシングルやepも聴く気しなくなってたりしたんですよね。
で、今回のアルバム。第一印象は「マッチョ」。かつてのバインのイメージとは異なり、非常に肉体的で、男っぽさを感じさせるロック。バンド随一のポップ・メロディメイカーである亀井の楽曲が多いが、彼の曲もかつてのメロウなポップネスを志向しているようには思えない。
全体通して、極端にひねくれているような曲はなく、どの曲もメロディアスで、演奏も田中の唄もかっこよろしい。通して聴けばいいアルバムだと思うのです。

しかしね…俺がバインに求めてたのって「光について」や「それでも」に典型的な、リリカルで切なさに満ちた泣きメロだったんだなあ…と再認識させられた気がしました。その点では③「少年」が一番良かったなあ。

あとこのアートワーク、どうにかならんか…いままでのアルバムの中で最悪。

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GRAPEVINE 田中和将 長田進

曲名リスト
1. 13/0.9
2. その未来
3. 少年
4. VIRUS
5. REW
6. 放浪フリーク
7. KINGDOM COME
8. それを魔法と呼ぶのなら
9. GRAVEYARD
10. スカイライン

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