さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

ダイガクエストとGAKUNAI.JP

2010年01月29日 | 日々
ダイガクエスト

Z会が、大学クチコミサイト「ダイガクエスト」を開設しました

今まで、受験生や大学生が使う掲示板・ポータルサイトとしては、
みんなのキャンパス
みんなの就職活動日記
キャスフィ!
ミルクカフェ(受験生向け)
ミルキャン(大学生向け)

などがありましたが、ダイガクエストは、各大学の基本情報を押さえた上で、クチコミランキングや資料請求機能を備え、コメントによってつながっていく、よりSNSに近いサイトになっています。

さっそくOB・OGとしてユーザー登録してみたのですが、出身大学が(勤務先の大学も)まだ登録されていないので、評価やコメント投稿のしようがありません…。
国公立を中心に、有名大学が多いようですね。

スタートは、そうなりますよね。
誰もが知っている大学で利用者を惹きつけないと、ユーザー登録増えませんし。

大学の登録は、やっぱり大学が費用負担するのでしょうか。
まだ勤務校に営業は来ていないと思いましたが…。
新着情報なども大学からの投稿形式なのかな…と、ユーザー目線だけでなく、つい大学広報担当者の視点も混ざって見てしまいますね。

こういったクチコミサイトは、ユーザーが限られて情報やランキングが偏るという問題点もありますが、利用が広がれば、今までの進学情報サイトのあり方をガラッと変えていくのではないでしょうか。

うまく発展していってほしいと思います。


ダイガクエストを見て、情報プラネットの山本泰大さん(代表取締役社長)のことを思い出しました。
2008年の夏、私が関わっている大学職員が集まる勉強会に参加してくれたことで彼と知り合いました。当時まだ彼は大学1年生だったのですが、「受験生向けに、本当の大学の姿を伝えるクチコミサイトを作りたい」というビジョンを、着実にかたちにしていました。

GAKUNAI.JP クチコミから探す大学・短期大学・専門学校
情報プラネット、大学などの口コミ情報サイト「EDUCOM」携帯版3月開始へ
『Samurai Fund』、情報プラネットへ投資
mixiアプリモバイル「【学校育成】マイミク偏差値」の提供を開始いたしました

私たち大学人は、これから、mixiなどの各種SNSや、twitterといった、知らない他者個人の発言に簡単に触れられるツールが身近に存在し、活用する受験生世代を迎えます。

「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである。」ダーウィン(自然科学者)

巷で言われている「受験生」「学生」ではなく、目の前にいる自分の大学の受験生や学生の変化をとらえるアンテナを、磨いていきたいですね。

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1/7「大学教育改革プログラム合同フォーラム」

2010年01月23日 | 日々
行動予定(1~3月)にも書きましたが、1月7日、「大学教育改革プログラム合同フォーラム」@東京ビッグサイトに行ってきました。

毎年、行こうかなと思いながら、足を運べずにいたので、「どんな感じなのかな」とちょっと楽しみにしてたんですけれども…。
私の周りの人たちが「あれ行く意味ないよ」と言っていたのが、わかりました。

各大学の発表やポスターセッションを見ていても、出てこないもの。

①経費:何にいくらかかり、もらった資金をどう活用したのか
②時間:プログラムのひとつのをすすめるのに、どのくらいの時間かかったのか
③人材:どんな立場の人が、どのように関わって進めていったのか


このフォーラムの開催趣旨は、当日資料によると、「国公私立大学を通じた大学教育改革の支援」各プログラムにおける優れた取組を一堂に集め、その取組を広く社会に情報発信することで、高等教育のさらなる活性化を促進することを目指して実施 とあります。

情報発信と見せかけて、肝心なところをまったく開示させていないのです。

巨額の税金を投入しているにもかかわらず、お金について話をしていない点で、社会的な説明責任を果たしていません。
他大学の人が聞いてもパクることができない点で、「高等教育のさらなる活性化」を促しているとは思えません。

次回やるのであれば、上記の3点をきちんと説明するフォーラムにしていただきたいと思います。


「前の会社で新聞をつくっていたころ、GPフォーラムはネタの“宝庫”だと思っていたのに」と、一緒にいた友人に話したら、「宝庫じゃなくて“倉庫”だ」と言われました(名言)。

ただ並んでいるだけの、GPフォーラムでした。

というわけで、ほとんどの時間を、資料を見ながら「これどう思う?」「自分だったらどうやる?どんなことをやりたい?」と語り合う時間として過ごしました。友人とディスカッションするネタを提供してくれたという意味では、すごく有益なフォーラムでした。


