こんにちは、さくらです。
夕暮れ時のカフェのテラスで、PCを開いてみました。
書きあがるころには、日も落ちて、寒くて店内に戻っていそうですけれど
さて、私も先日、田中文科相が2013年度開設予定だった3大学を一転して不認可としたことについて、エントリを書かせていただきましたが、ブログやFacebook、Twitterなどさまざまなところで、大学関係者の方々が、ご意見を述べられていますね。
私自身の記事は、かなり感情的な側面に寄ってしまっているなと自覚しつつも、直接、大学に関わらない方(友人・知人たち)にも、大学という組織体の中に「人」が存在するという側面を知っていただきたかったので、そのままアップすることにしました。
別の側面の意見をお持ちの方もいらっしゃいますし、Twitterなどは匿名性も高いので、誰とは言及せずに、間接的に批判し合っているような、空中戦を目にすることもあります。
私は、私と別の、それこそ真逆の、田中大臣のアクションに賛成される方が身近にいたとき、「そういう視点もあるんだな」と思って、読むようにしています。
私たちにとって大切なのは、別の意見に対して「開いていること」だと思うのです。
自身とは別の考えを目にすると、真剣に考えていることであればあるほど、「それは違う」と否定したくなったり、文章の一部分や言葉だけを取り上げて批判したくなったりする心の動きはわかります。でもそれだけでは、事態は良くなりません。
設置審の在り方や、経営に問題がある大学への対応、大学教育の質保証や教育・研究の推進など、田中大臣の問題提起自体は、これまでも議論されてきたことですし、改革が前進するならば、喜ばしいことだと思います。
その時に必要なのは、意見をぶつけ合うことではなく、異なる意見を受け止めて議論すること、ですよね。
否定するだけでは、閉じていることと同じ。反対意見を述べる時には、自分の意見を語ると同時に、少し隙間を空けて、互いの意見を聞き入れる姿勢が必要だなと思います。“高等教育”関係者ですものね。
もうひとつ、さらに残念だと感じるのは、どこの現場にも立たずに、高所から評論家のように語られること。
鳥の目を持つこと、森を見ることは大切ですが、当事者性を持たない言葉は、現場の関係者にまず失礼ですし、一考あればこそ、その方自身の言葉で、具体的なご意見を聞かせていただきたいものです。
ここ数日、さまざまな意見が飛び交うのを見ていて、そんな風に感じました。
今回のことで、改めて、大学はただ形として存在するのではなく、「人」がつくりあげているものなのだということを実感しました。
3大学が連携して撤回を求めるという動きも報じられていますし、今回の不認可については、白紙になることを願います。
さ、寒くなってきたので、カフェの店内に戻ります
夕暮れ時のカフェのテラスで、PCを開いてみました。
書きあがるころには、日も落ちて、寒くて店内に戻っていそうですけれど

さて、私も先日、田中文科相が2013年度開設予定だった3大学を一転して不認可としたことについて、エントリを書かせていただきましたが、ブログやFacebook、Twitterなどさまざまなところで、大学関係者の方々が、ご意見を述べられていますね。
私自身の記事は、かなり感情的な側面に寄ってしまっているなと自覚しつつも、直接、大学に関わらない方(友人・知人たち)にも、大学という組織体の中に「人」が存在するという側面を知っていただきたかったので、そのままアップすることにしました。
別の側面の意見をお持ちの方もいらっしゃいますし、Twitterなどは匿名性も高いので、誰とは言及せずに、間接的に批判し合っているような、空中戦を目にすることもあります。
私は、私と別の、それこそ真逆の、田中大臣のアクションに賛成される方が身近にいたとき、「そういう視点もあるんだな」と思って、読むようにしています。
私たちにとって大切なのは、別の意見に対して「開いていること」だと思うのです。
自身とは別の考えを目にすると、真剣に考えていることであればあるほど、「それは違う」と否定したくなったり、文章の一部分や言葉だけを取り上げて批判したくなったりする心の動きはわかります。でもそれだけでは、事態は良くなりません。
設置審の在り方や、経営に問題がある大学への対応、大学教育の質保証や教育・研究の推進など、田中大臣の問題提起自体は、これまでも議論されてきたことですし、改革が前進するならば、喜ばしいことだと思います。
その時に必要なのは、意見をぶつけ合うことではなく、異なる意見を受け止めて議論すること、ですよね。
否定するだけでは、閉じていることと同じ。反対意見を述べる時には、自分の意見を語ると同時に、少し隙間を空けて、互いの意見を聞き入れる姿勢が必要だなと思います。“高等教育”関係者ですものね。
もうひとつ、さらに残念だと感じるのは、どこの現場にも立たずに、高所から評論家のように語られること。
鳥の目を持つこと、森を見ることは大切ですが、当事者性を持たない言葉は、現場の関係者にまず失礼ですし、一考あればこそ、その方自身の言葉で、具体的なご意見を聞かせていただきたいものです。
ここ数日、さまざまな意見が飛び交うのを見ていて、そんな風に感じました。
今回のことで、改めて、大学はただ形として存在するのではなく、「人」がつくりあげているものなのだということを実感しました。
3大学が連携して撤回を求めるという動きも報じられていますし、今回の不認可については、白紙になることを願います。
不認可の3大学、撤回求め連携 理事会で「あきらめぬ」
田中真紀子文部科学相が大学新設の申請があった3件を不認可とした問題で、不認可とされた秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)は3日、3大学が連携して田中文科相に不認可の撤回を求めていく方針を確認した。
岡崎女子大の開学をめざしていた学校法人「清光学園」(同県岡崎市)では3日の理事会で、「あくまで4年制大学の開設はあきらめない」との方針を確認。当面、募集要項を請求したり、説明会に参加したりした高校生に個別に連絡し、対応にあたる。
また、運営する岡崎女子短大のインターネットのホームページに、今月末に予定していた4年制大学の入試が実施できなくなったことをおわびする「お知らせ」を掲載した。
朝日新聞デジタル 2012年11月3日
田中真紀子文部科学相が大学新設の申請があった3件を不認可とした問題で、不認可とされた秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)は3日、3大学が連携して田中文科相に不認可の撤回を求めていく方針を確認した。
岡崎女子大の開学をめざしていた学校法人「清光学園」(同県岡崎市)では3日の理事会で、「あくまで4年制大学の開設はあきらめない」との方針を確認。当面、募集要項を請求したり、説明会に参加したりした高校生に個別に連絡し、対応にあたる。
また、運営する岡崎女子短大のインターネットのホームページに、今月末に予定していた4年制大学の入試が実施できなくなったことをおわびする「お知らせ」を掲載した。
朝日新聞デジタル 2012年11月3日
さ、寒くなってきたので、カフェの店内に戻ります
