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諫早干拓で死んでいくムツゴロウを演じる「憲法ミュージカル」-資本が描く未来か、子供たちが描く未来かー

2009-06-23 19:53:04 | 国内社会
大阪で「憲法ミュージカル」
干潟の命表現
1100席が満席

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 市民118人による「憲法ミュージカル2009ムツゴロウ・ラプソディ」が20日、大阪市の大阪厚生年金会館で初日を迎え、1100の客席が満席となりました。府内の弁護士が呼びかけ出演者を公募した取り組みで、昨年につづき2回目。憲法の「公共の福祉」を問いかけます。

 環境破壊の公共事業、諫早干拓(長崎県)によって命を奪われた干潟の生き物たちの声を出演者はダイナミックに表現。海を失った漁師とムツゴロウの間に連帯が生まれます。

 昨年6月、潮受け堤防の排水門開門を国に命じた(佐賀地裁)「よみがえれ! 有明海訴訟」の馬奈木昭雄弁護団長ら4人が長崎からかけつけ観劇しました。馬奈木氏は「自然の営みの中の命の大切さが表現されていて素晴らしかった。破壊するのは国だが、再生するのは国民の力。戦争を防ぐのは、国民の力です」と話しました。

 身をのりだして見ていた少女(10)=堺市=は「生き物が死んでいくところは悲しかった。水門が開いたら少しずつ増えると思う」と話します。母親(41)は「大勢の人が歌っているパワーがすごかった。一緒にやりたい気持ちになりました」と語りました。

 今後の日程 21日(日)午後5時、メイシアター(吹田市)。7月4日(土)午後6時、高槻現代劇場(高槻市)。7月5日(日)午後6時、プリズムホール(八尾市)。7月12日(日)午後3時半、ラブリーホール(河内長野市)。連絡先=同実行委員会06(6180)6900

(出所:日本共産党HP 2009年6月21日(日)「しんぶん赤旗」)

平和への思いを描いて
子どもの本・九条の会がつどい

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 絵本作家、画家、編集者など子どもの本にかかわる人が会員となっている「子どもの本・九条の会」の設立一周年記念「被爆ピアノと朗読・うたのつどい」が二十五日、開かれました。会場となった東京都児童会館ホールには、六百八十席が満席となる参加者が雨の中つめかけました。

 いわさきちひろが描いた子どもたちがスクリーンに映し出され、ピアノの演奏で始まりました。千羽鶴が両脇に下げられた被爆ピアノです。

 作家の松谷みよ子さんが登壇。調律師によってこの被爆ピアノがよみがえった実話をもとに書いた絵本『ミサコの被爆ピアノ』を朗読しました。松谷さんは「子どもの本・九条の会」の代表の一人でもあります。「音色とともに原爆のおそろしさを語りついでいきたい」と話しました。

 画家の太田大八さんは、被爆直後の広島の様子や、東京大空襲のときの体験を語り、「絵は言葉の垣根をこえて、どの国の人とも分かり合え、仲良くなれる。愛国心よりも愛球心でいきたい」と話しました。

 昨年、絵本『ぼくがラーメンたべてるとき』で日本絵本大賞を受賞した長谷川義史さんが登場。世界のいろいろな子どもたちをつづり平和への思いを描いた同作品を朗読しました。

 NHK教育テレビで活躍中の、おおたか静流(しずる)さんも、広島の民謡や、手話の入った歌をうたいました。会場には、平和をともにつくりあげようとの思いがあふれました。

 ロビーでは、世界の平和絵本が約百冊並び、子どもたちが熱心に読んでいました。

(出所:日本共産党HP 2009年4月26日(日)「しんぶん赤旗」)

主張
こどもの日
安心して成長できる社会に

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 風薫る五月、笑いながら駆けていく子どもたち。見ている側も思わずほほえみます。子どもは社会の宝、未来をつくる主人公です。

 その子どもたちが安心して成長していけるようにすることは、おとなの責任です。

心の声に耳を傾けて

 何より、すべての子どもに衣食住、保育や教育を行き届かせることです。ところが、この当たり前のことにほころびが生じています。「子どもの貧困」の拡大です。

 構造改革による雇用破壊、不十分な社会保障のなか、親たちは子育ての余裕を奪われ、食事もままならない子どもが増えています。

 本紙は現場からその姿を伝え、問題解決を呼びかけてきました。今後も力を注ぎたいと思います。

 日本の子ども関連の予算は、フランスの四分の一の水準にすぎません。そのもとで養育費や学費の調達は親の自己責任にされています。親の収入がなくなれば、子育てが行き詰まる仕組みです。

 子ども関連の予算が多いフィンランドでは、国から母親全員にベビー服やかけ布団、哺乳びんや絵本などがぎっしりつまった箱が届きます。十七歳まで子ども全員に月一万三千円程度支給され、専門学校や大学を含め教育は無償です。学生は月々数万円の返済不要の奨学金をもらえます。

 日本も予算の使い方を変えれば、そうした国になれます。次の総選挙で新しい政治への道を開き、子どもの貧困のない国へ大きな一歩を踏み出しましょう。

 教育に目を転じれば政府や財界の「いまの子どもはこれが足りない。だからこれをやらせよ」という姿勢が気になります。例えば学力がないから授業時数を延ばし全国テストで尻をたたくなどです。

 学力とは何か、人間はどう育つのかの冷静な議論なしに、支配的な人々の「こうあるべき」から発せられる号令は、子どもを貧しい人間観の枠にはめ、未来の芽をつむものでしかありません。

 いま必要なことは、子ども一人ひとりをよく見ること、心の声に耳を傾けることです。

 なぜ学習がつまらないのか。なぜ人間関係で傷ついているのか。そんな自分のことを理解し、一緒に歩いてくれるおとなを、子どもは求めています。そして、そうした関係を通じてこそ、子どもは人類が築いてきた学問や文化をわがものにしていくはずです。

 その仕事の中心に教員がいます。それだけに、教員を上から言われた通りの業務をこなす“実務者”に変質させる、政府・財界の教育統制を許してはなりません。

 憲法と「子どもの権利条約」を生かし、子どもたちの豊かな人格形成を支える教育をつむぎ出すための共同を発展させましょう。

「世界の宝」手渡そう

 世界では戦火がやむ日がありません。アフガニスタン、イラク、そしてガザ…自分を守る力が弱い子どもは真っ先に殺され、心身を深く傷つけられます。

 日本には憲法九条があります。九条は戦争のない世界を築くための「世界の宝」です。高校の教職員組合の調査でも高校生の六割が九条を支持しています。憲法九条を守り、子どもたちに手渡そうではありませんか。

 力をあわせて、子どもたちが安心して育つことができる社会をつくっていきましょう。

(出所:日本共産党HP 2009年5月5日(火)「しんぶん赤旗」)
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