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政調費支出ー仙台地裁が共産党以外の旧6会派の仙台市議の違法認定ー

2007-04-29 19:09:30 | 国内政治
 仙台市議が政務調査費を目的外に使ったとして、市民オンブズマンが市長を相手に、市議会の日本共産党を除く旧六会派に計約二千七百五十万円の返還を請求するよう求めた訴訟の判決で、仙台地裁は二十七日、「調査研究の実質がない」として、三泊四日の沖縄出張などの二十八件を違法と認め、計約七百七十万円の返還を請求するよう市長に命じました。

 畑中芳子裁判長は、市議十六人の沖縄出張について「具体的な行程がほとんど明らかでない」と指摘。自然環境保全や地域振興の視察とした名目を認めませんでした。

 市議一人のタイ出張(三泊四日)も「事前の準備がなく、出張先の活動も明らかでない」と認定。別の市議が秋田県大曲市の花火大会施設を訪問したとする支出は、カラ出張だった可能性も指摘しました。

 判決によると、仙台市議会の旧六会派は二○○一―○二年度に交付された政務調査費のうち、二十八件分の計約七百七十万円を市議個人や会派全体の出張に支出しました。

 仙台市民オンブズマンは「司法の判断を重く見て、領収書の全面公開などの制度改革を進めてもらいたい」と話しています。

領収書添付を
 
 日本共産党仙台市議団の福島かずえ団長の話 当然の判決です。ただ、司法の場でこういう判決が出る前に、議会のなかで、きちんとしたルールづくりができなかったことが残念です。早急に領収書を添付して報告することを提案し、議会各会派に呼びかけていきたい。

(出所:日本共産党HP 2007年4月29日(日)「しんぶん赤旗」) 
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