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さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

大学アド公開研究会、終わりました!

2016年01月24日 | 勉強会・イベント
こんばんは、さくらです。

桜美林大学大学院大学アドミニストレーション公開研究会、無事に終わりました。

懇親会&二次会が終わるまで、雪も降らず、ほっとひと安心です


諸星先生のお話は案の定、炸裂していて、記録には残せない言葉も多々ありましたけど(笑)、すごく面白かったです。

現在の職場では教務委員会担当として、教学の様々な話題に接していますが、GPA制度やシラバスの充実などを大学在学中に経験できたことは、諸星先生が教学担当副学長時代に導入してくださったおかげなのでした。桜美林大学で学べたことを改めて誇りに思うエピソードです。


私の発表は、15分の持ち時間を3分オーバーしてしまって、だいぶ反省しました
もともと準備の段階で、ギリギリかオーバーしそうだなという予感はあったのに、「諸星先生の話を絡めてね」というオーダーを受けても何も削らなかったことが敗因かと。
精進あるのみですね。

なかなか人前で話をさせていただく機会がないので、良い経験になりました。
参加してくださった方々に、心から感謝いたします。ありがとうございました!

今日は眠いので、この辺で。
とりいそぎの終了報告でした!

あたたかくして、おやすみください

1/23(土)にお話しすること。

2016年01月22日 | 勉強会・イベント
こんばんは。さくらです。

いよいよ明日、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション公開研究会で話します。
レジュメはこんな感じです。少しだけ先に公開しますね。

↓↓↓

テーマ:大学職員にとっての『学び続けること』と『学びを活かすこと』2


1.自己紹介

2.20代前半で学んで大変だったこと
 ・授業についていけない。
 ・同世代がほとんどいない。

3.20代前半に学んでよかったこと
 ・多様な年代の方(特に年上・役職が高い方)と、仲間として話ができること。
  →当時、課長や部長だった方が、現在、部長や事務局長に。教員になった方も。
 ・大学業界から離れていたときも、支えてくれた大学仲間の存在。

4.10年間で変化を感じたこと
 ・大学業界:学ぶことへのポジティブさ、学んでいる人へのポジティブさ。
 ・自分自身:どうしても理解できなかった「私立大学等経常費補助金」の話をしている。

5.この先30年、学び続けながら生きていく
 ・学びの場(コミュニティ)
 ・何のために学ぶのか

6.おまけ:私が話せないこと(経験がないこと)
 ・社会人としての大学院での学びとの両立
 ・学ぶ前と学んだ後の大学観の変化や、業務の捉え方の変化
 ・大学職員として、「研究」を続けることの意味と意義

***

実は、今回、修了して10年経って初めて、公開研究会に登壇させていただきます。
15分間ですが、どんな話をしたら参加者の方にプラスになるのか、たくさん悩みました。
でも、過去にあった、OB・OGが自身の研究や、業務上携わっているプロジェクトなどを話す回と異なり、「学び続ける」当事者としての話しかできないなと思いました。
大学院で学び始めてからの10年間を振り返り、定年の歳を迎える約30年先に向かってどう学び続けていくかを、自分の言葉で語ります。

というわけで、見ていただいておわかりになるように、たいそうな話はできないので、気軽にお聞きいただけたら嬉しいです。

※「おまけ」の部分は、フロアの仲間たちに振りますのでよろしくお願いします(笑)

1/23(土)大学アド公開研究会

2016年01月14日 | 勉強会・イベント
本日2本目はお知らせです。

来週、1月23日(土)に少しだけお話させていただくことになりました。

★桜美林大学大学院大学アドミニストレーション公開研究会
大学職員にとっての「学び続けること」と「学びを活かすこと」2
↑詳細は桜美林大学公式サイトにてご確認くださいませ。

■日 時:2016年1月23日(土)15:00~18:30
     ※終了後、情報交換会

■場 所:桜美林大学 四谷キャンパス(千駄ヶ谷)1階ホール

■参加費:研究会参加費:無料
     情報交換会 :4,000円

■申込み:高橋真義研究室 shingi [a] obirin.ac.jp
□締 切:2016年1月21日(木)
※氏名、勤務先、所属、連絡方法(電話、メールアドレス)、情報交換会参加の有無を明記の上お申し込みください。
桜美林大学大学アドミニストレーション研究科在学・修了生は学籍番号、一般参加の皆さまには、本研究会を何によってお知りになられたかを併せてお知らせください。


