宇野ルーツだより

ご先祖のルーツを探す旅

200年前のサイン・・・宇野貞徳さんの花押

2009-04-10 18:10:17 | 日記
 今日は全国的によい天気だったようですね。25℃を超えて「夏日」という所もあったと聞きました。

   ここ札幌でも17℃になったようで、5月下旬のような陽気でした。
   冬の間、地中にこもっていたクロヤマアリが巣を出て歩き回っています。 


 宇野貞徳(騏八郎)さんの「田賦考」の解読を進めていますが、なかなか苦戦を強いられています。

 すごく几帳面に記されていて細かい文字の部分で判読しずらいこと、
 固有名詞(人名など)の解釈がいまいち自信がもてないことなどです。

 その反面、「大化改新」「信長・秀吉」「読史余論」「拾介圃記」など、
 歴史の教科書にも出てくる事項があり興味深いものです。
 どなたか勇気のある(笑)方、挑戦してみませんか? 連絡お待ちしています。 

 「田賦考」の最後に宇野貞徳さんの「花押」(写真参照・クリックして拡大できます)が見られます。
 ご存じのように花押は文書を書いた人の署名の代わりになるものです。
 今でいう「実印」といったところでしょうか。この「田賦考」は写本ですから、宇野貞徳さんの自筆ではありませんが、
 200年前の文化9年の「サイン」がしっかり残っていました。
 ちなみに、「ウィキペデア」の「花押」で歴代内閣総理大臣の花押が確認できます。

 写本した人物の名前・花押もあります。「徳永」という人が江戸の細川藩邸龍口屋敷で幕末の文久元年に写したものと推測されます。
 「細川藩侍帳」で「徳永」を調べてみましたが、この人物につながる有力な情報はありませんでした。

 どんな人物が、なんのために写本したのか今後さらに検証してみます。
 「徳永」さんに関する情報をお待ちしています。

 「宇野ルーツだより」(印刷版)は№1~7まで発行済みです。手違いなどで未着の場合はお知らせください。
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 幕末から明治初期のできごとを中心とした内容をお届けしたいと思っています。