あぁ、書いていて思ったのですが、参加者として、個人的に3点を聞き出すくらいの気合で臨めば、今のままのフォーラムでも活用できるのかもしれません。
「たくさんの情報を集める」ではなく、「気になるGPを2、3に絞り、ポスターセッションでその担当者をつかまえ、話をして、見学等にいったり詳細を聞いたりできるようになるまでのつながりを持つ」という動き方。

んー、でもそれってあのごみごみしたGPフォーラムでやらなくてもできるし、やっぱり……。

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「学びの豆の木」

2010年01月19日 | 大学について思う
指導教授が受け持っている学部の授業の学生さんたちが立ち上げたブログ。

学びの豆の木(学びを感じた学生たち)
(以下紹介文転載)
 大学生の強みを生かし、たくさんの仲間たちと「学び」を発信していくブログです。
 大学はこんな授業があって、学生はこんなにのびのびやってるんだぞ。学生はこんなに感性豊かに鍛え上げられているんだぞ。このブログは学びの「集合天才」と「協創」をカタチにします。 私たちは成長する上で何が必要なのでしょう。「新たな発見」です。一人旅をしても「新たな発見」があるでしょう。しかし私たちは人と人とのつながりの中で新たに発見を重ね、刺激しあい、成長していきます。たくさんの人の力が必要です。皆さんご協力をお願いいたします。
 


母校の後輩でもあり、同じ教員から学ぶ仲間でもある彼らを、どんな風に応援していけるのか、私自身のチャレンジにもさせてもらおうと思っています。

ちょこちょこ見に行きましょう。よろしくお願いします。

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とりあえず、ブログサイトをユーザー数の多い、Yahoo!、アメブロ、livedoor、エキサイトあたりに変えた方が良いと思うのです。

新着記事に反映されたときに、他の教育関係ユーザーから見てもらえる可能性もあるし(一瞬で流れてしまうとしても)。
何せ269.gは「教育」カテゴリないですから…。あっても書くようなユーザーいませんから…。

成長の場にしたいと思うならば、環境も大切にした方がいい…それはWEB上でも一緒なのでは…と思います。


彼らがなぜ269.gを使っているかと言えば、私→師匠→指導教授という順に開設していって、指導教授の勧めでブログを開設しているから、だと思います。
事の発端は私です、ごめんなさい。

ブログ開設当時、ひねくれ者だった私は、大手サイトを使うのがイヤで、小規模でもテンプレートがかわいいところを使いたかったのでした。
始めたころは、269.gもこんな「お小遣い稼ぎ口コミブログサイト」じゃなかったんですけどね(そうだったら選ばないし。)ユーザー数が伸びないから、そっちにシフトしていったんでしょうね。

私は、ブログパーツ貼りつけたりして作り込んでいるので、移行も面倒ですし、よほどのことがなければこのまま使い続けますが、開設したばかりなら、大手を使うことをおすすめします。

今度、指導教授に会ったら、伝えよーっと。


行動予定(1~3月)【再掲】

2010年01月15日 | 勉強会・イベント
さくらの1月~3月の行動予定一覧です。
随時更新するので、何度も上がりますが、ご了承ください。

○絶対参加 △たぶん行く ×行けないけど行きたかった

△1月7日(木)・8日(金) 大学教育改革プログラム合同フォーラム 
8日は部署内研修があるので、私が行くのは7日のみです。
*報告

○1月9日(土)・10日(日) もう一つの箱根駅伝
学生が出場するので、出発とゴールを写真におさめたいのです。
ちなみに当日の様子はTwiiterで実況中継されるようです。
アカウント:anotherhakone
*報告後日UP予定

△1月9日(土)・10日(日) 全国ワークキャンプフォーラム
学生が輝く場を作るためのヒントがたくさんありそうな予感がするので。
「もう一つの~」と掛け持ち出来る時間帯です。
*報告後日UP予定

×1月9日(土)・10日(日) FMICS(高等教育問題研究会) 1月例会
今年は昼も夜も参加できなさそうです。

×1月9日(土)~11日(月) 「自分の仕事」を考える三日間
すごく興味があるのですが、奈良県立図書情報館で開催するため、上記「もう一つの~」と掛け持つには距離が遠すぎます…(涙)。
参考図書:自分の仕事を考える3日間(西村佳哲著)

×1月11日(月) 高等教育研究会 大学職員フォーラム
奈良に行っていたら、3日目はこれに参加していたかもしれません。

◆1月16日(土)・17日(日) 大学入試センター試験
会場校。

○1月19日(火) センター試験の振休
神奈川県立近代美術館 
内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」
看板見て惹かれた…直感で行ってきます。
体調不良により断念…。

○1月22日(金) FMICSあざみ野SD(1月)
コアメンバーです。かつては修論も叩いてもらった大事な学びの場。
詳細・申込方法はこちら
*後日感想UP予定

○1月23日(土) サードプレイスコレクション2010
「応募者多数のため抽選」になったら行けないかもしれませんが…。
1/9 事務局より当選の連絡をいただきました!行ってきます!