お待ちしています

3/5(木)成蹊大学FD・SD講演会

2015年03月08日 | 勉強会・イベント
3月5日、仕事終わりに成蹊大学へ。



成蹊大学高等教育開発・支援センター主催
FD・SD講演会「教育現場でいま求められていること~ 2020年に向けてキーワードをよみとく~
に参加しました。

リクルートカレッジマネジメント編集長・小林浩さんが司会を務められ、他6人と共に登壇されました。

1時間半という時間に、高校生の現状、英語の4技能を測る資格試験・検定の活用、国際バカロレア(IB)、アクティブラーニング、探求基礎(京都・堀川高校)とRouteH、カリキュラムデザイン、オリエンタルランドのFSPプログラムと、今話題のトピックを詰め込んだ盛りだくさんな内容。

業務を切り上げるのが遅くなった関係で、前半のプレゼンテーションを聞くことはできなかったのですが、事前にサイトで資料を公開(現在は終了)していただいていたおかげで、どのような話をされたのか、概要をつかんでディスカッションの時間を迎えることができました。
1人のスピーカーについて7分という持ち時間は、「もっと聞きたい!」という気持ちや質問を喚起するという意味では有りなのかもしれません。
また、ディスカッションの時間は、予想していた通り、“双方向”のディスカッションまでは叶いませんでしたが、小林さんの仕切りのもと、各者のプレゼンテーションを深堀する質疑応答が行われました。


以下、当日の話題を雑多に羅列します。
(カッコ内のお名前は、その方が話していた時に出た話題を私がまとめたもので、厳密にその方の発言ということではありませんのであしからず。)

・高校生の立場からどんな教育が必要なのかを考えてみる。エリクソンの心理社会的発達段階説によると13~22(19)歳の発達課題は「自己同一性の確立」であり、「私は誰か? 私は私の何を活かして社会に参画できるか?」という問いを持ちながら、大学に入学してくる。(ベネッセ・山下氏)

・カリキュラムツリーを作ろうとすると、専門の科目のみで検討しようとするが、大学全体の活動と学生の発達段階、成長を考えてカリキュラムをデザインすることが大切。(ベネッセ・山下氏)

・(中教審答申等でも指摘されながら、カリキュラムマップによるカリキュラムの構造化やナンバリングが進まないのは、どうすればいいか?)日本では教員に科目が紐づいており、科目が多い。全体を見直し、学生にとってどのような科目が必要かを、教員の名前を抜きにして整理してみる。カリキュラムマップは“学生の成長マップ”であると考えることが大切。(ベネッセ・山下氏)

・オリエンタルランドでテーマパーク運営にあたって求める人材像は、「Safety・Courtesy・Show・Efficiency」を通して「Happiness」という“提供価値”をお客様に出せること。企業は従業員に対してお金を払っているので、しっかり育ってくださいと言えるが、大学は学生=顧客でもあり、“提供価値”を考えなければならない分、複雑で難しい。(オリエンタルランド・横山氏)

・求める人材像を示すのは難しいが、難しいとは言っていられない。(オリエンタルランド・横山氏)
・経済成長期には他と同じ(漠然とした)人材像を示していても良かったが、これからは「提供価値」を明確にしていく必要がある。(リクルート・小林氏)

・(日本語ディプロマプログラムのIB校の認定のスケジュールとして、平成27年2月に最初の認定がなされるという話があったが?)もうすぐ認定される予定。2018年・200校に向けての課題は、学習指導要領との兼ね合いであり、生徒の負担を増やすものにならないようにしたいと考えている。(文科省大臣官房国際課・松木氏)

・(近大×ベルリッツや、神田外語大学と他大学の提携のように、大学内の英語教育は外部委託になっていくのだろうか?)大学としての英語教育のメソッドは何か、その答えがどうあるかにより、外部か内部かは変わるだろう。(ベネッセ・藤井氏)

