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さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

気になること(3/9)企業子宝率/パクること/ILO調査

2015年03月09日 | 日々
こんばんは、さくらです。
先ほど日付修正で昨日の気になることをアップして、ヨガ帰りに2本目です。

今日の気になること。


1)「企業子宝率」
→お昼休みに、通知の来ていた日経ビジネスオンラインの記事を読んでみました。

企業子宝率を知っていますか?大企業調査から浮かび上がる、都会の子育てのしにくさ」(日経ビジネスオンライン)

最近は少子化と地方再生の話を聞かない日はないくらいです。
ひとりの未婚の働く女性・30代として心苦しく思うこともあるのですが、そういった個人の努力(意識??)以外に、「合計特殊出生率」だけでなく、少子化問題を考える上での指標として「企業子宝率」という視点を考えて調査したのは興味深いなと感じました。


2)”パクり”と応用
→こちらも日経ビジネスオンラインから。

すかいらーくのカフェ進出、「パクりました」の真意 既存店舗からの転換で周辺店舗の客数増も狙う」(日経ビジネスオンライン)

市場が拡大していくときには、いわゆる二番煎じでも、ターゲットの冷静な分析と相手を少し上回る付加価値が出せれば、「パクり」はありなんだなと感じました。

大学教育も、形だけ真似てもうまくいかないとか、みんながやると差別化にならない、という「やらない理由」はいろいろ聞きますが、ニーズを捉え、市場の拡大が見込まれる分野なら、既存の方法を丁寧に分析した上で真似る分には、いい取り組みになるのではないかなぁなんで思いました。
(すみません、言うは易く行うは難し、ですね(^_^;))


3)子どもがいる女性といない女性の賃金の差

3/9の日経新聞朝刊で記事を読み、元にあたってみました。

ILO 国際労働機関
2015年国際女性の日(3月8日):仕事の世界における男女平等はいまだ十分に進展せず、とILO

(リンク先中程)
 国際女性の日に際し、ILOは子どもがいる女性といない女性、母親と父親の賃金格差を調べた作業文書も発表しました。『The motherhood pay gap: A review of the issues, theory and international evidence(母親の賃金格差:論点、理論、国際的な証拠の検証・英語) 』と題する資料は、住んでいる場所と子どもの数に左右されるものの、子どものいる女性はいない女性よりも収入が低い場合が多いことを示しています。補正前データでは、この格差は先進国よりも途上国の方で、そして子どもの数が増えるにつれて大きくなる傾向があります。

元の調査結果に目を通せていないので何とも言えないのですが、勤務時間や雇用形態が異なるといった要因はすぐに思いつくところ、他にどのような分析がなされているのか、気になりますね……。

以上です。
今日もお疲れ様でした



気になること(3/8)BLP-Network/政策担当秘書

2015年03月08日 | 日々
こんばんは。さくらです。
メモをしながら、アップできない日が続いておりますヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

3/8の気になること。
日付遡って指定してアップしちゃいますー。

1)ビジネスロイヤーズプロボノネットワーク(略称:BLP-Network)

このブログでも書いたことがあったかどうか……覚えていないのですが、数年前、NPO法人コレクティブハウジング社というNPOの活動にボランティアとして参加していた際、協働してくださっていた、SVP東京(ソーシャルベンチャーパートナーズ東京)という団体があります。

「社会的な課題の解決に取り組む革新的な事業に対して、資金の提供と、パートナーによる経営支援を行う」団体です。
(サイト説明文より)

そのSVP東京のメンバーを通じて知ったのが、BLP-Network。
こちらは、「主にビジネス法務を本業とする弁護士が、そのスキルや知識を生かして、NPOの支援等のプロボノ活動を積極的に行う」団体です。

先日、弁護士1年目の友人と話していて、「スタートアップ支援したい」という話題が出たので、友人に伝えました。

私自身はSVP東京のパートナーの方々しか知らないのですが、それぞれに本業やこれまでの経験から培った能力を生かして、団体の活動が大きく発展するよう、お金も人的支援もしてくださり、一緒になやんだり、喜んだりしてくれる、とても素敵な方々です。

同様のスキームで活動をする団体が、四国や福岡・北九州でも始まっています。
大学とは別に、注目しているフィールドです。

友人の関心は、ソーシャルセクターのスタートアップに限らないようですが、何かの参考になるといいなと思います。


2)政策担当秘書資格試験

こちらは、逆に友人から教えてもらったもの。
私が今の職場で力をつけ、発揮していくために、どんな勉強をしたらいいのか、話していた時に、話題に上りました。

政策担当秘書資格試験(参議院)
政策担当秘書資格試験(衆議院)