○1月24日(日) 放送大学「科学的な見方・考え方」期末試験
4限:13:15~

×1月24日(日) YCCセミナー vol.3「シブヤ大学」
YCC:ヨコハマ・クリエイティブ・センター
行ってみたかったけれど、放送大学の試験とバッティング。 

△1月23日(土)・24日(日)東京造形大学 ZOKEI展(卒展)

○1月27日(水) 大学院のU先生最終講義(聴講)

○1月28日(木) ゼミ秋学期最終講義&打ち上げ

○1月29日(金) 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター主催シンポジウム
「社会貢献で大学生の心は育つのかvol.2~心に火をつける「ふりかえり」~」

△1月30日(土) 大学院の修士論文中間発表見学

○1月30日(土) オープンキャンパス学生スタッフの同窓会(予定)

○1月31日(日) 放送大学「大学と社会」期末試験
2限:10:25~

○1月31日(日) カタリバ大学
第12講「社会を動かす、あたらしい教育現場」

×1月31日(日) リベラルアーツカフェ~静岡の教養~
静岡大学の学生さんがやっている「リベラルアーツカフェ」。
サイエンスカフェはよく聞くけれど、リベラルアーツは初耳だった。
今回は予定が合わなかったけど、次回以降、絶対参加したい。

○2月3日(水) FMICS BIGEGG 発送
会報誌の発送作業ですが、手を動かしながらする情報交換が良いのです。

○2月10日(水) FMICSあざみ野SD(2月)

○2月13日(土) カタリバ大学
第13講「ソーシャルベンチャーは新しい公共になりうるのか」

×2月13日(土) ひきこもりを考える(東京大学)
内閣府主催。今回はバッティングしていて行けないけれど。
「ひきこもり」「不登校」は私が向き合いたい課題のひとつ。

○2月20日(土) Q-Links キックオフ・シンポジウム
Q-Links:九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク

△2月20日(土)・21日(日) 立命館大学 学生FDサミット
体力が持てば20日夜or21日朝、京都に移動します。

×2月20日(土)FMICS2月例会「(仮題)経済不況下での就活を考える」
学生さんが話をします。参加できず、残念です。
この時期、何かと重なるものですね…。

○2月27日(土)・28日(日) ゼミ合宿@八王子セミナーハウス
(リンクは担当教授のブログに飛びます。)
久々にフル参加の予定。30分くらいスピーカーやらせてもらいます。
オープン合宿なので興味がある方は…濃くて熱くて徹夜ですが…。

△3月5日(金)~7日(日)関東3月ギャザリング'10
環境活動を行う学生組織エコ・リーグ(全国青年環境連盟)のイベント。
大学の学生も携わっているらしいので、少しでも顔を出したい…。

△3月6日(土)・7日(日) 大学コンソーシアム京都 FDフォーラム
参加したいのですが、7日に学内でイベントがあるので、行けない可能性大。

○3月13日(土)・14日(日)大学評価学会 全国大会
14日の第一分科会「職員と教員の協働とその評価の方法」で、オープンキャンパスの学生スタッフから見た教職協働について、コメントします(予定)。

×3月18日(木)・19日(金)大学教育研究フォーラム(京都大学)
行こうと思ったら、平日しかも春のミニ・オープンキャンパス直前。
休んだら叱られそう…。

○3月19日(金) FMICSあざみ野SD(3月)

△3月27(土)・28(日) FMICS 3月例会(京都合宿)


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民間学生寮の人気

2010年01月10日 | ニュース
安心“寮くん”管理人がいて食事も、掃除なし
 大学受験シーズンも本番。春からの「新生活」を思い浮かべながら頑張る受験生もいるだろう。女子大生が狙われた事件や新型インフルエンザの流行など、何かと物騒な世の中で、管理人住み込み、食事付きの民間学生寮が人気らしい。
(2010年1月9日17時41分 読売新聞)