・(リクルート調べによると、アクティブラーニングは高校で47%が導入していると回答、ただし全体で導入するのは8%。飛躍的に導入するにはどうしたらいいか?)アクティブラーニングの基本は、「授業の受け方」。聞くときは聞く、話すときは話す。これをやるだけでも、学び方が変わる。(アクティブラーニング社・羽根氏)

・教育はインプット+アウトプット。いまの情報化社会に置いて、知識の提供は価値がなくなってきている。アウトプットをどうさせるか。フィンランドのアールト大学では、3~4年生はアウトプットのみ。カリキュラムをなくし、ものをつくることに注力する。2008年から改革が始まり、7年でここまで変化している。学生たちが立ち上げた「SLUSH」というイベントは今年、「SLUSH ASIA」として東京でも開催される(4/24)。(アクティブラーニング社・羽根氏)

(補足)
アールト大学紹介(飛ぶ教室)
 *他にも検索すると様々な記事が出てきます。
SLUSH ASIA

アールト大学については良く知らなかったのですが、ちょうど友人がFacebookで「SLUSH ASIA」について書いていたこともあり、タイムリーな話題でした。


上記のほか、フロアから「高大接続答申では、『人が人を評価する』という入試の変革は本当にできるのか」「IBには教員養成のコストも大きいが、どうか」などといった質問もあり、タイトルの通り、「教育現場でいま求められていること」に多岐にわたって触れることができました。

大学の教育に関するイベントは、さまざまあるトピックの中からひとつのテーマを定めて、深堀りしていくものが多いのですが、今回、こうした広く浅くさまざまな話題に触れる形式のイベントに参加して、近視眼的にならずに大学教育を俯瞰的に見ることができるという意味で、FD・SD研修としてこういった形式もありだなと感じました。

また、今回は高校生の理解からカリキュラムデザイン、就職支援・社会から求められる人材像まで幅広く触れられ、これらは繋がっているのだと改めて実感しました。
私自身、職場の業務では教務関係の教職員向けの研修会を担当してるのですが、「教務」「就職」「広報」「学生支援」など、その担当者同士で考える研修会だけでなく、大学教育の一連の流れ、入口から出口までをつないだ研修の機会も考えられたら面白いなと思い、このイベントの形式自体が、とても有益な時間でした。

業務を切り上げて向かうのはハードでしたが、参加できてよかったです。

2/28(土) 教育サロン in 東海

2015年03月01日 | 勉強会・イベント
こんばんは。さくらです。

今週末は名古屋に行ってきました。

2/28(土)、第24回 教育サロン in 東海 に参加してきました!

会場は、名古屋商科大学伏見キャンパス。MBAのキャンパスで、とてもゴージャスな内装でした
(2015年4月からは、名古屋丸の内キャンパスに移転し、より充実した施設になるようです。)

発起人の池田輝政先生、福岡大学の山口住夫先生のご挨拶のあと、事務局を務めるラーニングバリュー本田氏の司会のもとで、まずは自分の「学習スタイル」を知るテスト。

学修スタイルの「Do」「Look」「Think」「Plan・Grow」の4つのバランスを知ることができるのですが、私は「Do」が最も多く95%、次いで「Plan・Grow」が65%くらいで、「Look」「Think」は約35%と少なかったです。

それはつまり、「ひらめいたらぱっとやる」タイプ。でも長続きしないのかもしれません。
何が多ければいいということではなく、そういうタイプだということです。環境や状況によっても変わり、現状、もしくはこうありたいという自分の意識が反映されるそう。
教育サロンに何度か参加している方からは、「いつもDoが高いんだよね」「前回よりバランスが良くなった」などという感想がありましたので、度々やってみると、変化がつかめるのかもしれません。
私も、「参加するために名古屋まで来ちゃったし」なんて気持ちもあって、アクション重視の回答になっていたので、実際よりも「Do」が強く出ていた部分がありそうです。
これからは一つ一つのアクションに、深い観察や分析を加えて、「Look」と「Think」もバランスよくできるよう、高めていきたいと思います。


