YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

環天頂アーク出現!雪虫ふわり

2021-11-19 13:04:00 | 季節のこと



昨日は朝から眼福!!
天空にはっきりと弧を描く虹色の輝き。

環天頂アークと呼ばれる気象光学現象です。詳しくはこちらをどうぞ。

久しぶりに見られて嬉しいのですが、虹色やなみなみ雲はお天気下り坂のサイン。今夜の月食が心配です。




枯葉舞う北多摩では、4、5日前から「雪虫」がふわふわと飛ぶ姿が見られます。

雪虫というのはこちら



蝋質の美しい白いコートをまとった小さな虫です。ふわりふわりと、まるで粉雪が舞い落ちるように飛びます。

一瞬ですが動画をどうぞ↓


ふわり、ふわり…

寒くなり始めた初冬の頃に飛ぶため、「冬の使者」とか「雪虫」とか呼ばれているようです。形状から「綿虫」「大綿」「しろばんば」などの呼び名も。

あれ?「しろばんば」って小説がなかったっけ?調べてみたら著者の井上靖氏の自伝的長編小説でした。生まれ育った伊豆半島中央部では、秋の夕暮れによく見られたとのこと。

その正体はというと、実はアブラムシの羽有りタイプ。数あるアブラムシの中でも蝋状の綿を身につけた「トドノネオオワタムシ」や「ケヤキフシアブラムシ」などいくつかの種の総称でした。

北多摩で見られるのは「ケヤシフシアブラムシ」かな?

たしかにケヤキの周りでよく見かける気がします。北国の虫だとばかり思っていたらそうでもないみたいですね。



上位の生き物からたくさん捕食されるアブラムシは、繁殖期には羽のないタイプのメスをどどん増やし、爆発的に増加することで種を存続しています。

そんなアブラムシたちは寒くなる前に羽のあるオスを出産します。生まれたオスは相手を探して飛行。そして命は卵へと引き継がれていきます。

暖かい地方では、メスは成虫のまま越冬できるため、雪虫と呼ばれる羽のあるオスは生まれてきません。

横浜の自宅は海に近く暖かいので、成虫で越冬しているのかも。見かけたことはないけれど…。

大量発生すると、服についたり、フロントガラスで潰れたり…、やたらと厄介な存在との噂も。

北多摩ではふわりふわりと、冬の訪れを知らせてくれています。




【今日の朝昼ごはん】
・コロッケトースト
・赤かぶの酢漬け
・HMで作るバナナパウンドケーキ
・ジンジャーヨーグルトwithカリンジャム
・静岡みかん
※食べたいもの、食べなきゃダメなもの、全部のせたらこうなりました(笑)


今日もいい日になりますように!
月食、見たい!!




最新の画像もっと見る