もちろん、秘書になることが目的ではなく、試験に出る内容、試験のために勉強する過程で身に付けることが、業務に役立つのではという意味です。

確かに、中教審の審議や法改正案に対するパブリックコメント募集に応じて意見を出したり、国の税制・予算を検討する際に国会議員の先生方に陳情に行ったりする際の意見書まとめは、政策担当秘書の仕事に通じるものがありそうです。

残念ながら、試験対策のテキストや参考書のようなものはなく、経験者が書いたブログなどを参考にするしかないようですが、そういった勉強の仕方も面白いかもしれません。


以上です。
今日は1つずつのボリュームが大きいので、2つまでにします。

3/5(木)成蹊大学FD・SD講演会

2015年03月08日 | 勉強会・イベント
3月5日、仕事終わりに成蹊大学へ。



成蹊大学高等教育開発・支援センター主催
FD・SD講演会「教育現場でいま求められていること~ 2020年に向けてキーワードをよみとく~
に参加しました。

リクルートカレッジマネジメント編集長・小林浩さんが司会を務められ、他6人と共に登壇されました。

1時間半という時間に、高校生の現状、英語の4技能を測る資格試験・検定の活用、国際バカロレア(IB)、アクティブラーニング、探求基礎(京都・堀川高校)とRouteH、カリキュラムデザイン、オリエンタルランドのFSPプログラムと、今話題のトピックを詰め込んだ盛りだくさんな内容。

業務を切り上げるのが遅くなった関係で、前半のプレゼンテーションを聞くことはできなかったのですが、事前にサイトで資料を公開(現在は終了)していただいていたおかげで、どのような話をされたのか、概要をつかんでディスカッションの時間を迎えることができました。
1人のスピーカーについて7分という持ち時間は、「もっと聞きたい!」という気持ちや質問を喚起するという意味では有りなのかもしれません。
また、ディスカッションの時間は、予想していた通り、“双方向”のディスカッションまでは叶いませんでしたが、小林さんの仕切りのもと、各者のプレゼンテーションを深堀する質疑応答が行われました。


以下、当日の話題を雑多に羅列します。
(カッコ内のお名前は、その方が話していた時に出た話題を私がまとめたもので、厳密にその方の発言ということではありませんのであしからず。)

・高校生の立場からどんな教育が必要なのかを考えてみる。エリクソンの心理社会的発達段階説によると13~22(19)歳の発達課題は「自己同一性の確立」であり、「私は誰か? 私は私の何を活かして社会に参画できるか?」という問いを持ちながら、大学に入学してくる。(ベネッセ・山下氏)

・カリキュラムツリーを作ろうとすると、専門の科目のみで検討しようとするが、大学全体の活動と学生の発達段階、成長を考えてカリキュラムをデザインすることが大切。(ベネッセ・山下氏)

・(中教審答申等でも指摘されながら、カリキュラムマップによるカリキュラムの構造化やナンバリングが進まないのは、どうすればいいか?)日本では教員に科目が紐づいており、科目が多い。全体を見直し、学生にとってどのような科目が必要かを、教員の名前を抜きにして整理してみる。カリキュラムマップは“学生の成長マップ”であると考えることが大切。(ベネッセ・山下氏)

・オリエンタルランドでテーマパーク運営にあたって求める人材像は、「Safety・Courtesy・Show・Efficiency」を通して「Happiness」という“提供価値”をお客様に出せること。企業は従業員に対してお金を払っているので、しっかり育ってくださいと言えるが、大学は学生=顧客でもあり、“提供価値”を考えなければならない分、複雑で難しい。(オリエンタルランド・横山氏)

・求める人材像を示すのは難しいが、難しいとは言っていられない。(オリエンタルランド・横山氏)
・経済成長期には他と同じ(漠然とした)人材像を示していても良かったが、これからは「提供価値」を明確にしていく必要がある。(リクルート・小林氏)

・(日本語ディプロマプログラムのIB校の認定のスケジュールとして、平成27年2月に最初の認定がなされるという話があったが?)もうすぐ認定される予定。2018年・200校に向けての課題は、学習指導要領との兼ね合いであり、生徒の負担を増やすものにならないようにしたいと考えている。(文科省大臣官房国際課・松木氏)

・(近大×ベルリッツや、神田外語大学と他大学の提携のように、大学内の英語教育は外部委託になっていくのだろうか?)大学としての英語教育のメソッドは何か、その答えがどうあるかにより、外部か内部かは変わるだろう。(ベネッセ・藤井氏)

・(リクルート調べによると、アクティブラーニングは高校で47%が導入していると回答、ただし全体で導入するのは8%。飛躍的に導入するにはどうしたらいいか?)アクティブラーニングの基本は、「授業の受け方」。聞くときは聞く、話すときは話す。これをやるだけでも、学び方が変わる。(アクティブラーニング社・羽根氏)

