絵で見る猫犯罪白書。
多少性格が荒かろうが見た目がまるかろうが、総じて「かわいい」と言われるうらやましい猫であるが、その子猫時代の可愛さたるやもはや筆舌に尽くしがたい。
よって子猫に接した者の中には、猫可愛さのあまり「想定外」な反応が見られることがある。
事例としては、
● 子猫の姿や仕草に日がな1日見とれて、勤労意欲をなくす。
● 子猫の清らかさに心打たれ、汚れた己を省みて涙を流す。
これらはありがちなことだが、今回特筆すべきは、
● とりあえず口に入れてみる。
このような事例は特殊に思えるが、飼い主(証言者)は実際に目の当たりにしており、当事者に理由を尋ねたところ「口に入りそうな大きさだったから」との答えであった。
その後飼い主(調査員)が「やみくもに猫が好き」な人間にリサーチを行った結果、意外にも「猫を口に入れてみたことがある」と答えた者が数多く存在した。
これは俗に言う「可愛くて食べちゃいたい」という感情よりも、「子猫の大きさと形状がなんだかとても口に入れてみたい感じ」で、そこには人間の理性を超えさせる何かがあると言える。
そしてもし猫がアンケートに答えられたならば、相当数の猫より「小さい頃人間の口腔内を見た記憶がある」との答えを得られると、想像するに難くない。