YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

じっくり見るってやっぱり楽しい♪

2023-05-16 19:45:00 | 博物館・植物園など
週末に訪れた札幌。
今回は不思議なメンバーで散策。

北海道在住の友人は博物館の学芸員(一応植物担当ですが幅広い知識の持ち主)。そして一緒に旅したのは西表島でお世話になったネイチャーガイドさん。かれこれ10年以上のお付き合いで、プライベートでも遊ぶ間柄。年齢はほとんど変わらないのに、頼りになる姉さんで、なぜか札幌でもガイドしてもらっていたような…。



北の学芸員と南のネイチャーガイド。そんな二人と巡る森と博物館と水族館。もう、あらゆるところで立ち止まり、観察に没頭する時間。

最初にハマったのはヤマグワの花。

クワって、実はよく見るけれど、花を見る機会がなかなかなく…。



それもそのはず、まだ新芽も伸び切らない、そんな時期に新芽に混じってひっそりと花が咲いていたのです。

でもそのあまりの小ささに、いったいどんな花なのか、気になって仕方のない3人。



あーでもない、こーでもないと、ようやく自分たちなりに納得するまで気づけば15分(笑)

どうやら白い部分が葯のようで2個セットで一つの雄蕊。花が咲くという状態は、この雄蕊の花糸が伸びて葯が持ち上がった状態をいうようです↓



一つの花に赤茶色の萼片が4枚、花弁はなく、雄蕊は4本。そしてどうやらめしべもなく、これは雄花と認定。クワもヤマグワは雌雄異株のようです。

こんな感じで博物館は入っても、牛の歩み。そりゃ中の人が丁寧に解説してくれるわけなんで、こんな贅沢なことはありません。

標本の大切さとか…

何度も訂正され、書き換えられてきた標本ラベル

展示物にまつわる作成秘話とか…


本物のミズゴケを乾燥剤でドライフラワーにした展示物

解説には書かれていない展示の意図とか…


実物を見に行くことができない時代は、実写したもの(下)を模写(上)していたことを裏付ける資料

どの展示にも物語があり、それを展示したいという学芸員たちの熱い思いがありました。

森に行ってもあれこれ教わり…





自分でも調べ…、たくさんインプットできた時間です。

翌日は南のネイチャーガイドが本領発揮。



いろんな発見があったのですが、中でもイトヨの産卵準備の様子を解き明かしたことは楽しかったなぁ




あとドライブ中に水田を走るラジコンボートを発見して、農家のお兄さんに突撃インタビューしたり…



代掻きのあとの農薬散布なんだそうです。トラクター的な機械だとせっかく代掻きで固めた壁が崩れるので、このボートはとても便利とのこと。他にもドローンでの農薬散布もこの10年余りで一般的になってきているようでした。

知らないことを知るって本当に楽しくて…。そして、じっくり観察して、自分たちで発見した時の感動と喜び!!そんな楽しさをじっくり味わった贅沢な2日間でした。

普段、ここまでのめり込んで観察することってなかなかないので、お二人には本当に感謝です。観察する楽しさを改めて教えてもらいました。



今日も一日お疲れ様でした

今回覚えた札幌の美味しいもの
キノトヤのチーズタルト¥220



百花繚乱〜あしかがフラワーパーク〜

2023-04-22 10:10:00 | 博物館・植物園など
昨年あしかがフラワーパークデビューを果たしたものの、残念ながらフジの花はすでにピークを過ぎていました。

というわけで、今年は絶対にピークの時期に行ってみようと心に誓い。念願達成。




例年より時期が早かったことと、平日に行けたことの効果で、開園15分前でも人の列はこの程度。

ウェブでチケットを購入しておくと入場券売り場に並ぶ必要がないのもありがたい。ちなみに入場券売り場にはこの3倍くらいの人が並んでいました。

それでは入園。



わたしは西ゲートから入ったのですが、こことは別に正面ゲートもあります。



入った目の前には色とりどりの花々。圧巻です。



少し進むと大長藤の棚。名前の通り房が長く伸びるので、見応えのある藤棚です。




まだまだ房が伸びそうな気配。そしてまるで葡萄のような八重藤の棚。



八重藤は少しピークを過ぎたのか、水面に落ちている花もありました。



そしていよいよ、あしかがフラワーパーク随一の大藤エリア。樹齢160年を超える千畳敷の藤棚。




正面ゲート前にあるフラワーステージの薄紅の棚も満開。







どこを向いても花、花、花。










フジの他にも満開のツツジやシャクナゲが山を彩っていました。











花壇の花々も色とりどり。









咲き終わりの去年は気づかなかったのですが、園内は満開の藤から放たれる甘い芳香で充満していました。

なるほど、フジソフトの香りは確かにフジの香りだったのです。





動画も作ってみたのでよろしければ↓




こちらは2022.5.4↓








Flower Festival 2023〜昭和記念公園〜

2023-04-15 07:26:00 | 博物館・植物園など
昨日は、いろいろと公園をはしごしたかったのですが、出足が遅れ、というかここでフル稼働すると後に影響しそうなので、のんびり朝ごはんを食べてから昭和記念公園へ。

30分あれば行ける所にこんな素敵な公園があるありがたさ。



開園前の9:20。まだそれほど混んでいませんでした。これは平日に休めるありがたさ。



園内は新緑が美しく、お目当てのチューリップガーデンは満開。ただすでにピークは過ぎ、今は遅咲きの品種が見頃。

それでも素晴らしい広大なチューリップガーデン







いろんな品種がみられるのもたのしみのひとつ。膨大な作業を思うと頭が下がるばかり。

次の花壇の整備も抜かりなく進んでいました。

間も無くオープンのブーケガーデン。





菜の花は前回咲いていたエリアから隣のエリアに移り、いつ訪れても花が楽しめる工夫がすごい!!





