藤原伊織『ひまわりの祝祭』講談社文庫 2006年08月09日 | reading ネタバレ注意。 ゴッホの八枚目の「ひまわり」をめぐるハードボイルドだっつーあらすじを読んで、スケールの大きい国際謀略サスペンスだと思ってたら、なんかやたらとマッタリ。新幹線移動だし。世捨て人的な主人公のテンションに引き摺られてるのね(別に欠点ではないよ)。 敵役もなんだかしょっぱくて、ドラマ性にはやや物足りない部分もある。でも文章上手いし、エピソードの作りと繋ぎ方もなかなか。原田などのキャラクタ . . . 本文を読む