・教育はインプット+アウトプット。いまの情報化社会に置いて、知識の提供は価値がなくなってきている。アウトプットをどうさせるか。フィンランドのアールト大学では、3~4年生はアウトプットのみ。カリキュラムをなくし、ものをつくることに注力する。2008年から改革が始まり、7年でここまで変化している。学生たちが立ち上げた「SLUSH」というイベントは今年、「SLUSH ASIA」として東京でも開催される(4/24)。(アクティブラーニング社・羽根氏)

(補足)
アールト大学紹介(飛ぶ教室)
 *他にも検索すると様々な記事が出てきます。
SLUSH ASIA

アールト大学については良く知らなかったのですが、ちょうど友人がFacebookで「SLUSH ASIA」について書いていたこともあり、タイムリーな話題でした。


上記のほか、フロアから「高大接続答申では、『人が人を評価する』という入試の変革は本当にできるのか」「IBには教員養成のコストも大きいが、どうか」などといった質問もあり、タイトルの通り、「教育現場でいま求められていること」に多岐にわたって触れることができました。

大学の教育に関するイベントは、さまざまあるトピックの中からひとつのテーマを定めて、深堀りしていくものが多いのですが、今回、こうした広く浅くさまざまな話題に触れる形式のイベントに参加して、近視眼的にならずに大学教育を俯瞰的に見ることができるという意味で、FD・SD研修としてこういった形式もありだなと感じました。

また、今回は高校生の理解からカリキュラムデザイン、就職支援・社会から求められる人材像まで幅広く触れられ、これらは繋がっているのだと改めて実感しました。
私自身、職場の業務では教務関係の教職員向けの研修会を担当してるのですが、「教務」「就職」「広報」「学生支援」など、その担当者同士で考える研修会だけでなく、大学教育の一連の流れ、入口から出口までをつないだ研修の機会も考えられたら面白いなと思い、このイベントの形式自体が、とても有益な時間でした。

業務を切り上げて向かうのはハードでしたが、参加できてよかったです。

気になること(3/4)労基法改正/保育士確保/専門職大学院

2015年03月07日 | 日々
こんばんは。さくらです。

今週はアップできなかったので、さかのぼって以下羅列です。

1)厚生労働省 「労働基準法等の一部を改正する法律案要綱」の答申
 →リンク先にポイントがあるのでぜひ目を通していただければと思いますが、私たち労働者の多くに影響のある部分の改正について、厚労省の審議会から答申が出されました。この法律改正案がすべてそのまま通るとは限りませんが、今後の通常国会での結果に注目です。

2)厚生労働省 保育士確保
 →またまた、厚労省のページですが、「保育士確保」というページがあることを初めて知りました。
 3月は「保育士就職促進対策集中取組月間」として、保育士の有効求人倍率の高い、東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府の4都府において、保育士資格を持ちながら保育士として働いていない「潜在保育士」の掘り起こしに重点を置いた就職促進を集中的に行い、保育士確保を進めていくとのことです。

3)専門職大学院について(大学院部会(第73回) 配付資料

 →先日、職場で実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議の資料を読んでいて、平成15年から開始した専門職大学院の記述があり、そういえば専門職大学院の評価(認証評価だけでなく、社会的な評価を含めて)はどうなっているのだろうかと思ったところ、ちょうどよく各専門職大学院についての各委員からの報告があり、目を通そうと思った次第です。

3/4分は以上です。

気になること(3/2)

2015年03月02日 | 日々
こんばんは。さくらです。

今日は、短めに。

1)警察学校で初めてオープンキャンパスを開催

→SankeiBiz の記事より。
「DJポリス」「白バイ隊」になれる? 就活生に照準…警視庁、初の警察学校「オープンキャンパス」

記事によると、当日は1200人が参加し、うち4割が女性だったそうです。

白バイ隊や、指紋採取していた鑑識官は、花形で誰でもなれるわけではなさそうですが、志望する学生のモチベーションは上がるかもしれませんね。
誰でもなれるわけじゃないじゃん!というミスマッチがおきなければよいのですが……どうでしょう。

2)日本学生支援機構 国際シンポジウム
-高等教育の費用負担と学生支援 日本への示唆-

→3/9(月)13~18時での開催。
奨学金の国際比較等について離されるそうです。
私の勤務先では、先輩と上司が参加する予定で、私は担当ではないのですが、どのような話が聞けるのか、報告を楽しみにしています。

3)厚生労働省 アフターサービス推進室活動報告書Vol.17
『保育士・保育所支援センターの取組事例に関わる調査-保育士人材の確保を目指して-』(平成27年2月)

→厚生労働省の業務には詳しくないのですが、「アフターサービス推進室」なるものがあるということと、各都道府県等に「保育所支援センター」というものがあるのだということを初めて知りました。

内容は、待機児童の現状と対応策について、データやヒアリング調査結果等から示されています。


本日は以上です!
おやすみなさい。