続いて、「記者会見」というグループワーク。
5~6人にわかれ、自己紹介のネームプレートを書いたら、一人の発表者が自己紹介した後、残りのメンバーが記者として順に質問をして、互いのことを知るというものでした。
ネームプレートには、名前と所属以外に、趣味なども書くため、仕事の話だけにならず、楽しく対話できましたよ


そして、今回のテーマ。
―「アクティブラーニング」失敗事例をもとに「学生がまなぶとき」を考える―

話題提供は、「アクティブラーニング失敗事例ハンドブック」をまとめた名古屋商科大学の亀倉正彦先生です。

 名古屋商科大学 アクティブラーニング失敗事例ハンドブックを公開しました

亀倉先生の専門は経営学(組織論・経営資源論)。産業界ニーズGPで連携した中部圏の大学から、アクティブラーニングの失敗事例を集め、「失敗学」の手法に基づいて分析した成果をご発表くださいました。


その後、「記者会見」ワークのグループに戻り、ディスカッション。
私のグループでは、

 ・「失敗学」に関連して。
  ・教育における「リコール」は成り立つのだろうか。
  ・ノーベル賞受賞の赤氏・天野氏は、何度も失敗しても、人よりもあきらめずに続けたという。
   失敗の中に発見もあったのだろう。大きく見れば失敗かもしれないが、
   その中には小さな成功体験があり、それが細く長くつながっているのではないか。
 ・「アクティブラーニング」とは何か。
  ・文部科学省の定義は教授学の中だけの話で、それが求められた背景や想いなどは含まれていない。
   どう読み込んで、何をつくっているかは各大学や分野によって異なるのだろう。
  ・アクティブラーニングは方法論であり、講義型でも、話を聞く中で将来を考えたり、
   社会の出来事と結び付けたり、気づきがあればアクティブラーニングなのでは。
  ・どのように成績評価をするか。学修目標・達成目標があり、その評価方法を考えてから、
   手法としてのアクティブラーニングを選択するかどうかを考えるという順番になるのでは。

などという話題が出ました。

他のグループでも、そもそも「アクティブラーニング」とは何か、というところに改めて立ち返っていて、こういった話を肩書や役職を抜きにしてフラットに話せる場があるということはとても大切だなと思いました。また、これを各大学の学内で出来たらいいのに、ということが、この教育サロンの始まりのきっかけでもありますし、私も強く感じたことでした。

ちなみに。文部科学省の「アクティブラーニング」の定義はこちら。
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。



改めて読んで感じたのは、(グループ内での指摘もありましたが)今は「手法をどう取り入れるか」にばかり注目がいってしまっているということ。
冒頭に「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり」という否定の一文があるせいもあるかもしれません。

そして、目的「学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。」が薄れてしまっているということ。
でも、この目的すら、本来は、「学生がこれからの複雑化した社会で生きていくために」、身に付けた方がいい力を育成するものであって、本当に考え込まなければならないのはアクティブラーニングをどうやってやるかではなく、学生が成長できるようにするにはどんな教育に取り組んだらいいか、なのではないでしょうか。
それがとても、読み取りにくい定義になってしまっているのが残念です。

きっと、国レベルで取り組もうとなった背景にも、子どもたちが成長するために、それまで各所で実践されていた「協同学習」や「サービスラーニング」や「フィールドワーク」といった活動を通した学習の事例を把握して、「こういうの、いいね!」と共感した人の「想い」があったと思うのです。でもそれを国の資料にしたら、とてもクールな定義になってしまいました。

もちろんこの辺りは私の想像ですが、今回の教育サロンで参加者の方々とお話をする中で、改めて「アクティブラーニング」について考える時間を持つことができました。


初参加でしたが、暖かく迎え入れてくださった先生方、事務局の方、共に参加した方々に感謝です。
また、東京での開催もあるようなので、楽しみにしています。


以上、まとまりがありませんが、振り返りでした。
順番前後しますが、後日、EMIR勉強会や、横浜国立大学AP推進フォーラムについても、感想を上げたいと思います。
「Do」だけでなく、「Look」や「Think」も深められるように!

では、おやすみなさい。