フォトスポットもありました。

そして日本庭園ではツツジと牡丹が見頃。









牡丹の中心部分て、ちょっと和菓子っぽい。





フジも咲き始めていました。



足利フラワーパークにも行かないと、去年買った年パスが無駄になっちゃいます。まあ、すでに元は取れているのですが…。

そうそう日本庭園の盆栽コーナーが最近ツボです。



 新しい機能で遊びたいらしい(笑)

今は春の山野草の鉢が見応えありました。


今日は東京は雨みたいです。
動画でお楽しみください。









日光植物園で春の妖精に出会う

2023-04-08 17:52:00 | 博物館・植物園など
昨日に引き続き、青春18切符の日帰り旅後編。

今回の旅の本来の目的地はこちら↓



日光植物園!
日光駅からバスで15分弱。いろは坂の手前あたりにあります。

そういえばこちらの植物園は東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)の分園でした。





小石川植物園といえば牧野富太郎博士が植物学を志し、47年間講師を務めた東京大の植物学教室があった場所。彼の研究拠点!!

というわけで、日光植物園も「らんまん」ムード。園内の至る所に龍之介くんのポスターが貼られ、小石川植物園と同時開催のミニ企画展も催行中でした。



中は撮影はOKなのですが、web掲載はアウトということで外観だけ。場所柄。プレハブでの開催ですが展示は充実していて見応えありました。

そして限定販売のこちらのしおりをゲット!!



「らんまん」の放送で全国の皆様が知ることとなったであろう「バイカオウレン」の押し花♪

立春の頃に咲く花なので、すでに実物は咲き終わっていましたが、同じ仲間のウスギオウレンには出会えました!



そしておそらくはこちらがバイカオウレンの実でしょうか?



日光植物園は、植物園というより、森そのもの。園芸種は少なく、大谷川沿いの森や、ロークガーデン、小川や池の周りに高山植物や寒冷地植物などが植えられています。その数およそ約2000種!


桜の木の下に咲くミズバショウ。リュウキンカもミツガシワももう花の準備が始まっていました。

そして園内にはスプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれる早春の花たちがたくさん咲いていました。

今日も一気にご紹介。植物名、間違っていたらごめんなさい。

キバナイカリソウ


ショウジョウバカマ

エイザンスミレ


コミヤマカタバミ


トキワナズナ

フデリンドウ 


ハルトラノオ


ハナネコノメ


ヒトリシズカ


セントウソウ


キクザキイチゲ


ノミノフスマ?


カタクリ


ヤマエンゴサク


ニリンソウ


ウスバサイシン


フタバアオイ

すごい数ですよね。これでも咲いていた花の半分ほど?
公式HPに詳しい開花情報があるので気になる方はこちらをご覧ください。種名だけでなく詳しい解説がリンクされているので勉強になります

木々の花もいろいろ。


アカヤシオ


タムシバ


オオカメノキ(蕾)



北国の春!!!!!

高尾で咲き終わっていたハナネコノメに会えたのは嬉しかったなぁー



高尾ではチャームポイントの赤い蘂がすでに落ちてしまっていたから感激♪

でも、群落はすでにこんな状態でした↓



少し前ならさぞ可愛らしかったことでしょう。

あとびっくりしたのが、こちらのゴールデンミズバショウ。



アメリカ西海岸に自生するゴールデンミズバショウという種だそうです。

輝いてました!!!

日光駅に戻り、とりあえず湯波(日光では湯波と書きます)。





定食食べるほどお腹が空いていなかったので、お刺身とざるうどんを注文。なかなか良い組み合わせでした。

久しぶりに訪れた日光植物園。ついこの間のように思っていたけれど、ひょっすると20年ぶりくらい?
あれから経験も積んだ今、これはまた行かなきゃと思いました。

オススメです♪


【今朝のおうちごはん】

・ベーコンエッグ
・たけのこと豚肉の中華炒め
・サツマイモの甘煮
・キムチ納豆丼
・なめこの味噌汁

今日もいい日になりますように!



行ってきました!

2022-11-25 22:33:00 | 博物館・植物園など
今日は別の内容を書こうかと、古い写真を引っ張り出していたのですが、その作業半ばで夜になりました(^^;;

そちらの記事は改めて書くことにして、今日は髪を切りに行くついでに東京都写真美術館(恵比寿)で開催中の星野道夫さんの写真展のお話。

生きていらっしゃれば今年で70歳になられていたはず…



43歳でこの世を去ったとは思えない、自然の理や人の在り方について深く考えさせられる言葉の数々。

何度読み返してもその度ごとにハッとさせられます。



写真展も同じで、同じような展示を何度も見ているにもかかわらず、その都度見えてくるものが違ったりします。

今回は、なんと今年の5月に見つけ出されたカメラとそのフィルムの展示もありました。没後25年経って見つけ出されたという奇跡。

東京での展示は来年1月22日まで
お近くの方はいかがですか?

恵比寿ガーデンプレイスのライトアップもきれいてしたよ♪










【今朝のおうちごはん】

・ご飯
・冬瓜のそぼろあんかけ
・目玉焼き
・グリーンサラダ
・味噌汁

明日もいい日になりますように!