垣根涼介『午前三時のルースター』文春文庫 2006年07月01日 | reading ネタバレ一応注意。 まずはデビュー作から読みました。 マーケティングはしっかりした小説だと思います。さすがはリクルート出身者、といったところでしょうか。親子関係の描き方、「男のロマン」を体現するプロット、クルマ・バイクのディテール描写、ベトナムの観光案内要素、クールな主人公とそのロマンス…と、計算された、「売れたい」という欲望を感じさせる小説。 …俺は正直あざといと思いました。事件が結局イモヅル . . . 本文を読む