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天気で寒い毎日でした。それでも気温は低めです。サクラは開花していますが、
どこか寒そうです。宇野ゆかりの皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
「清源院の旅日記」を読んでいて、江戸時代の紀行文は面白いなぁと思って
いたら、表題の「江戸の紀行文」という本があることを知りました。さっそく
目を通してみました。
著者は、板坂耀子さん(福岡教育大学名誉教授)で、江戸時代の紀行文研究の
第一人者(特に女性の紀行文?)です。一時期、熊本の短期大学で講師も務め
られたようです。
この著作で、著者が伝えたいことは、次の3つであるといいます。
1.江戸時代の紀行は面白い
2.その面白さを理解するには、「豊かな情報」「前向きな旅人像」
「正確で明快な表現」という、新しい評価基準で紀行を見直す
3.江戸時代の紀行の代表作は「おくのほそ道」ではない・・・
興味がおありの方は、あとは、実際に本を手にとって確かめてください。
板坂耀子「江戸の紀行文」(中公新書・2093/2011年1月)
特に、江戸時代の女流紀行の特徴として、抑圧された暗いイメージとは異なる
ものがあって驚かされるといいます。確かに「清源院の旅日記」も多くの制約が
ありながらも、いくつかの場面では屈託のない明るさ、自由さが表現されている
なぁと感じました。社会上の制約はありつつも、やはり一人の女性として感じる
ことは、いつの時代でも変わらないものと思います。
「海辺の秋色」を紹介した「宇野ルーツだより」を発送しました。引き続き、
復路の「青葉の山路」を作成していますので、出来次第送ります。
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宇野貞誠・桝江、宇野誠、宇野元子さんなどのお墓が、つつじヶ丘にあります。
ちょうど天気がよく、エゾエンゴサクなどの春の花盛りでした。帯広の寺町さん、
お世話になりました。ありがとうございます。