全文は、続きを読む↓へ

寮に注目が集まっているようですね。

先日、50歳過ぎたくらいに、大学の寮のオバチャンになりたい!とひらめきました。

ただ、私が考えたのは、もっとコミュニティに近い学生寮です。
学生寮ですが、リタイアした人の人材バンク的な老人ホーム(介護が主目的ではなく、高齢者対応マンションみたいなイメージの積極的に入りたくなる家)が隣接していて、入居者の方が、寮のご飯作りや掃除などをやりつつ、学生の人生相談にも乗って、大学の授業を一緒に受けることもできます(生涯学習です)。
授業を受け持ってもいいですよね。
さらに、寮のそばに畑を作り、学生寮&ホームの入居者が一緒に野菜作りして、その野菜を食卓に出します。
大学内に保育所を作って、教職員&学生の子どもたちを預かり、ホームの入居者がその子どもたちの面倒を見て、学生たちも一緒に遊びます。学童保育や、地域の障害者に対応した施設を設置してもいいと思います。

人との触れ合いばかりの寮。学生は「わずらわしい」と思うでしょうか?
「温かい」と思うでしょうか?

管理や監視ではなく、人間関係で安全を作り、学生を守れるようなコミュニティを作れたらいいな、と思うんです。

何よりも私が一番入居したいです。いかがでしょうか?

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安心“寮くん”管理人がいて食事も、掃除なし

 大学受験シーズンも本番。春からの「新生活」を思い浮かべながら頑張る受験生もいるだろう。女子大生が狙われた事件や新型インフルエンザの流行など、何かと物騒な世の中で、管理人住み込み、食事付きの民間学生寮が人気らしい。

 ◆病気には親代わりの世話も◆
 「40度の熱が出ちゃいました」。昨年11月、東京・新宿区の男子寮「西早稲田学生マンション」。早稲田大国際教養学部1年の中村雄輝さん(19)がふらふらになって食堂に駆け込んだ。
 調理師が本職の管理人、足立忍さん(45)が近くの病院を紹介してくれ、新型インフルエンザではなく「風邪」と診断された。完治までの9日間、足立さんはおかゆやうどんを作って個室に届けてくれた。
 「考古学者の父と母は中米にいる。親代わりになってもらい、心強かった」と中村さんは感謝する。
 昨春オープンした5階建ての寮には、7・5畳の個室が60。ベッドや机、冷蔵庫などが備え付けだ。朝夕食は食堂で決まった時間帯に取り、浴場やトイレは共用だが、厳しい上下関係も掃除当番も、門限もない。寮生で同大教育学部1年の仲田有佑さん(20)は「牛丼店のアルバイトで週2、3回は帰宅が午前1時を回る」という。
 費用は食費、管理費込みで月10万円ほどだが、食事のメニューは管理栄養士が考案、各地の郷土料理も含め年200種類に上る。仲田さんの母、貴子さん(47)(札幌市)は「料理で火を使う危険もないし、コンビニ弁当で済ませたり食事を抜いたりする心配もない。『安心料』を含めれば納得できます」と話す。
 学生にとっても炊事の時間をサークルや勉強に回せる利点がある。空室の目立っていた男子寮が食事付きにしたとたん満室になる例は珍しくないという。
 学生寮などの運営会社「毎日コムネット」(東京)によると、管理人常駐の民間学生寮は全国に約600棟(約4万5000室)あり、首都圏の4都県に約340棟(約2万5000室)が集中。食事付きのタイプは6割を超える。

 ◆女子寮は防犯体制第一◆
 一方、部屋数で5割強を占める女子寮で肝心なのは何と言っても防犯体制だ。
 川崎市の女子寮「東京・スチューデントハウス溝の口」(100室)の1階事務室。玄関、駐輪場など4か所の防犯カメラの映像がパソコンに映し出され、中村律子館長(59)夫婦が午前7時から、門限の午後11時まで目を光らせる。カメラは24時間監視で、玄関は当然オートロック。男性は肉親でもロビーまでしか入れない。
 同寮に住む慶応大2年生(21)の母親(50)(茨城県つくば市)は「都会に娘を送り出す寮には管理人常駐と門限が最低条件」と強調する。有刺鉄線や赤外線センサー、さらには盗聴・盗撮検知器による調査や指紋認証システムを取り入れるところも出始めた。
 首都圏で寮を運営する「伊藤忠アーバンコミュニティ」や「東仁学生会館」には、昨年末時点で既に今春空く予定の部屋の4割以上に予約が入ったという。
 大学生の実情に詳しい島田博司・甲南女子大教授(教育社会学)は「社会に潜むリスクが拡大し、『かわいい子には旅をさせよ』と子供を突き放すのは難しくなった。ただ大人としての精神的なタフさをどこで育てるのか心配」と話す。門限などの「束縛」で敬遠されたこともあった学生寮だが、「安全・安心」を求める風潮が強まる中で、再び脚光を浴びている。(広中正則)
(2010年1月9日17時41分 読売新聞)