urt's nest

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スムルース 『ドリーミーワームホール辞典』

2005年09月27日 | listening
⑤「冬色ガール」は有線で気になって買う、という僕としては非常に珍しい買い方をしたシングル曲です。有線といえばアンダーグラフとかいうバンドの「ツバサ」なんかも、ちょっと迷わされたのですが、メロの展開は好きながらよく聴いたら詞がアレだし、その後の「君の声」が最大地雷だったので買わなくて良かったっす。…しかしこの曲はすごくアタリでした。

で、それらシングル三曲を含むアルバム。フルアルバムを聴くのは初です。
完全にイメージ通りのカラフルなポップアルバム。詞はユーモアと独特の言語感覚に溢れ、音のアイデアも非常に豊富。このあたりはプロデューサである石田小吉の手腕でしょうか。
しかしはっきり言って、僕はこのテのポップスは小賢しい感じがしてあまり好きではないのです。実際このアルバムでも、詞も比較的シリアスで、アレンジもストリングス程度のものに落ち着いた⑤や⑥のシングル曲が最も好きです。でも聴いていて、不快な印象はあまりありません。それはきっと、ソングライタであるvo.徳田のメロディセンスが大きいと思います。詞やアレンジはいろいろヒネリがあっても、サビメロはちゃんと綺麗なので曲の全体印象は良いです。

彦麻呂的に言えば「宝石箱みたいやー」ということになるのでしょうが、そういう中にあってこそシンプルな造型が美しく映えるということもありますよね。

《シンプルによくある花がいいでしょう》(「ラブラブの花」)

「冬色ガール」はこれからもカラオケで唄っていくことでしょう。

B000A1EDXEドリーミーワームホール辞典
スムルース

曲名リスト
1. ダイビング深海魚
2. ゴールデンクイズ
3. コームテンワイフ
4. ボクチャーハン
5. 冬色ガール(Neo Winter Remix)
6. 沈黙の花言葉
7. LIFE イズ 人生+
8. 想いは雨待ち夜空に消えていく
9. 誰がために詩歌う
10. ラブラブの花(Fragrance Mix)
11. ダイサクセン大作戦
12. 心を鳴らせ
13. 無念無想2
14. 万葉の夜に

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